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【実録】ハッチポッチ過剰摂取で破裂した新人Pの末路

前置き

例の如く長いのでさっさとライブ感想まで行きたい人は下まで読み飛ばしてください。

案件、襲来

ミリオン10thAct1Day2から一週間ほど経った4月末。瑞龍は天空橋朋花に狂っていた。
現地で初見浴びしたMaria Trapがあまりにも“良”過ぎて完全に沼にダイブしてしまったのである。
彼女のことについて語るともう一件ほどnote記事を書かなければいけなくなるので控えるが、ともかく瑞龍の精神はミリオン(主に天空橋朋花)に支配されていた。あとミリPのフォロワーがやたらに増えたので軽率に下らないツイートができず困っていた。

そんな折、一通のDMが届く。珍しいことだ、と通知からメッセを開くと、名も知らぬミリオンPの方だった。
名をたこきち(@saki_sakechil)さんという方なのだが、話を要約すると、「あなたの書いた10thAct1の感想記事が面白かったからハッチポッチフェスティバルの円盤を見て欲しいので投げつけてよいか?」というものだった。
首を傾げる。その時点での瑞龍は、ハッチポッチフェスティバルなるライブについて、名前は知っていたものの、実態はどういうものなのか全く知らなかった。色々考えて、夜も遅いのでとりあえずこの件はステイとさせてもらった。

そもそもFF外の他人からライブ円盤なんて高価ものをいただくのはさすがに躊躇われる。というか、依頼を受けて記事を書くなんてそれはもう“案件”だ。
Act1の記事はただ書きたいがままに溢れる想いを吐き出しただけだし、Day1のアーカイブをプレゼントされたのは気の知れた友人からだ。
自分の拙文を売り物にする気なんて毛頭ないし、いつでも100%の面白い記事が書けるわけじゃない。これは受けても良いものか、と少々悩む。

しかし、膨れ上がったTwitterの通知履歴を見ると、新人Pの熱狂に喜びや楽しさを見出してくれる先輩Pたちがいる。そのことを思うと、これもDay1の記事の締めくくりに書いた、「新人Pとしてミリオンを盛り上げていくこと」に繋がるのではないだろうかと思い始めた。

そう考えると俄然やる気が湧いてくる。
そう、これは案件ではない。先輩Pから新人Pに対する“挑戦状”だ。
ならば受けて立とう。連綿と語り継がれる伝説に、新人Pが何を見るのか。
それをここに打ち立て、今なお輝くミリオンの閃光を次へ続ける灯火の一つとなろう!
なんて調子に乗って軽い気持ちで了承の返事をした。

それが間違いだった。


本筋

ブツが宅配でやって来た

そもそもハッチポッチって何やねん、NHKか?と思いながら無事に送り届けられた例のブツこと、「THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!!」(長い)の円盤。
これを読んでいる先輩P諸兄には必要ないであろうが、一応ぼくのような新人Pもいるかもしれないので先に説明しておこう。

このライブは2017年10月7・8日に日本武道館にて開催されたライブイベント。765PROALLSTARSとMILLIONSTARSの合同による国内初の「765プロ合同ライブ」。各日1公演の計2公演で、出演者は両日に別れて1公演ずつ参加する。(ニコニコ大百科より引用)

噂によるとセトリは完全なシャッフルで、どのユニットのどの楽曲がどのアイドルから飛び出すのか全く分からないものらしい。
曰く、“寄せ鍋”と。
なんかもうこの時点で若干不安の兆しがあるし先輩Pから「やべーもんが渡ってしまった」だの「これは感想に期待」だの「狂う姿が見たい」だの脅しをかけられて戦々恐々。
それはともかくまあ見ないことには始まるまい。

例の如く事前情報はほぼゼロ、セトリも出演者も何も知らない状態で挑むことにした。
当然ながら瑞龍はまだまだミリオン新人Pであり、ASの曲も有名なもの以外はほとんど知らないため、特筆しない限り全て初見・初聞きの曲である。
そんなこんなで、ハッチポッチフェスティバルの円盤は我が家の再生機のディスクトレイに収められた――――。

饗宴開幕、ハッチポッチの洗礼

まずはいつも通りの社長と事務員さんの注意事項パート。今回はミリシタ開始直後ということで、高木さんに加え美咲ちゃんと小鳥さんの三人体制だ。
そして今回初めて知ったが、どうやらこのパートで事務員さんも黒シルエット化するのはミリのライブでは普通のことらしい。小鳥さん日サロにでも通ってるのかと思った。
そういえば武道館のライブって見るの初めてだなーなんて思っていると舞台の幕が上がり、鍋が象徴的なオープニングが流れる。
見知ったアイドルたちが次々と紹介され、765ASとミリオンスターズたちの共演という事実に心が踊る。

そして、記念すべき一曲目、『Welcome!!』
まず自分は思った。

「Welcome!!って実在する曲だったんだ……」

名前だけは幾度となく聞きつつも、曲自体は聞いたことなかったし、合同でも10thでもやらなかった。先輩PたちがJUNGO氏に忘れられた曲だとぼやきながら再演を望んでいる曲らしいのだが、正直存在があやふや過ぎて先輩たち全員が抱えている集団幻覚か何かなのでは?と危惧していたくらいだった(ミリオンなら有り得る)。

まあ冗談はさておき曲自体はとても良い。
初っ端からゆい㌧(渡部優衣さんの愛称らしい。可愛い)の「あい!あい!」煽りもあり、コールもバッチリでなんとも楽しい。
サビの盛り上がりや、ノリノリのダンスも相まってかなりテンションの上がる曲となっている。
特にミリオン勢のワチャワチャがものすごいことになっており、若干ASの御大方が押されているように見受けられるような節もある。
端っこのゆい㌧は相変わらず飛んだり跳ねたりしていてアグレッシブだ。というか彼女、10thAct1でも端っこにいたが、もしかして暴れすぎて危ないから端っこに配置されているのだろうか?
歌詞も途中途中で「Thank you!」を彷彿とさせるものが混じっており、いきなりうるっとさせられる場面も。

終わる頃には全員息も切れ切れで、この曲の運動量の凄さを物語っていた。
いやASの皆さん本当に大丈夫か?


と、続けてMCと自己紹介パートに入る。
自分にとっては初見となる貴音役の原由実さん(美人!)やあずささん役のたかはし智秋さん(セクシー!)、歩役の戸田めぐみさん(かっこいい!)なども混じり、いつも元気になる茜ちゃんのハイテンションなトークや、緊張してるような感じの紬のわたわたを楽しんで行く。
なんかアイドルは食材らしい。武道館って鍋だったんだ。へー。まあミリオンだもんな。

中でも一際強い存在感を放つのは、やはり絶対的センター、アイマスの顔、天海春香役の中村繪里子さんだ。
貫禄たっぷりのセンスあるトーク、会場中のプロデューサーの心を鷲掴みにするカリスマ!一番後ろの席だろうとライビュだろうと、そして円盤視聴勢であろうと全員を連れて行くという気概を持ったこのトップアイドル!さすがは765プロの生きる伝説!
そんな春香と隣合って立つ未来の姿に微笑ましく、また誇らしい気持ちを抱いていると、いよいよライブパート本番に入る…………。

って、このルーレットの演出なんか既視感あるぞ!!
そう、これは去年の8月と10月に行われた「シャニマス初の対バンライブ 283PRODUCTION UNIT LIVE SETSUNA BEAT / MUGEN BEAT」で見た『プロデューサーを確実に殺す地獄シャッフル』の演出!!

ここで瑞龍はようやく気付く。

「このライブ、やべーやつだ!!!!!」


神SUMMER!!

おおっと1曲目からいきなり季節感がぶっ飛んだ!!このライブは10月に行われたと聞いたはずだったが?まあ2月の合同ライブでもビーチブレイバーから入ったしこの程度では驚かない。そういえばこの曲はなんとなく聞き覚えがある。確かアニマスの挿入歌か何かだったのではなかろうか?

魂が南国に行く系の曲だ。ゆったり目の曲調が海風を砂浜に運んでくるようで、青空と海が見えるようでニコニコしてしまう。
てか可憐、その中に混ざるんだ……。


アニマル☆ステイション!

「人間は万物の霊長である」という自覚、もしくは「文化的プライド」と名付くる、所謂「人間の皮」一枚を以て、自己の精神生活の内容を蔽包んで、常識とか、人格とか名付くるお化粧を施して、超然と澄まし返っているのであるが、しかし一旦、その表皮、すなわち人間の皮なるものを一枚剥ぎ取ってみると、その下から現われて来るものは、やはりその人間の遠い遠い祖先である微生物が、現在の人間にまで鍛い上げられて来た、驚くべき長年月に亘る自然淘汰、生存競争の大迫害に対する警戒心理、もしくは生存競争心理が、その時代時代の動物心理の姿で、ソックリそのままに遺伝されたものばかりである事実が、余りにも露骨に発見されて来るのである。

『ドグラ・マグラ』夢野久作

ことライブ会場という場所において、人間は自己を見失ってしまうことがしばしばある。
そんな時、人は人の皮を脱ぎ捨て、ガオーとかパオーンとかペンペーンとかウンババーとか叫んでしまう。そんな現象の極地が、この一曲には詰まっている。

…………。

いや、ペンペーンはおかしいだろ。

まともにコメントすると収拾がつかなそうなので短くまとめておくが、まあハム蔵が可愛いということは言っておく。これたぶんミリオンの曲なんだろうけど(雰囲気で分かるわ)響が一緒にやってるのが良い。被り物とか小物が良い味出してるね。
あと、途中の動物名ラッシュのとこにオーズ味を感じたのは自分だけじゃないはず。


きゅんっ!ヴァンパイアガール

あ゛っ゛や゛っ゛べ゛ぇ゛き゛ゅ゛ん゛パ゛イ゛ア゛じ゛ゃ゛ね゛ー゛か゛!!!!
合同ライブで直撃を受けて危うく死ぬかと思ったビッグナンバー!いやでも千雪さんがいないから致命傷にはならねぇだろうと思っていたのも一瞬。マント、可愛い!!!!!

しかも歌唱メンバーはAS組無しの百合子、可憐、奈緒!!?
可愛いんだよチクショウ!!

それぞれ別方向での吸血鬼としての適性があって滅茶苦茶ハマってる!!
おいしそうなプロデューサーさん発見じゃねーよ!!!百合子おい!!!その舌なめずりは18禁だろ!!!七尾百合子マジでポテンシャルの化け物過ぎる。
奈緒の関西弁ヴァンパイア新しくて可愛いし!!
可憐とか同人小説一本書けそうなくらいのポテンシャル秘めてるじゃねーか!!

マントの振り方にもそれぞれの個性が出ていて、楽しそうで、妖艶で……。
ぼくは無事に吸われ尽くして死んだ。以降の瑞龍は死体です。ワイトです。


スタ→トスタ→

これは百合子と杏奈のゲーム好きコンビの歌唱。
知らない曲だが、たぶん亜美真美の曲なのではないだろうか?と思ってたら、後のMCでそうらしいことが分かった。
冒頭もぼうけんのしょの入力画面から始まる通り、共にサブカル愛好家として劇場内でも仲良しな百合子と杏奈。個人的な所感だが演者さんもなんだか似た顔をしており、並ぶと姉妹のように見える。
二人の楽しげなライブパフォーマンスが微笑ましい一曲だった。

百合子と杏奈の可愛い素敵ピクチャやSSをご存知の方はご連絡ください。


HOME, SWEET FRIENDSHIP

ただいまーーーーーー!!!!

二週間ぶりだな、ホムスイ!
今回もまたワチャワチャとした大勢のパフォーマンスで大騒ぎな一曲。
この暖かさはなんだか、場所としての765プロのテーマのように感じる。

写真を撮るのはこの曲の恒例行事らしい。
締めのポーズにもかなり個性がバラバラと出ていて面白い。


と、ここでMCが入り一旦の振り返りコーナー。
あずささんがこれ無修正でOKか?と思うほどの乳を出したり、一部の演者さんの身長を徹底的にいじり倒したり(ポプテピみてーな身長差してんなオイ)、765ASの方々が加わったことでミリオンのワチャワチャが加速。雑な相乗効果勘弁してくれ。
というか139cmは低すぎるだろ。U149余裕で通るじゃん。

と、相変わらずのワチャワチャしたMCが終わり、次の地獄ルーレットへ。


I Want

カリスマアイドル天海春香さん!?!!?

これは素直に驚き。
春香といえばプリティ、元気、アイドル!なイメージ。そんな彼女がジュリアと組んでこんなバチバチでロックな曲をやるのはあまりにも意外。今までの自分の中の春香のイメージをぶち壊す、最高に決まった曲だった。これがハッチポッチの恐ろしい所なんですよ。
というかこれはもう春閣下じゃないか……(恍惚)。この春香は転ばなさそう。

スタンドマイクでのパフォーマンスもかっこよく、ジュリアの演奏も相まってかなりハイクオリティなものが見られた。


黎明スターライン

宇宙開発のテーマ。実験は成功だ!(幻聴)
アイマスはついに宇宙にも進出したのか!ワールド規模ではさすがに物足りなかったかー。
曲調もじっくり溜める構成で、なんとなく宇宙っぽい感じ。

メンバーはまあ元気っぽい感じの子なのかな?程度に思っていたが、どうやらアニマスで出てきたゴージャスセレブプリンがモチーフの3人らしい。いやわかんねーよ。

あと熟語連打するとこなんとなくガオガイガー。


スマイル体操

スマイル体操……???
いや、まあ283体操みたいなもんか。そういうのもあるよな。万人向けで実用的な283体操に対し、こちらは子供向け番組に出てきそうな曲調。
やよいに加え、運動が得意な海美と麗花が選出。みんなジャージ姿で可愛いね。

ちなみにとても個人的なことなのだが、瑞龍はやよいの「お姉さん」っぽい感じがとても好きである。
765プロの中でも年齢が低く、身長も小さい彼女が、自宅の兄弟たちの前や子供向け番組でお姉さんっぽさを出して行くのがなんかこう……いいよね。
海美も麗花も結構面倒見が良さそうだし、この3人がレギュラーの教育番組とかあったら見てみたい。
あと伊織×長介の本ください。


愛 LIKE ハンバーガー

ラーメンはどうした貴音!?
NTR曲なのかこれは!?

いやなんだこの曲は……(困惑)。
大好き過ぎハンバーガー?いやハンバーガーが好きなのは分かったけどなに?
ハンバーガーって何の隠喩?ダーリン?
なんでハンバーガーなんだ……。
てかなんだそのハンバーガーの耳飾り……。衣装が細すぎるだろ……。
あと奈緒はマクドナルドのことマクドって言いそう(偏見)。

てかそもそも寄せ鍋にハンバーガーを入れるな!!!!!!!


PRETTY DREAMER

二週間ぶりだな、プリドリ!!
やっぱりアがるな、この曲は!好き!(告白)
というか振りが本当に激しくてめっちゃ疲れそう。

前回の記事でも書いたけど、この曲は刹那的な楽しさの中に、この時間を終わらせたくないという一抹の寂しさも混じっているな感じがして、とても奥深い味わいがある。
個人的には、泣き曲に位置づけたくなる曲かもしれない。

あとコールが入るのか入らないのかよく分からないところがあって難しそう。


と、ここで再びのMC。
この物凄くワチャワチャしたMCパートを文章化するのは難しいので、瑞龍が映像を見ながら書いたメモをご覧いただきたい。

うん、自分でも何がなんなのか分からん!!
でも当時のリアルな感想がこれなのだから仕方ない。
どうやら茜ちゃんやジュリアが可愛かったらしい。それくらいしかまともな情報が無い。

まあともかく突発的な新人いびりも終わり、ライブは後半戦へ……。


I'm so free!

これ進研ゼミMOIW2023でやったところだ!
自由な生き方を貫く大人な女性の歌で、特に自由奔放な麗花にはよく似合う。美也のマイペースな感じにもピッタリだ。
平山笑美さんの歌唱力は相変わらず滅茶苦茶に高いし、たかはし智秋さんも歴戦の貫禄がたっぷり。
特にコーラス?ハーモニー?の伸びと調和が凄まじい。これはVo特化。てか麗花は設定ではDa寄りだと思うんだけどVoもリアルで高いの普通にズルだよな……。


shiny smile

これも進研ゼミでやったところだ!
いや、しかしあの頃とはかなり文脈が違う……。
響と紬、二人とも遠い場所から単身上京して来た方言娘で、慣れない都会で苦戦しながらも毎日をしっかり生きている。
また、響は765プロのしっかりした先輩。対して紬は不安でいっぱいの最近合流したド新人。あ、合流といえば響も後から追加なのか。
そんな二人が歌うshiny smile……あまりにも想いが溢れ過ぎている。

南早紀さんの緊張しながらもしっかり丁寧に紬として歌を届けたいという気持ちも伝わってくるような、未来への確かな希望が見える一曲だった。 


kisS

子供に何させてんだ!!

貴音は分かるけど星梨花にあんな曲歌わせてんじゃねぇ!!
お父さん許しませんよ!!
てかBCに出てきたリアル星梨花パパは怒っていい。

いや、でも本当に何で星梨花なんだろう……?
何かぼくの知らない事情があるのか……?
知っている方がいれば是非教えていただきたい……。


DIAMOND DAYS

また会ったな!
ミリオンスターズが歌う出会いの喜びの歌。
かけがえのない39人の仲間がこうして傍に居てくれること、それはアイドル本人にとっても、ファンとしても、そしてプロデューサーとしてもとても喜ばしいことだ。

伸び伸びとしたパフォーマンスが本当に歓喜の感情を体現していて、楽しくなると共にほんのり涙が浮かんでくるような曲でした。

ダイヤモンドの石言葉は「変わらぬ愛、純真」。


ToP!!!!!!!!!!!!!

実は初めて聞いた。
このやたら多いビックリマークは765AS13人分ってことか?

トップアイドルとして、成長したASの姿がしっかり見れて、なんだか誇らしい気分になった。


で、またMCが挟まれて、シャッフルパートの話になる。
今回の構成は共通点を持った子たちの共演だったり、アイドルの名前を掛けたギャグだったりするらしい。一応そういうの考えながらやっているのか。
シャニのセツナ/ムゲンは「これやったらオタク死ぬやろなぁ」で決めてる殺意セトリなのでこの点に関してはミリの方がマシだ。


キラメキラリ

山火事の時間だああああああ!!!
UOを持っていれば折っていたがさすがに無かったので心の中で10本くらい焚いておいた。
やよいが出てくるならワンチャン……?と思っていたが、実際に聞くとやはりテンションが上がる最高の一曲だ。
育も加わることで更に楽しさ倍増。一人よりも二人の方が楽しいな。

と思っていたら間奏。
「ギターソロ、カモーン!」で唐突にギターを掻き鳴らしながら乱入するジュリアで腹筋崩壊(死語)。
やっぱりめっちゃ上手いし。バリバリに決まってるし、すげーニコニコで楽しそうだし。
あまりにも予想できない組み合わせ、まさにハッチポッチ。
面白いのでもう今後ギターソロ入る曲には全部乱入してきてほしい。


アマテラス

なんか和!って感じの曲が来た。
天照大御神といえば日本神話の中でも最高位に位置する女神。神といえば気のまま気まぐれが本質だが、一途な想いがそれまでの自分を塗り替えて行く。そんな歌詞が素敵だと思った。

歌っているメンバーもあずささん、貴音、エミリー、紬と和っぽい子たち。
特にエミリーと紬はこれから後に朋花と組んで花咲夜を結成することになるので、なかなか感慨深いメンバーである。(あーまた朋花って言ったからMaria Trapが聞きたくなってきたよ〜)


Raise the FLAG

熱盛ィ!!!

あの若者世代が革新を唄う新世代の曲「Raise the FLAG」を765ASの御大方が歌うのはあまりにも強すぎる。

自分のような新人Pにとって、ASの御大方というのは伝説のようなものだ。
彼女ら単体のゲームなんて触ったことないし、アケマスなんてまず筐体を見たことが無い。アニマスを視聴したのは放送から10年後とかだし、スタマスやミリシタでは立派な先輩枠での登場となっている。ASといえば、遠い昔から活動してきて、今や多くのアイドルの先輩として立つ雲の上の存在。

そんな固定観念を真っ向から否定するように、彼女たちは過去も現在も超越し、未来へ向かって行くことを、高らかに旗を掲げ宣言したのだ。
自分たちはまだまだ進化し続ける。伝説を塗り替え、新しい765ASとして生まれ変わって行くのだと。
演者さんの年齢を感じさせないキレッキレの歌とダンスで、会場中を呑み込みながら。

ここにまた新たな足跡を刻んだ、765ASの力というものをまざまざと見せつけられた。
御大方、やはりさすがだ……。


ザ・ライブ革命でSHOW!

ワチャワチャの極地。
これ恐ろしいのがミリオンの曲じゃなくて765ASの曲ってことなんだよな……。
もうどこからツッコめばいいのか分からないくらいカオスでハチャメチャな構成の楽曲で、感想という感想をまともに書けない。

エミリーのニャンが可愛いんじゃ!!
ジュリアの「愛してるぜ!」の火力が高いんじゃ!!それに被弾する杏奈が愛おしいんじゃ!!てか愛美この前もちょにも手を出してたくせになんなんだ!プレイガールなのかオラ!?
ルール無用のアイドルデスマッチってもう意味が分からないんじゃ!!ステージを戦場にするな!
あと未来の投げキッスに被弾して死んだ。


Beat the World!!!

タオル曲だー!!!
歩も真もバリバリのダンス組だもんな……共演嬉しいな……そうだよな……。
ミリシタではいつも一緒だが、リアルライブでは割と隔たりがあるASとミリオンなので、こういう機会はきっと珍しいのではなかろうか。ほんとにやれて良かったね……。

というか、ダンサーの皆さんのキレッキレな動きが本当に凄い。
あの目まぐるしいライブの中でタオル投げてキャッチするのなかなかの技術力だと思う。
やっぱりプロの人はプロなんだな……。


ハルカナミライ

タイトルで分かる!!!
春香と未来のデュエットやん!!!泣くぞおい!!
未来が憧れていた春香が今そこにいる……。隣で、一緒のステージで、同じ曲を歌っている……。
振りも細かく歌詞とリンクしていて滅茶苦茶良い……。お互いの姿を見つめるところもカメラがしっかり抜いていてさすが……。
なんかもう中村繪里子さんもいちいちさ……もう……。
息ピッタリだし……すっっっごく仲良しだし……。
もうほんと……奇跡……。

自分が事あるごとに765ASを伝説と呼称するのは、たぶんミリオンと触れてる期間が長いからであると思われる。
ゲッサンやBCでも強調されてきたが、シアター組からしてみれば765ASは超売れっ子アイドルの大先輩。共演するだけでも大変な事だ。
そんなASの御大方の大センターである春香と未来が同じステージに立って、「同じ歩幅で、同じ未来へ」なんて言ってるのだ。
これはもう……言葉にはできない気持ちが湧いてくる。
最高の奇跡でした…………。


……余韻に浸りつつ、またワチャワチャとしたMC。
改めて見返すとマシンガンみたいなセトリだ……。

そして「次が最後の曲になります!」で特大の「えー!」の声が上がり(自分も上げた)、楽しい時間はあっという間に過ぎていくのだということが思い出される。
幕となる曲は……。


カーテンコール

「ケミカルライトの波間に咲く輝いている時間に」って歌詞天才か???
と思って調べてみたらこれもしかしてエアーマンの人か?意外過ぎる謎の繋がり。

曲自体もとても良く、伸び伸びとした歌声が武道館中に響き渡る様が、765プロの物理的ではない“広さ”を思わせるようでとても良かった。
ほんとに幕が降りていくような大団円の曲だ……。


そして、アンコールの大合唱からの社長の再登場。
BGMとして「Thank You!」のアレンジが流れ、光が溢れ、飛び出してきた楽曲は……。


Brand New Theater!

ミリシタ!自分にとってももはやお馴染みの曲だ。
お馴染みの曲がライブの音源でバーンと出てくるのはやはり興奮する。
だがお馴染みなだけではない。サビ前が「765 ミリオンスターズ!」にアレンジされていたのは驚くと共にウルッと来るほど嬉しかった!
ダンスもやはり可愛く、「ドキドキが爆発しちゃいそう」のところでぐるぐるワチャワチャするのが本当に未来たちそのものでミリオン成分を100万%食らわされた。

あと何度でも言うがゆい㌧の「あい!あい!」は可愛い。あれずっと言ってるけど疲れないのかな。


と、アンコールの一曲目が終わり、終わりの挨拶コーナー。
ゆい㌧、焦げたのか……。
小笠原早紀さんの茜ちゃん力高すぎる……。
ハッチがポッチ……。ジューシーポーリーってなんだ……???
アイドルマスターは?と聞かれて本能的に「最高ー!」って答えたけど考えることは皆同じだったらしい。

で、このMCで一番“凄味”があったのが、やはりと言うべきか、今再びの天海春香役、中村繪里子さんである。

彼女は挨拶中、イヤモニを外し、唐突に会場中のプロデューサーに向け、「今どう思っているか?」と問う。武道館に押し寄せた1万数千人のプロデューサーたちは、一瞬面食らいつつも、口々に各々の気持ちを叫び始める。声は街中の喧騒のようで、聖徳太子であろうと無論一人ひとりの言葉を聞き分けられるはずもない。

だが、彼女は言った。深々と頭を下げてから、満面の笑みで。
マイクを通さず、自分の肉声で、プロデューサーたちと同じように叫んだのだ。
「ありがとうーーーーーー!!!」と!

衝撃を受けた。
彼女は会場中、いやライビュの向こう、円盤の向こうの声をも聞き届け、その言葉はここまで届いているぞと応えたのだ!

これはもう完全な受け売りになるが、やはりあの偉大な先達の言葉を借りてこう言いたい!!

中村繪里子のやることなすこと……!
中村繪里子のやることなすこと!

すげぇよ……中村繪里子……。
すげぇよ…………。
まだDay1なのに何でラスボスみたいなことしちゃうの……。強すぎる…………。
やはり絶対的センター。圧倒的リーダー。

そして締めの曲は予想通りの……!!

THE IDOLM@STER

765プロといえばやはりこれ!!
先程の中村繪里子女史の叫びで最高潮に達した会場のボルテージ。限界化したコールも相まって、最高の盛り上がりとなった。

ラスト曲あるあるの演者さん同士のワチャワチャも見応えたっぷり。マジで全員常にカメラに収めてくれ。自分でスイッチングさせてくれ。
あとミリオンの子たちはすぐに抱き合うのが可愛い。
そして直前までワチャワチャしてた癖にラストではいつの間にかポジションに整列してるのはさすが。

最後のチュドーン!もしっかり入って、いよいよ本当の大団円。
もう完全に満腹、おなかいっぱい、ごっつぁんです…………。

765ASとミリオンスターズ。世代の垣根を越えた最高に尊く輝いたステージを堪能しました……。
本当に円盤を譲ってくれたたこきちさんには感謝を…………。

………………。

えっ、まだDay2あるんですか?



おかわりを喰らえ、Day2だ!!

なんとこの記事ようやく半分である。
既にこの時点で文字数は1万を突破しているのだが、ようやく折り返し地点に到達したばかりなのちょっとおかしいと思う。
というわけで、ここからは日を跨がずに(無謀にも)連続視聴したハッチポッチフェスティバルDay2の感想をお届けしよう。美奈子、勘弁してくれ……。

Day1と同じように社長と小鳥さん、そして美咲ちゃんの挨拶から始まり、まず最初はこの曲から!

READY!!

っと、これはさすがに予想外!まさかREADY!!とは。
まあ765ASの代名詞的曲でもあるし入らないわけがないのだが、何かしら周年曲とかで来ると思っていたので少々驚いた。
歌唱にはシアター組も入っており、いつもより賑やかな感じ。
ダンスにはチラホラとアニメのOPで見たものと同じような振りが入ったりしており、なんとなく懐かしいというか、誇らしいというか、そんな気分。

ノリノリの一曲目が終わり最初の挨拶パート。
春香がいないと自動的にリーダー枠になる千早好き。ミンゴス、さすがの安定感。
瑞希の挨拶が可愛いなーと思っていたら神がいた。へー、日本武道館って神出るんだ。
あと雨宮天さん本物初めて見たけど可愛いですね。
あっ小岩井ことりさんぶひいいいいいいいいいい!!!!

胡乱過ぎる雑感はさておき、自分がスパイスであるという驚愕の真実を知らされながらもMCは進み、シャッフルパートに入る。
奇跡のカーニバル、開幕だ。


MEGARE!

初手神。あと紗代子。
これは誰がどう見てもメガネコンビ。曲もメガネ……MEGARE?

曲自体は正統派アイドルの曲だが、真っ当にアイドルを目指す紗代子にはよく合っている。真面目な律子にも。
神のドッキリ&セクシーはなんかすごかったです。あと紗代子が神の投げキッス被弾してて草。

そういえば紗代子はパフォーマンスの時はメガネを外すが、これは調べたところによると、彼女にとってメガネは弱さの象徴であるかららしい。
メガネを外すことでアイドルとしてのスイッチを入れライブに臨むらしいのだが、今ではメガネを武器として歌うことができるようになるほど強くなれたということなのだろうか。そういう文脈が乗るとしたらこれはもうただの泣き曲である。
またMOIWでメガネユニット組んで欲しいな!今度は桜庭くんや結華さんも交えて。


Sweet Sweet Soul

SOUL'd OUT?
歌唱メンバーはちっちゃいものクラブ!よし、全員幼女だな!このみちゃん可愛いね。
曲はポップに弾けるご機嫌なナンバー。振りもそれっぽくてラップパートの完成度がとても高い。
桃子は本当に何をやらせてもハマるから強い。ミリオンはよく小さい子たちに大人っぽい曲をやらせがちだが、ギャップのバランスが絶妙だと思う。

また、何より凄いのがダンサーさんのパフォーマンス。
本場のガチな方を呼んでいるのだろうか?ヒップホップで生きているのか?
それとも元々こういうのが得意な方たちなのか。
アイドルよりもダンサーさんの方をガン見してしまった。
世の中には凄い人たちがいるものだなぁ……。

そんなことを思っていたのも束の間。

事件は再び起きる。


リフレインキス

(歌唱:徳川まつり / 天空橋朋花

_人人人人人人人人人_
> 馬鹿野郎!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

おい!!!!!!!!!!
珍しい組み合わせのコンビだなーと思ったらよりにもよってリフレインキスかよ!!!
こんな、こんな……ド直球の危険曲をあの天空橋朋花が!??!死ぬに決まってるだろ!!!!!
生憎noteにはフォントや文字色変更の機能が無いのでこの激情を直情的に伝えられないのが口惜しい!!
というかこれ送ってきた奴分かっててやっただろ!!!ぼくが10thAct1Day2からこっち天空橋朋花に狂ってるの知ってて爆弾送り付けた確信犯だろ!?!
ええはいあなたの目論見通りですよ!!!無事死亡ですよこんなの!!!!!
この記事読みながら「リフレインキスで死ぬやろなあ……」と思ってニヤニヤしてた奴もいるだろ!!!出てこい!!!
イントロの時点で爆速で遺書書いたわ!!!
歌い出し聞いてみろなんだあの色っぽい歌声?!扇情的な振り!!!あの挑戦的な目線!!
この天空橋朋花とかいう女、自分という存在がどれだけ世の男を狂わせられるか理解してるだろ!!まだ15歳だぞ!??!こんな危険物さっさと規制しろ!!!ヘイト企業バ■ナムは謝罪しろ!!!
まつり姫もめっっちゃ可愛くて自分の魅力を完全に理解してるパフォーマンスをぶつけて来るし!!
ライトもピンクに染まって妖しい雰囲気MAX!
小岩井ことりさんはもう吐息もいちいちアレだし冷ややかな視線がそそる!!!
ラスサビのカメラに向かってのアクションはあれもう犯罪の領域だろ!!!お前マジでどこでそういうの覚えて来るんだよ!!!どんな教育受けてるんだ!?プロデュースの賜物かそうか!!いつもレッスン頑張ってて偉いな!!!
でもそういうのやっちゃダメだから!!!死人が出るから!!!!
なんなんだよ765プロ!!仕事選べ!!!

あなたを窃盗罪と器物損壊罪で訴えます!理由はもちろんお分かりですね?あなたぼくのハートを盗み、精神を破壊したからです!覚悟の準備をしておいて下さい。ちかいうちに訴えます。裁判も起こします。裁判所にも問答無用できてもらいます。慰謝料の準備もしておいて下さい!貴女は犯罪者です!刑務所にぶち込まれる楽しみにしておいて下さい!いいですね!


マジで心臓止まるかと思った。
あと背景が屋台なのはこの二人が文化祭のミスコンで戦ったかららしい。健全な青少年の性癖が捻じ曲がるからやめた方がいいと思う。いや手遅れか。


一旦休憩を挟んで視聴を再開。


Understand? Understand!

生意気ツンデレコンビ。アイマスのツンデレってPには反抗的だけど仕事に対しては真面目な子が多くて割と好感が持てる。冬優子も混ざって欲しい。
それにしてもこの二人は本当に“可愛いアイドル”というのを理解していて強い……。まさしくプロ。
桃色と黄色のハートが重なる演出が良い。


Shooting Stars

二週間ぶりだな!
今回は765の先輩も混じってより蒼が深まっている。特に千早が入ると歌声のメリハリが強くなるな。
てかAct1にはいなかったから知らなかったが、ころあずうっま!!ただのMC面白お姉さんじゃなかったんだ……。
ダンスもキレキレでかっこいい!特にサビの強い歌声と共に放たれる激しい動きは心揺さぶられるものがある。というか先輩方の方がキレが無いか?ここら辺はさすがに10年以上戦ってきた先輩なだけあるか……。

そんな激しく荘厳な蒼の曲を浴び終えると、ワチャワチャパートに入る。(以後MCのことはワチャワチャと呼称する)
このワチャワチャではアイマス早口選手権なるものが開催されていたが、よくよく考えてみれば全員プロの声優なのでなかなか誰も噛まずほぼ企画倒れになっていた。
なんて雑な企画なんだ……。


マリオネットの心

ワチャワチャ明けの曲は美希と翼、黄色の系譜の二人によるマリオネットの心。

Day1の「ハルカナミライ」でも思ったが、同系譜の二人が同じステージに立っているという事実に本当に心に来るものがある。特に翼は他の二人よりも美希への憧れが強く、ゲッサンミリオンで美希のバックダンサーとなることを強く願っていたことも印象深い。美希が翼に直接的な(遠回しなものも)アドバイスをする場面も多く、なんとなく“師弟”感がある二人だ。
そんな二人が同じステージに立ち、ファンからの声援を受け、対等に、アイドルとして、歌う。
彼女らのよくマッチした歌声も相まって、とても素晴らしいパフォーマンスだと感じた。

特に翼の絞り出すような歌声は、とにかく自由な「アイル」の伸び伸びとした音色とはまた違って、彼女が憧れていた“大人の女性”が持つような静かな激情を宿しているようで、翼の成長に息を呑んだ。
ステージ裏で美希から何らかの薫陶があったりしたのかと思うと、微笑ましい。

そういえばこの曲、アニマスでは響がダンサブルな曲と評していたが、実際は別にそんなことなかったな。


arcadia

なんかぼくの好きな女の子ばかり集まってきた。
765プロの中でも高い歌唱力を持った四人が紡ぐのは強い世界観を湛える一曲。曲調的にたぶん千早の持ち歌かな?

765プロの歌姫たる千早は勿論、他の三人……特に歌織さんの歌唱力には目を見張るものがある。さすがは765プロのうたのおねえさん。
歌詞も力強いヒロイック・ファンタジー調で、瑞龍の趣味にバッチリ合致する。

朋花は本当にこういう世界観の強い曲がよく似合う……。
志保もこんな感じのパワーのある曲が得意っぽい。
そんな尖った個性で突出する三人を千早がリーダーとして引っ張っていく構図が感じられてとても良い。お前らもうユニット組め。


99 Nights

これまた大人っぽい女性の曲だ。
落ち着きつつスピーディ、しめやかなお洒落ポップを艶やかに歌い上げるのは伊織、美希、莉緒の三人。

美希も伊織もアイドルとしては一人前だが、本来の年齢はまだまだレディを目指す途上の少女。そんな二人の中に、アイドルとしては後輩ながら立派なレディである莉緒が混じって情感を増して行く。良い構図だ。

振り付けも丁寧で、レーザーの演出がよく似合う。


Little Match Girl

マッチ売りの少女がモチーフだろうか。しっとりした曲が続く。
雪降る街に石造りの壁の背景。演出がとても良い。
アイドルたちの落ち着いた歌声もあり、一気に冬模様になっていく会場の様子が見ていて面白かった。

あと瑞希がこういう曲を歌うのは意外だった。もっとポップな曲をやる方だと思っていたが、まあ役幅は広そう。というかそもそもあの子は何をやっても驚きなのだが。
志保はやっぱりバラード系が似合うな。
というか歌唱メンバーの湿度が高過ぎる。マッチも湿気るわ。


Eternal Harmony

こちらも二週間ぶりのエタモニ。
先程までの雰囲気をぶち壊すかのように飛び込んできた楽しく明るいハーモニー。

まつり姫の「はいほー!」や風花さんの「いやん!」も入ってお祭り感満載。
ぷりぷり怒っている伊織可愛い。
あと滅茶苦茶良かったのはニッコニコの朋花。等身大の15歳の少女の天空橋朋花がそこにいた。

ちなみに瑞龍は最近ギャル朋花を認知してちょっとした衝撃を受けた。先にギャル凛世を認知していなければ情報量を脳が受け止めきれず死んでいた。危なかった。

と、そんなこんなでまた胡乱なワチャワチャが始まる。
なんかエモいこと言ったら勝ちらしいがエモいは意図的に生み出すものではなく偶発的に発生するものだと思う。
って思ってたらあ゛っ゛や゛っ゛べ゛ぇ゛天゛空゛橋゛朋゛花゛の゛ガ゛チ゛恋゛距゛離゛!!!
世界中の誰も分からなくても俺だけは朋花のこと理解してるよ……。本当は普通に遊びたい年頃の女の子だってことも……。それと同じくらい本当にみんなのことを愛していて、聖母として在ることに誇りを持っていることも……。俺だけは朋花の隣で傍に立って、君だけの理解者で在り続けるからな……。

ナチュラルに「今のは何がかかってるの?」って聞くのガチでリアル千早でめっちゃ面白い。ミンゴスこれが素だとしたら凄すぎるぞ。

そんなこんなで次の曲。


ココロ☆エクササイズ

あ、FRAMEのお兄さんたちの曲だ。
本人不在なのにソロ曲とかやるんだ……。

腹筋!背筋!胸筋!
……なんか物足りない。叫びが足りない。腹筋が足りない……。あとハンバーグとかも足りない気がする……。

そういえばこの歌唱メンバーどういう選出理由なんだろう。別に筋トレ好きとかそういうわけじゃなさそうだけど……と思っていたらステージ演出のサブリミナル「ロコ」を発見。
どういう洗脳だよと思ってたら、間奏で「コ“コロ”」繋がりのネタばらしを食らう。田所あずさ、所恵美、ロコか……。いや本当に下らないギャグだな……。
こんな一発ネタをやりたいが為に関係ないソロ曲までねじ込むんだから本当に寄せ鍋だよな……。


求ム VS マイ・フューチャー

まただ!またプロレスだ!
度重なる犯罪行為で劇場の治安は悪化の一途を辿るばかり。
相変わらずダンサーさんたちはガチで戦ってるし。琴葉は野球の前にプロレス規制しろよ。

それはともかく、亜美真美は結構プロレス好きそう。ミリシタなんかでものり子とそういう絡みがあったりするのだろうか?
てか、二人がかりで負けるのか……。
のり子強いな……。


メリー

いちいち季節感を支配するな。
夏だったり冬だったりで風邪引そう。季節の変わり目には体調に気をつけよう!

ひなたはバッチリサンタさん信じてそう。
そういえばペンライトを何色振るか迷っていた時に気付いたが、アイドルのパーソナルカラーが緑と白と赤でクリスマスカラーになるからの選出なのだろうか?


それからDay1と同じく「DIAMOND DAYS」と「ToP!!!!!!!!!!!!!」が歌唱され、再びワチャワチャパートへ。

おとなのはじまり

擬似4luxury!?
いやこれをあなた方がやるのはちょっとキツいのでは……。

この曲はまだ女性として羽化していないティーンエイジの少女たちがやるから微笑ましく可愛らしいのであって、立派な大人のあなた方がやるのはその……なんというか……ネタにならない……。

これ……ミリPが企画したんだとしたら、奴は相当な“魂”を持っているぞ……。

/私がプロデュースしました\


Honey Heartbeat

ギャル軍団怖い。埼玉ってこんなのばっかなのかな。
ダンサブルで激しい曲。コールも楽しそう。

というか今更気付いたけどMachicoの赤いカラコンかっこいいな。
そういえば角元さんこの頃はまだ痩せてるな。


俠気乱舞

765プロの御大方による俠気乱舞!?
いやそれはもうただの「果てしなく仁義ない戦い」なんよ。

公開いつですか?

これはシアターベストに入っていた曲なので元々好きだったのだが、千早の歌声の音圧が強すぎて曲の魅力が72万%引き出されているのが分かる。
こぶしも効いていてもはや演歌。
元々熱くて良い曲なのに、こんなパフォーマンスをされるももっと好きになってしまう。というかCD音源で物足りなくなる。
こういうシャッフルパートがあるライブの楽曲は全部CDとして発売すべきだと思う。総理大臣になってそういう法律作ろうかな。

待ち受けプリンス

合同ぶりだな、危険ソング!
アイドルそれぞれのバラエティ豊かな「ちゅー」が見れて大変眼福。
ロコの独創的な「ちゅ〜わぁ〜」、のり子の元気いっぱいな「ちゅーわ!」。
瑞希はやはり何をやらせても意外。エレナはこの曲似合うな!
というか最後ら辺全員テンション壊れてないか?大丈夫?


……。

無論大丈夫である。

何故なら、この後がもっとヤバかったから。


そう。


あの曲だ。


ジャングル☆パーティー

問題の曲。

今再び踏み入れたジャングルの奥地。そこで探検隊が目にしたのは、始原のビートに身を任せ踊り狂う原始人たちと、歌って踊る御神木。なんかキレッキレの未来最高ダンスしてるし。ドラム叩くし。
どうやらぼくが10thAct1Day2で浴びたジャンパはまだ序の口だったらしい……。こっちの方を初見現地浴びしてたら怖くて泣いちゃってたかも。いやAct1でも十分怖かったけど。
この中に風花さんやまつりが混ざってるのもかなり謎を深める一因となっている(何が謎なんだよ)。

だが困惑するばかりではない。自分だってこれでもアイマス研究に身を捧げる探求の徒の端くれ。この曲を享受する内に瑞龍が閃いた新鋭明白な学説を発表しよう。
私の灰色の脳細胞導き出した結論、それは――――「ジャングル☆パーティー古代日本祭祀演舞説」だ。
古代の日本は鬱蒼とした密林が生い茂っており、ジャングルのような様相を呈していた。この曲の中に現れるのは毛皮の衣を纏い原始の姿のまま生きる人々と、緑深い草木の姿で顕現する謎の神。
大木や磐座、自然の中に神秘を見出し、大いなる御霊として崇め奉るのは日本古来から続く地霊信仰アニミズムの典型例。巫女役として相応しい徳川まつりの姿も頷けるし土偶は風花さんの姿を象ったものだろう。
つまりこれは神武東征が成される以前、未開の地において行われていた、国津神を崇める祭祀の様子を描いた神楽なのである。

現代においては資料がほぼゼロであり、未来永劫実態が知れぬとされる国津神信仰の様子を情熱的な歌とダンスで表現しようとは、やはりミリオン恐れ入る。これによりウンババの謎がまた一つ解明されることだろう。
よってミリオンライブは高尚な多宗派抱擁コンテンツであり、天空橋朋花は最高のアイドルである。Q.E.D.

冗談です。
ウンババ楽しかった。

ところで、続いての曲も致命傷だった。


アライブファクター

ジャンパで煮えたぎった頭に冷水をぶちまけるように浴びせられたのは、あまりにもカッコよすぎる“蒼”の一曲!これは初見だが本当に“響いた”。
千早と静香、二人の高い歌唱力でなぞられる力強い旋律が心打ち木霊する。声の伸びも凄まじいの一言!武道館、割れたぞ。

会場中を一色に染め上げる青いペンライト。
君に憧れ、君を待ち焦がれ……。その関係性が誰のものとも違うオンリーワンな感じで、胸が熱くなった。
春香と未来は同じ歩幅で、手を取り合って。美希と翼は信頼できる先輩後輩として。
対して千早と静香は、憧れというステージから踏み出し、お互いを認め合い、対等なライバルとして高め合うような関係であるように思えた。

サビのぶつけ合うような叫び。想いと想いの鍔迫り合い。
静香が持ち前の歌唱力を見せつけたと思えば、千早はダイナミックなジャンプでパフォーマンスを盛り上げ、先輩としての格の違いを見せつけて行く。 もはやこれはただの殴り合い。歌による応酬。たった二人の蒼蒼歌合戦!
蒼い想い奏でる二人の、最高のパフォーマンスだった!

曲が終わり、満身創痍と言わんばかりに肩を揺らして見つめ合う二人。
言葉はなかなか出て来ない。
手を取り合い、固く抱擁する。その満足げな表情から、震える指先からすべての感情が滲み出る。
あれだけ想いをぶつけ合った後の二人に、もはや言葉など必要無かったのだ。

あと、武道館公演はこれが初めてではないはずだが、静香の憧れだった武道館で歌うという夢が叶った事実に涙を流さずにはいられなかった。
良かったな、静香………………。


そして、全員が飛び出してきて最後のワチャワチャコーナー。
今までのシャッフルパートなどを振り返り、後はお決まりの流れで「カーテンコール」→アンコール→「Brand New Theater!」→「THE IDOLM@STER」となり、今度こそハッチポッチフェスティバルは幕を下ろす…………。


総括

記事を締めくくる前に、Day2最後の挨拶のことについて思ったことを書く。
天空橋朋花役、小岩井ことりさんがしてくれた話について触れたいと思う。

「リフレインキス」の途中、2番から彼女は明らかにテンポを外していた。どうやらイヤモニから音が出ないトラブルに見舞われていたらしい。
そんな中でも、彼女は先輩方ならうろたえず最後まで歌い切るだろうと思い、ペンライトの光を頼りに歌い切ったのだそうだ。
そして、この経験を経て「朋花に一歩近付けた」と。

アイドルと演者さん、いや中の人の間には、少なからず隔たりがある。それは年齢だったり、能力だったり、次元だったりと大なり小なり様々だ。
“設定”上、どんなに優れたキャラクターが居たとしても、声優さんが完璧にそれになれるはずはない。

だからなのか、演者さんの中には「自身が演じるアイドルに近付きたい、追いつきたい」と語る方がちらほらいらっしゃる。
特に瑞龍の印象に残っているのは、シャニマスの黛冬優子役、幸村恵理さんだ。
いつだかのシャニラジで、彼女は「冬優子はすごいアイドルだけど、自分は全然追いつけていない。少しでも彼女に近付けるようにもっと努力したい」と語っていた。その言葉に深く感銘を受けたのを覚えている。

このライブを通じ、小岩井ことりさんもまた、アイドルを目標として、敬い、愛してくれる方なのだと感じた。
きっと自分が感じられていないだけで、多くの演者さんも同じように思ってくれているのだろう。
それでも今日、この場面では、小岩井ことりさんの言葉を聞き、その想いがあるからこそ、天空橋朋花というアイドルの魂に深みが生まれて行くのだと感じた。
それだけでも、このライブ円盤を見た価値があると言えるだろう。

ありがとう、小岩井ことりさん。


寄せ鍋、完食

さて、長く続いた感想記事もそろそろ締めに入ろうと思う。

こうして二日間の饗宴を享受した瑞龍だったが、終わってみればもう完全に満腹、大満足の結果だった。
順番や並びを全く考えないごちゃ混ぜのセトリ、いちいちカロリーの高い曲の数々、そしてとりあえずぶち込んどけ感のあるバラエティ豊か過ぎる歌唱メンバー。
これはもう完全に“寄せ鍋”と呼ぶに相応しいライブだろう。

なんかこういう総括をするなら「ごった煮の中にも調和が〜」とか「食材のバランスが〜」とか気の利いたポエムを書くべきなのかもしれないが、いやもうぼく的には本当にただの闇鍋だった。

知らない曲ばかりだったので一曲一曲を享受するのに精一杯だったし、次から次へ目まぐるしく変化する歌唱メンバーや唐突にぶち込まれるトンチキや危険曲の爆弾で完全にキャパシティを超えていた。
夢にまで見たAS組とシアター組のコラボパフォーマンス、リフレインキス、ジャンパ。
もうこれでもかってくらい濃密な情報量が脳に腹に直接叩きつけられる感覚。これを通しで見るのはさすがに無謀だった。

しかし、やはり面白かった。
細かいことはすっとばして、とにかく楽しさ優先、面白さ優先といった予想できないセトリは、765らしさ、ミリオンらしさを最大限発揮しており、これこそミリオンライブ!といった様相をありありと呈していた。
どれほどぶっ飛んだ組み合わせでも、自分のような新人Pすら「うんうん、それもまたミリオンだよね」と頷けるような、ある種の安心感を覚えた。

そんな楽しく、激しく、時に涙を誘い、アイドルの輝きをごちゃっと丸めて武道館で煮込んだ大きな大きな寄せ鍋。
それが自分の味わった、ハッチポッチフェスティバルだ。
軽率に見始めるなんてとんでもない。覚悟の準備をしてから臨むべきだったと反省するほど大ボリュームだった。


最後に、見ず知らずの人間に円盤を譲ってくださったたこきちさんに、特別な感謝を。
あなたの予想した7.65倍くらいは楽しませていただいたと思われます。

お読みいただいた読者の皆様も、長々とありがとうございました。
今度は名古屋の地でお会いしましょう。

それでは。


ごちそうさまでした!!!!


今回は2万とんで130文字でした

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