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新型コロナ感染症とワクチン後遺症に役立つ食事2 たまねぎ料理

おはようございます。最近はコロナウイルス、ワクチン、シェディングなどスパイク蛋白と接する機会が増えていますので、防御力を高める野菜のフラボノイドをご紹介します

食事由来のフラボノイドは、その摂取量が少ないと冠動脈疾患による死亡が多くなり、脳卒中の発生が多くなると報告されています

ケルセチンが大切

日本人が食事から接種しているフラボノイドの中で最も多いのはケルセチンと報告されています。ケルセチンはフラボノールを骨格にもつフラボノイドの一種で、ルチンやクエルシトリンはケルセチンの配糖体になります

ケルセチンの構造

ケルセチンはレタス、ブロッコリー、玉ねぎなどの多くの野菜に含まれています。野菜果物の中でケルセチンの含有量は玉ねぎが最も多いです。玉ねぎの種類によっても違いがあり、赤玉ねぎに最も多く含まれ、次が黄色玉ねぎ、白玉ねぎの順番になります。部位別では玉ねぎの皮に多く含まれてます

ケルセチンと新型コロナウイルスの関係は?

分子動力学Molecular Dynamics法の結果

新型コロナウイルスのスパイク蛋白質は、人のアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体に結合して細胞内に侵入します

スパイク蛋白質がACE2受容体に結合すると、準安定な前融合型から後融合型への移行を含む一連の構造遷移が起こり、それによって膜融合とウイルスの体内化が可能になります

そこで、分子動力学Molecular Dynamics法を使ってケルセチンと新型コロナウイルスのスパイクタンパク質が結合するか調べてみました

その結果、ケルセチンはコロナウイルスのスパイク蛋白と安定して結合することがわかりました 。下図のようにコロナウイルスのS蛋白がACE2レセプターと結合して細胞内へ侵入して感染するところを妨害すると推測されました

まだ実際の防御率は不明ですが、ケルセチンは人の細胞に新型コロナウイルスが感染することを防御する働きがあると期待できます (論文にします)

新型コロナウイルスはロングCOVID、コロナ後遺症状のある人の腸に持続感染していることが多いと報告されています。また小児の新型コロナウイルス感染症の重症な合併症であるMIS-Cの発症においても腸での新型コロナウイルスの持続感染が疑われています。また、ワクチン後遺症の人の体重減少や疲れやすさなどに腸へのスパイク蛋白の影響の可能性があります

まだケルセチンでこれらの症状が軽減したというEBMの報告はあありませんが、試してみる価値はあります

サプリも売っていますし、今日検索したらiHerbで半額でしたが、ここはごく自然に食事からケルセチンを補給する

玉ねぎ炒め、玉ねぎ入りカレー、玉ねぎいりハンバーグ、親子丼に炒め玉ねぎをトッピングする、など

おそらく料理は皆様の方が詳しいです



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