子供がワクチン接種をしたほうが良いのか?悪いのか?の答えです

ノリノリさんの記事を見て、パイロン先生は子供がワクチン接種をしたほうが良いのか?悪いのか?の答えを書くことにしました

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1. 今のmRNAワクチンを、これから日本政府の予定するスケジュールで接種することの意味は何でしょうか?

今あるmRNAワクチン接種を推奨している人たちが根拠にしている事実は、

① 2回の接種ではオミクロンに対する抗体はできない

② 3回めの接種でほとんどの人はオミクロンに対する抗体が4週間は高くなる(らしい)。抗体を直接的に定量しているわけではないので(らしい)としました。

③ 2回の接種で、おそらくT細胞性免疫がオミクロンに対してもできる。(おそらく、T細胞性免疫ができるので重症化は抑えられる)

2. そもそも小児が重症化しにくいのはなぜ?

① 小児と言っても、乳幼児は別になります. これまでの2年間で小児は重症化しにくい、と言う事実が報告され続けています

② 小児には重症化しやすいウイルスと、成人よりも重症化しにくいウイルスがあります。新型コロナウイルスは小児が感染して重症化しにくいウイルスです。新型コロナウイルス感染で小児が重症化しにくいのは、感染したらすぐに自然免疫反応が強く起こるためと考えられています。今後、注意が必要になるのは新型コロナウイルスがこの2年で変異を重ねて自然免疫系のインターフェロンに対する耐性を高め続けている、ということです

③ はじめに小児科学会による小児の新型コロナウイルス感染症の重症例についての説明です。この文章の中にある小児多系統炎症性症候群ですが、これは新型コロナウイルス感染して、普通は治ってから2から6週後に発症する疾患です。なぜ多系統炎症性症候群になるのか?ということは謎でしたが、一部の患者は腸にシェディングされたS蛋白が原因で起こることが示されています小さな子供は新型コロナウイルスが感染すると大人よりも腸の中にウイルスが存在する期間が長いです。高齢者のいるご家庭では、このあたりを気をつけてあげる思いやりができます

1月28日に2021年11月9日のワシントンタイムスの署名記事のリンクを下に追加しました。プロによるわかりやすい説明の日本語訳です

次に日本小児科学会と日本川崎病学会による小児重症例についての記載をHPから持ってきました

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次に、1月21日に実施された政府機関によるZoom会議から新型コロナウイルスmRNAワクチンによる死亡者数と重篤者数です。小児ということで19歳以下を持ってきました。19歳以下でこれまでに2人の死亡が確認されています。重篤な状態になってしまったのは221人です。私もオンラインで参加しましたが、この会で発言していた委員の中には非常に慎重で副反応を重く受け止めている人もいらしたことをお知らせします。11歳以下はまだワクチン接種が行われていないので表示0となっています。他の年齢のデータは21日の私の記事をご覧ください

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紙谷先生という最近,彼も著者の1員である論文がNew Engl J Med の掲載された小児科の医師は下のようにツイートしています。4歳以下という非常に若い乳幼児の場合には各自の免疫力が普通に健康に生まれているかあるかまだわからない、という弱点があります

④ 思いやりのためのワクチンという表現を聞くことがあるのですが、オミクロンへの感染予防という意味でなら、『まだ1回も接種してない子供達は間に合わなかった』です。そして感染しているかもしれないような時期には祖父母に会わない、人混みに行かない、という思いやりもありますし、そもそもワクチンを接種する思いやりとはどういう意味でしょうか?効き目が優れていて有害な副反応もなくて、『ただ注射が痛いのが嫌だ』、というならそういうふうに言われることもわかりますが

急いで書いたので、硬い表現になってしまいました。

最後に乳幼児が感染した経験談をつけておきます







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