2024/04/12 週報Vol2「美容医療」「新規事業」「複数事業部制のメリット」

4月に入り、酒田市でも開花宣言もされ、長く厳しい冬もそろそろ終わりを告げかけていますね。

今週の出来事を振り返りながら、みなさんに私の動きを共有させていただきます。

庄内プライベートクリニックでは医療法人丸岡医院の2名のスタッフにヒアルロン酸治療、3名にボトックス治療をさせていただきました。治療の協力をしていただきありがとうございます。まだ全員の経過観察はしておりませんが、結果がかなり良くて大変満足しています。また、先月から理事長には顔のシミ治療、イボ治療、そしてアートメイクとかなり「若返りの美容医療」をおこないましたが、そちらの結果もなかなか良い調子です。

すでに世の中では「歯列矯正」に対して「なんでそんなことするの?」という印象を持つことは少ないと思います。今後二重埋没縫合やヒアルロン酸治療、ボトックス治療、脱毛やアートメイクはそういった「違和感のない美容医療」という方向に進んでいくと思います。

実は、僕は決して「美容医療がしたい」というわけではないです。そもそもそれらの医療に対して「ネガティブ」な印象さえ抱いていました。(ある意味では今もそういった考えがあります…)ではなぜそんな事をあえてやっているか?と言えば「そこに患者さん(≒求めている人がいる)」からです。私より器用なドクターは東京を探せばいくらでもいるでしょう(とは言え、自分のセンスに自信がないわけではないんですが笑)でも、自分ほど「必要のない治療を勧めない」医者はいないと思います。僕がやりたい事は美容医療で「騙されて」しまったり、良い事ばかりを伝えて悪い事を伝えずに合併症で苦しんだり、悩みという弱さに漬け込んで、勢いのままに治療をしてしまったり…そんなクリニックはたくさんあります。商売という側面では、それもある種正しい戦略なのかもしれませんが、私はそんなことはしたくないのです。あくまで、治療を受けて患者さんが満足することが最大の目的であって「お金さえ儲かればいい」というわけではないのです。

幸いなことに、医療法人丸岡医院は介護事業や、一般内科治療、婦人科、生理検査、リハビリテーションなど多岐にわたるサービスを提供しているので、それぞれが収益を生み出しています。美容で儲けないと成り立たないようなビジネスモデルになっていないので、その点は不要な押し売りをしなくて良い状態になっています。しかし、実はこれは「すべての部署」で起こっていることなのです。火曜日に行われる理事会で「介護事業処遇改善手当」について議論を行いました。実はこの手当ても多くの法人では介護事業へ100%の分配を行わずに、事業者の「売り上げ」として一括りにされてしまい、還元率が100%ではない状況にある事業所が多々あります。しかし、医療法人丸岡医院では全額、介護事業部及び関連業務者への手当ておよび増額に付随する社会保険料にあてています。なぜこれができるか?と言えば介護事業部はわれわれの事業の柱の一つであると同時に、それを医療部門で支えながら、お互いがしっかりと収益を上げているからできることなのです。法人組織が大きくなると、当然「意見の違う人間」が出てきます。でも、それは極めて自然なことであり「悪」ではありません。様々な意見はあるけれども、お互いを支えあり、患者満足度やサービス満足度を上げ、地域に必要とされることを提供する。その共通理念を忘れなければ更に10年、20年と続く組織になっていくと思っています。みなさんの部署で「求められていること」ってなんでしょうか?そんな事を一緒に考えていけたら、ますます良い法人になっていくと思います。

そんな事を出張中の東京行きの飛行の中で思いながら、この週報を書いていました。今日は丸岡医院のホームページや集客を担当していただく可能性のある会社様と会食をしてきます。みなさんにできない業務を僕は休まず頑張ります。どうか、一緒に明るく楽しい事業展開ができるように今週も頑張っていきましょう!次回号では、令和7年度新規オープン予定の「52床老人ホーム建築」について詳しく話せそうです。それでは、また来週!


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