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次男のお受験教室通いが始まる。【実録:小学校受験#2】

こんにちは。くんぱす先生です。
医師として働きながら、2児の子育て真っ只中です。

私のマガジン【ムッタとヒビト】でもお馴染みの次男ヒビト(仮)のお話をします。
我が次男、4歳、年中のヒビトくんは新年度から小学校受験の教室に通い始めました。
長男に引き続き、次男にも同じ経験をさせることにしました。

小学校受験をしようと思った経緯などはこちらで詳しく書いているのでお読みください。


次男にも小学校受験させるか考えた。

まずは、この段階からでした。
長男のときは、前述の記事の中でも書いたように小学校受験をする選択をしましたが、受験において大切なのは一番そばにいる親がその子の特性や性格をみて、合っているか考えることだと思います。
そのため、私の中では『長男と同じ学校に次男も行く。』といった安直な考えではなく、次男にとって小学校受験が合っているか、次男に合いそうな小学校は私立なのかなどの視点で考えたいと思いました。

しかし、夫は、安直でした(笑)
「ムッタ(長男)が行っている学校にヒビト(次男)も行きたいんじゃない?兄弟は同じ学校がいいよ。もし、ヒビトに受験する機会すら与えなかったら大きくなって『なんで僕は小学校受験させてくれなかったの?』って言うと思うよ。」

失礼しました。”安直”というのは不適切な表現でした。お詫び申し上げます。
夫なりに子どもたちの気持ちに寄り添った意見を話してくれました。
正直、お兄ちゃんが行っている小学校に行きたいと弟が思うのは至極当然な反応だと思いますし、とりあえず挑戦はしようかなという結論に至りました。

いつから教室に通うか。

こちらも上に貼った以前の記事に書きましたが、教室に通うメリットは大きいと私は思っています。
そのため、【いつ通うか。】を考えました。
長男のときは、小学校受験をする決断をした時期自体が遅くほぼ年長クラスが始まる実質年中の秋からのスタートとなりました。
親子ともに戸惑いましたが、長男はスタートの遅さを見事に挽回してくれました。

ヒビトはどうか。
ここでのポイントはヒビトの性格にある、と思いました。
・内弁慶タイプ
・負けん気が強い。
・他の子との関わりでは馴染むのに時間がかかる印象。
これらの性格を考慮して、長男のときよりも早めがいいのではないかと思っていました。
でも年少から入らなかったのは以下の理由からです。
・長男の約1年の受験期間ですら、親はかなり疲弊した。
・長くなると中だるみ、途中で失速しそう。
・長男の経験からすべきことは概ね分かっており、ある程度までは家庭での対策でどうにかできそう。

というわけで、【年中の春か夏頃】に始めるのが適切ではないかという結論に至りました。

体験授業にいってみる。

中学受験の業界が試験のある2月を基準に、2月から新学年のカリキュラムに変わるように、小学校受験の業界は試験のある11月を基準に、11月から新学年カリキュラムに切り替わります。
つまり、新年中クラスは実質年少の11月から始まるわけです。

新学年のカリキュラムからキリよく参加したいなと思う方は11月~がお勧めです。
我が家がヒビトと教室の相性を見に体験授業に初めて行ったのは2月のはじめでした。
はい、中途半端な時期です。
大人目線では新学年のカリキュラムに切り替わるってキリよく思うかもしれませんが、はじめての場所で、はじめての友達と、はじめての授業を受ける子どもにとってはどのタイミングで行っても緊張したり馴染めないものなので関係ないと思います。
そのため、そろそろ集団に入れてみるかな、と思ったその時が我が家でのタイミングでした。
その体験授業でのヒビトの反応がまたいつ通い始めるかの新たな情報となると思ったので、予定した時期より少し早めに行ってみました。

結果:やっぱり早めに通い始めた方が本人にとっても親にとっても良さそう。

というフィードバックを受けることができました。
理由はこちら
・教室のカリキュラムがいいペースメーカーとなり、今の時期にやるべきことが明確なので迷子にならない。
・集団に慣れるという本人の成長のために必要そう。

口コミがいい教室のキャンセル待ちをしてみた。

実際に長男の通っている小学校のママさんたちにどこの教室だったか、どんな雰囲気かなど少し聞いてみました。
そこで、多くの声を聞いた生の口コミがいい教室に体験授業に行きました。
付き添い1名の指定だったので、夫が付き添い感想を聞いたところ、可もなく不可もなく、、といった印象だったのでとりあえずキャンセル待ちに登録して、当初の予定であった春~夏には空けばいいね~とゆったり家庭での取り組みを継続して過ごしました。

一向に空きの連絡来ず。

予想はしていましたが、なかなか空かないようでした。
新設のクラスを設けると言っていたので、クラス間移動で空くかなと思っていましたが、そうはならず、、
待期期間があったことで私の熱も少し冷め、冷静な意見が沸々と湧いてきました。
それは、『参観型の授業なのに保護者席と子どもたちの間に衝立があって、子どもの手元や表情が見えないって参観型の意義の大半が失われていないか?』という疑問です。
長男の通っていた個人教室も参観型でしたが、子どもの手元が見える位置に親が座り、本人の様子や誤回答の内容まで把握して、家庭でどのように対策していくかを練りながら参観していました。
付き添うのは時間的制約が凄まじかったですが、先生の教え方も見ていて分かっているので教室と家庭で一貫した対策ができていたと思います。

やっぱり長男と同じ教室に体験に行く。

親に対してスパルタな教育方針の個人塾なので賛否両論がある教室ですが、先の理由から理にかなった授業スタイルで、我が家は結構相性がよかったため、結局体験に連れて行ってみることにしました。
ヒビトとの相性を確かめに行ったのです。

結果、問題なさそう。

先生方は相変わらず、エネルギッシュでいろんな意味で変わっておらず(笑)
『久しぶり~!どうする?来るでしょ?』
というノリでした。
なんだかそんなアットホームなところも結局好きなんだな、と思い新年度から入会する運びとなりました。

入会後の現在

週に1回、2時間の授業を受けに通っています。
4歳で2時間!?と思われましたか?
2時間の中には巧緻性(手先を使う作業)や運動、面接のような問答などもあり、子どもの集中力に合わせて飽きないように組まれているので、意外と子どもたちは楽しんで参加できるんです。

体験授業の後の入会後初授業に向かうときは
「いやだ~!行きたくない~!」と泣いていました、、
子どもながらに緊張や無理があったんだと思います。そりゃそうですよね。
でも最寄り駅まで送ったら、スッとスイッチが切り替わったのか平然と夫と手を繋いで向かっていきました。
子どもなりに『やるときはやるぞスイッチ』があるんですよね、きっと。

そして、2回目の授業の日、また泣くかな~と思ったら、
「ヒビトね、もう大丈夫。楽しかったから。いっぱいスタンプもらえるし!」
とすでに乗り越えていました。
思い返せば、長男のときは慣れるのに2,3か月かかった記憶があります。
他の子との差も大きいスタートだったため長男もはじめはしんどかったでしょう、、
子どもは自分なりに『イケる』と思えば自走モードに入るようです。
登園渋りなどとも似ている気がします。
親があまり心配して手を差し伸べるよりも、本人の乗り越える力を信じてみるのも一つなのかなと思います。
乗り越えた様子でもまたスランプなどで山あり谷ありの受験期間となるでしょうが、そのすべてが親子の時間、思い出になると思って1年半頑張ってみようと思います。

いや~、ついに受験2回目がはじまってしまった~

受験を題材にした小説

最後に、受験の雰囲気を味わえる本をご紹介します。

中学受験を題材にした小説『翼の翼』はご存じでしょうか?

著者である朝比奈さんは“中学受験頻出作家”とも言われ、小学校の学級崩壊を描いた『君たちは今が世界(すべて)』は2020年度入試において、開成中や海城中などの難関男子校を含む13校で出題されました。
この『翼の翼』は主人公の小学生・翼の中学受験に寄り添う親の揺れる思いや葛藤を圧倒的なリアリティで描いた作品です。朝比奈さん自身が二人の子どもの中学受験に寄り添った経験から生まれた作品で、受験を一度でも考えたことのある親御さんは必読書かと思います。
受験という渦にのまれていく親の葛藤、子を思う想いなど、胸がぎゅっとなるところが必ずあると思います。

そして同じく、小学校受験を題材にした小説もあるんです。

小学校受験で試されるのは子供ではありません。家族です。
「この子たちに選択肢を与えてあげられるのは世界で一人、私だけだ」
仕事と家庭の両立、夫との温度差に悩み葛藤しながらも、5歳の娘を名門小学校に合格させるため奮闘するある家族の物語。

小学校受験ってどんな感じなの?と興味を持たれている方はこの本で雰囲気が掴めると思います。
受験経験者も、「そうそう」と頷く場面が多いはず。
ご興味ある方は是非手に取ってみてください。
どちらもあっという間に読めちゃうと思います。

では、本日もお読み頂きありがとうございました。



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