「ガクチカ」をめぐって

学生時代に力を入れたことを「ガクチカ」と呼ぶようになったのはいつの頃からでしょうか?

もちろん、面接においてこの質問自体は昔からされてきたわけですが、「ガクチカ」という名前が与えられたことによって、学生がとりわけ意識するようになってきたように思います。

大学時代にすべきことはなんですか?という質問をよくされますが、その背景にもこの「ガクチカ」が少なからず意識されているように感じます。

ただ「ガクチカ」をつくろうと思って何かをして、それを「ガクチカ」として面接で話したとしても、たぶんそれが好きでやってる人よりもやはり評価は低くなるだろうな、と思います。

なぜそう思うかというと、私は職業柄、推薦入試の面接などを担当することがありますが、時々、そのためだけにやってきたボランティア活動の話をする学生がいて、そういうときは、表情や話しているときの熱量ですぐにわかるからなんですよね。

「ガクチカ」がなくて悩んでいる学生は多いと思いますが、やはりやはり好きなことや夢中になれることをしか「ガクチカ」にはならないと思います。「ガクチカ」をつくらなければと思ってやったことは、やはり他人からは付け焼き刃の「ガクチカ」としか映らないかもしれません。





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