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本を読めという時の本の種類について

わたしは仕事柄、本を読むことを勧めています。

そうすると、必ずいただく質問が以下の画像のような質問です。

呼び捨て?

この質問にお答えする前に、私がなぜ読書を勧めるか、その理由は大きく分けて3つあります。①ものの見方や考え方が広がること、②語彙が増えること、③ストレス軽減になること、です。

①は説明するまでもありませんね。他者の異なるものの見方や考え方に触れることで、自身の視野が広がります。読書を通して得られるその経験によって、時に人生観が丸ごと変わることすらあります。
②について。稚拙なたとえですが、霧雨や五月雨という言葉を知らない人は、雨に遭遇した時、それらをすべて雨と認識することしかできません。つまり私たちは語彙を得ることによって世界を切り分け、より解像度が高く物事を認識をすることができるわけです。その意味で語彙の豊かさというのは非常に重要です。
③は最近よく言われていることですね。現実世界(SNSも含めて)は刺激が強く、またいろいろな人がいろいろなことを言っているので、それらに一喜一憂してしてしまうこともあります。読書はその世界に集中することができ、現実を一時忘れさせてくれるツールでもあります。私は嫌なことがあると意図的に本を読むようにしています。

質問に戻りますと、こういう質問をくださる方は、おそらく日々の生活の中であまり読書をしていないのだと思います。なので、そういう場合にはまずは何でもいいから読んでみてくださいと言います。なぜなら、本を読む楽しさや快感を一度経験してしまえば、あとはおのずから本を読むようになると思うからです。

そして、そういう状態になったら、自分で面白い本を探すのと並行して、本をよく読んでいる人や、この人のものの見方や考え方は面白いなという人に、どんな本を読んでいますか?と聞いてみてください。きっと自分ではたどり着かないような面白い本を教えてくれるはずです。

素敵な読書生活を。

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