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【孤独死】「妻が看取ってくれる」は古い。

孤独死したくないから、
結婚したんだ。

そんな人の声を聞くことがある中、
結婚していても孤独死をする場合も事実ある。


それは先日のこと。

父の兄は、
毎年お盆に帰ってくる。

2時間ほど車に乗って私の実家に帰り、
お墓参りをする。
そして父といつもお酒を飲み交わすのが、
通例となっていた。

そんな叔父。

今年は具合が悪いので、
帰らない、という。


体調があまり良くない、とのこと。

叔父は大のお酒好き。

ワインを豪快に飲み、
いつも楽しげに話をする。
それが長年続いたこともあり、
壮年を過ぎた頃、
糖尿病を患った。


糖尿病は治ることはない。

定期的に透析をうけ、
お酒を飲む時は、
決まって自分で注射を打つ。

それでもお酒が大好きで飲み続けた。

そして、
叔父は亡くなった。


叔父は結婚をしていて、
子供もいる。

そんな叔父だが、
死後3日経過して
発見されたのだ。


それがどういうことか、
家族は理解していた。


叔父は幸せだったのだろうか?
悩みなどあったのだろうか?


本人のみぞ知るところではあるが、
きっと色んな葛藤や悩みがあったのか、
考えさせられてしまう。

しかし、誰しも葛藤や悩みを抱えて生きており、
また誰一人同じ悩みでもないはず。

夫婦というのは、
様々な形がある。

幸せに寄り添って生きていく人もいれば、
互いに干渉せず暮らしていく人もいる。

そこについては、
悩みを見出す方が無粋なのかもしれない。



ただ、私は叔父の豪快で、
たくましい生き方は好きだったが、
妻から見た一人の男性は
どのように見えていたのだろうか。


幸せだったのかな?
幸せだった、そうあった欲しい。

たとえ、家族との仲が遠くても、
近くても幸せと感じる箇所は
様々だろう。

だからこそ、
大切なことがある。


自分らしく生きなきゃな。


家族が次々と亡くなっていく年齢だからこそ、
自分の人生について
問われているような気がしてならない。

最後に。


結婚しても、
孤独死はある。

孤独死をしたくないから
結婚をする、という人に伝えたい。


ちゃんとお互いが幸せになれる相手と
結婚するといい。
大切なのは、自分らしくいれること。

ありのままの自分を受け入れてくれる人と
寄りそうことが、結婚の本質なんだろうな。


ま、そんな人と巡り会うのは難しい。
だから独身が増えるのもしょうがない。

砂浜に転がるダイヤを見つけるよりも
難しいのだから。

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