建設業界は思ったよりクソで、あらゆるハラスメントとコンプライアンス違反を煮詰めて出来上がるブラック企業がホワイト顔をして平然と経済社会を歩き回っている。建設もといサブコン界隈はそんなうんこが蔓延る大便業界であったのだが、俺には意外とブラック耐性があったらしく、おもんない下ネタにも時代錯誤の人格否定にもシャバすぎる飲み会にも屈することなく上半期を乗り切ることができた。奇跡である。 とは言っても、毎朝轢かれてえなぁと思うが故に他人とすれ違う時は必ず車道側を歩いているし、謎に1日2
ちょっと前、大学の卒業式に行った。 いつだったか、「大学の卒業式なんか行かんわや、しょーもない」みたいな所信表明を色んなところでばら撒き散らした気がするが、普通に大学の友人から誘われたから行ってしまった。俺はその程度の男なのである。しょーもない。 卒業式の執り行われる体育館へ半刻遅刻して行くと、出入口付近に死ぬほど人が溢れかえっていた。まあ、看板のところで写真を撮りたい気持ちは分からんでもないが、その為にこの長蛇の消化を待つことはどうも割が合わないように思えた。まったく、
大学と就職の狭間であるこの時間を大切に過ごそうと決意した俺は、大学近くのアパートを退去したあと、地元で時間と金をパチンコ屋で浪費しながらさながら高等遊民のような生活をしていた。 そんな俺が地元の友人から「お前の大学で論文発表あるけえさぁ〜、車で送ってくれんぅ？」と頼まれて、どこに断る理由があろうか。 そこそこの早起きをして、車で1時間かけて大学に送ってあげた俺は褒められるべきであろう。道中、車内で「これお礼」と貰えたのはしょぼい駄菓子であり、高速乗って送ってんだけどなあ、ﾎ
就職を機に実家へ帰ることとなった。 独り暮らしに慣れてしまった身としては、カップ麺生活を脱するいい機会だし、掃除洗濯などを分担して行うこともできるようになるので、俺にとっては良いことづくめという気もするが、きっと生活していくうちに煩わしくなる部分もあるだろう。共同生活には、意外な落とし穴が潜んでいるものなのである。 そうそう、引越しのための荷造りをしていると、とても実家には持って帰れないようなシロモノがあったりする。もっとも、今俺が嵌っている落とし穴なぞ、これから始まる新生
最近、ツイてない。 今まで「最近ツイてねぇなぁ〜、なんか良いことねえかなぁ〜」と思っていた絶望の日々は実はツキの問題ではなく、ただ満足のいってない状態だったようである。いざ悪いことが連続して起こり始めると、もはや絶望すら通り越して世界の全てにイライラしてしまう。これが反抗型の絶望か、じゃあキルケゴールは偉大だなと思う反面、無神論者にも優しくしろよと言いたくなってくるが、なぜか奴はもういない。いろよ。まだ。 しかし、俺は絶望の対処法を知っている。銭湯に行けば良いのである。結
たぶん3週間くらい前のことだったかなぁ？ 羽田さんが急に俺にわけのわからないことを言ってきた。 「さっき伊藤さんが、『友達が〇〇さんのことかっこいいって言ってたんですよぉ〜』って言っとったよ。金髪の頃の〇〇くん見て言いよったらしくて、その娘19歳だって。いや、ほんとほんと」 マスク社会というのは偉大である。コンビニのバイトでイキりまくっている素人童貞に一目惚れするバグみたいな生娘を生んでくれるのだから。 羽田さんのジャニオタジョークかと思われたそれは意外にも現実で、伊藤さ
大学の友人とくっちゃべっていたある日、唐突にそいつが彼女の誕生日の思い出みたいなもんを語り出した。別に惚気的なもんじゃなくてちゃんとオチがあった笑い話だったのだが、すげー幸せそうな話だったので俺が「いいじゃん幸せそうで。俺誕生日昨日だったけどバイト行ってシコって寝たで」と自嘲気味に言うとそいつは何故かアホほどショッキングな表情で「ええ！！なんで教えてくれんかったんや！！！」と驚いていた。 そして「なんかあげよっか？」とか「奢ったろっか？」とか色々聞いてきたので、いや、自分か
先月中旬、なんかパチンコで大勝ちした時に買ったSwitchとポケモンは今や俺の生活の中心であり、バイトもせずに四六時中パルデア地方を散策しているとついに口座が空っぽになってしまった。急いで入れた日雇いで結構なクソ現場を引いてしまい、現実の金策もA連打で済むようになれよと日本政府と資本主義を恨みながら最近の日々を過ごしている。ちびっ子たち、ゲームばっかりしてたら頭悪くなるぞ。 さて、ポケットモンスターというゲームでランクマッチをしていると、大事な場面で撃ったじゃれつくやハイド
雪虫を最近見なくなった。 冬の始まりによく飛んでいる、白いふわふわした虫である。 吐いた息が白くなり始めた時、大休憩の遊びが手打ちからサッカーになり始めた時、なぜか半パンなのに上はブレザーを着始めた時、その視界には毎年雪虫が飛んでいた。 ちょっと前にサテンで小学校の頃の連れと談笑していた時、ちょうどそういう話になった。なんでか雪虫は小学生の頃の記憶にしかおらず、中学生以降の青春の思い出には一切出てこないセレビィみたいな虫だと友人は言っていた。 温暖化のせいなのだろうか。
Wikipediaを見るのが好きで、暇すぎる時は適当な言葉を検索して出てくるwikiのページを読んで過ごしている。 高校ん時から「Wikipediaは参考文献にはならない」とかなんとか聞かされ続けてきたので、そこに記載されているものは一応すべて噂話程度の理解に留めているが、実際あの手の集合知的なサイトってどのくらい信憑性があるのだろうか。学術書だって教科書だっていくつかは歴史修正的な解釈がとられるものもあるだろうし、作者のバイアスが全くない文章なんてこの世に存在しないだろう
俺はかなり保守思想の強い人間だという自負がある。 これは決して政治的なニュアンスではなく、自らの行動指針のことを表している。 例えばビールの銘柄や、歯磨き粉、柔軟剤の種類などは昔から買い続けてきた物をまた買うようにしているし、普段流す曲も中学生の時からほとんど変わっていない。別にこだわりがあるわけではないのだが、自分なりに失敗しないようにしているのだろうか、なんとなく同じものを消費し続けている。正直洗剤などはいくら銘柄が変わろうが失敗もクソもないだろうに、普段使っていないも
命が２つあったらうち1つ分は死ぬ気で金貯めて治外法権の離島でドラッグ浴びながら10人の美女とヤリまくってテクノブレイクするって決めているのに、残念ながら１つしかないので真っ当に労働して適度に散財しながら生活している今日この頃だが、最近は些か散財しすぎている感があり、というのも預金残高がサワーペーパー20枚分くらいしかなく、この世からギャンブルというものは無くなった方がいいということを現在強く実感している。こういった時にクレジットカードのありがたみがわかるので、皆さんこの生活を
キチガイゲージというべきか、絶望ポイントが一定ラインを超えるとアヒャりたくなる。 昨日の夜勤終わり、帰りの車の中でどうしてもアヒャりが抑えきれなくなり、非常に低俗で下品な言葉をMr.Childrenの名曲「君が好き」に乗せて叫んでしまっていた。 そういう時はだいたい夜更かしして、鬼のようなオナニーをしてから眠りにつくのだが、これをすると翌朝顔にニキビが確実にできるので、もしこれを見ている家族友人がいるのであれば、私が顔にニキビを作っていると「あー、たぶん昨日こいつ、夜更か
生まれた時から心臓がうんちみたいで、お腹にペースメーカーを入れて生きてきた。 どういう仕組みかわからんけれどもなんか電池式らしく、10年に1回くらい交換せにゃいけん物らしい。 昨日腹切って、今日もう歩いてションベン行けるくらいには回復したのだが、先生がいうにはあと1週間くらい様子見るとのこと。そんくらいはかかるだろうとこちらも予想していたのでまあ、それは構わん（病気診てもらって何様やねん）のだ。構わんのだけども、いかんせん暇すぎる。なーんにもやることない。そう、とにかく、ナ
この時期の夕暮れは、長袖のシャツを着て、半パンと赤いスニーカーを合わせる格好が好きです。なんかチャラいので。 性格がこんなだと、格好でカッコつけることしかできません。 この時期の夕暮れに、冷たい風が足元を通り抜けると、もうすぐに来る秋と冬を想って寂しくなります。彼女がいないので、寒い季節を乗り切る自信がありません。 この時期の夕暮れを、いまだに有線のイヤホンをつけて散歩するのが好きです。その為のプレイリストを新しく作ったりもしますが、大体去年の今頃作ったものと同じような曲
という妄言を聞いたことはないだろうか。 「女心を理解しているから」とか、「女の人と関わることに慣れてるから」とか、「女性に対して過度な理想を抱かないから」とか、そんな理屈で巷では「姉がいる男性はモテる」なんて言われているらしい。 個人的には、血液型性格類型論くらい懐疑的な論理だと思っている。というか、俺という存在が反証なので、その時点で余裕の論破なんすけどね。勝ち確。ガクチカ。 勿論、全員に当てはまることじゃなく、その傾向があるかも？くらいのしょーもない噂話だってことは理
