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情報処理安全確保支援士試験 2023年(R5年)秋試験と2024年(R6年)春試験の 出題形式を比較分析してみた

 この記事では、毎年春と秋に実施されるIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の、情報処理安全確保支援士試験の出題形式の変化についてまとめてみました。
この記事は、2024年5月時点の情報です。最新情報はIPAのWebサイトで確認してください。

 以前の記事では、2023年(R05)秋試験から変更になった試験制度の変更について、お伝えしました。こちらもご覧ください。

 今回の記事では、2023年(R05)秋試験と2024年(R06)春試験を実際に受験して、出題形式の変化について比較分析しました。


1.2023年(R05)春試験から2024年(R06)春試験までの出題形式変遷

 令和6年度春試験では、試験制度に変更はありませんでしたが、表の赤字で書いているとおり、問題のページ数が大きく増えており、試験制度変更前(R05春)の午後1試験と午後2試験の合計ページ数とほぼ同じボリュームになっていました。
 試験制度の変更がないタイミングでこんなにページ数が増加するのは、今までに無いことでした。

2.2023年(R05)秋試験の出題形式

令和5年度秋試験の出題形式を表にまとめました。

 私が受験した感想は、技術系の問題と運用系の問題が両方出題されており、問題選択がしやすくなったと感じました。また、ページ数が少ない問題を選択すると、時間に余裕をもって解けるようになっていました。
 解答形式については、設問1から3については文字数制限が最大70字であったことと、設問4の解答は全て文字数制限がないことに変化を感じました。今後は、このように変わっていくのか…と感じました。

 令和5年度春試験までの、午後1と午後2の両方の試験を受験することに比べると、試験制度変更によって、大きく負担が減り、楽になったと感じていました。これが続くと受験者数も増えるのかなと思いました。

で、同じような出題形式が続くだろうと思って令和6年春試験を受験したんですけれど……

3.2024年(R06)春試験の出題形式

令和6年春試験の出題形式を表にまとめました。

 令和5年秋試験と同じような出題形式だろうと思って令和6年春試験を受験しましたが、形式は大きく変わっていました。

 まず、ページ数。4問とも全て9ページか10ページとなっており、試験制度変更前の午後2試験に近いボリュームになっていました。令和5年秋試験の時間に余裕をもって解けるという印象はありませんでした。
 また内容についても、全てが技術系の問題であり、運用系、マネジメント系が得意な方にとっては不利な問題構成でした。問題の内容的にはクラウドサービス利用やWebシステム開発に偏っており、問題選択の幅が狭いと感じました。
 問題のボリュームと知識問題が多くなったことで、令和5年秋試験に比べると難易度は高く設定されたと感じました。

4.2024年(R06)秋試験は?

 さて次回はどうなるのでしょう?令和6年春試験の出題形式が続くのか?
またまた変化するのか?次回はちょっと難易度下げてきそうに思うけれど、どうなるかはわかりません。数回は変化が続き、やがて落ち着いていくのだろうと思います。これからも変化を確認していこうと思います。

次回、情報処理安全確保支援士試験を受験する方の参考になれば幸いです。


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