舞台 てなもんや三文オペラ 感想
相方さんが友人と行く予定だったんですけど、都合が合わなくなってしまったので代打で一緒に見てきました。
新しくなってからはもちろん、そもそも舞台を見に行くようになったのなんて、最近なのでPARCO劇場(今は、PARCO STAGE)は初めてでした。
ということで、念のため #ネタバレ 防止の改行を。
感想、一言で言うなら「ひたすらゲスい生田斗真さんが見られます」になるかな。
どれくらいそう思ったかというと、ネタバレになりますけど、最後に絞首刑になる前に演説をするところがあるんですね。
そのシーンを見ていて、「どうせそう言ってお涙頂戴して、なんとか生き延びようとするために言っているんだろ、ムカつくんだよ」と演技なのにそう思えてしまいました。見ていてイラッとしたのです。
舞台で喋っているのに向かって「どうせ、そうやって口八丁でやり過ごそうとしているんだろ」ってヤジを入れたくなるほどでした。いや、自分でも珍しい感情で舞台をみているなぁと思いましたよ。
確かに主人公は生田さんが演じているのですが、まぁそれに振り回される周りの方が演じている時間は長かったんじゃないかなぁと思うくらいでした。
タイトルにオペラと入っているので、結構歌います。(厳密にはミュージカルとの違いってあるんですね。)
終戦後の大阪が舞台で、なかなか作品としては複雑な思いで見ていました。自分くらいだと子供の頃に、戦地から帰って来て、お祭りや上野公園とかで軍服来ている人を見かけたこともあります。でも、それが本当にそういう人だったのかというのは、舞台をみるといろいろ思ってしまいます。
戦争そのものや、戦後の貧しい環境での生き延び方というのはいろいろあったんだろうとは思います。
それから、性差別的な要素とか、いろいろはいっています。その辺も見ていていろいろ思いました。すんなり笑って良いものかどうかも難しかったなぁ。少し複雑な思いで見た舞台でした。
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