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遊ぶことは自己投資だって納得した

コンサートのチケットを買う時、めちゃくちゃ抵抗がありました。

夫の分を合わせると400ドル近く…以前に比べて自身の収入が減っている今、仕事にまったく関係ない遊びに400ドルもかけていていいの? 

チケットを買った後に歯の治療で大金が必要になったら後悔しない?(アメリカの医療費は高いのです!)

いやいや、そうなった時はそうなった時だよ…でも。

そもそも私はもとからその歌手のファンだったわけではありませんでした。

ただ、いろんな出来事が重なってたまたまその人のことを検索していたら、1ヶ月後に私の住んでいるサンディエゴでコンサートがあるということを知って、感性が囁いてきたんです。

「こりゃ、行けってことでしょう」

その歌手はニール・ヤング。

ところが感性の囁きに従ってチケットサイトを開いて金額を見た瞬間に、感性の囁きは小さくなって、葛藤が始まったのです。

それでも最終的に購入したのは、ニールが78歳という年齢であったから(今回を逃しても次があると簡単に言えないと思ったから)。そして私自身がインプットを変えることを意識的に実践している身だったからです。

今回はその体験を通して得た学びです。

感性の囁きってやっぱり最強!

まず何よりも学んだのはこれです。感性の囁きって最強。

感性の囁きというのは、ありとあらゆるインプット情報を脳がプロセスして出てくるアウトプットの一つ。

ただ、インプットやプロセスの段階では意識できない要素がたくさんあるから、意識できる部分では、「400ドルは高くないか?」とか、「そもそも前からファンだったわけじゃないのに本当に行きたいのかな?」とか、まあ疑問が出てきちゃうわけです。

でも、インプット・プロセス・アウトプットの仕組みで言えば、感性の囁きって必ずや「最適解」なんですよ。

最適解というのは、それをやることがいろんな意味で自分の存在にとってベストである、ということです。

で、私はコンサートそのものにも感激しまくって、行ってよかったと満足感マックスなのですが、今回はそのほかにも面白いことがあったんです。

チケットを買った直後に新しいお仕事の話が舞い込んでチケット代を上回る収入が入ってきたんですよ。

チケット代が補填できたどころか、プラスになった!

ちょっとスピリチュアルになるかもしれないけれど、感性の囁きというのは私たちが意識できない領域の情報まで入力した上でベストなアイデアを出してくる、という仕組みを鑑みたら、私の生命のシステムは近いうちに収入があることまで把握した上で「コンサートに行きたい」と囁いてきた可能性もあるんじゃないか?

まあ、そこまでは信じがたかったとしても、生命のシステムは私の懐事情もインプットしているということは信じられます。その上で最適解という感性の囁きを出してくるのです。

だとしたら、「お金が」とか抵抗しないで、もっと信頼していいかもしれない。そう思うようになりました。

心を動かすことは全方位によい

もう一つ印象深かったのは、コンサートを心から堪能した後、自分の中でいろんな点が繋がるような感覚を得たことです。

インスピレーションがばんばん降りてくるし、気づくこともいっぱいあるし、見えていなかった視点が見えてくる、みたいな、ちょっとした神がかり的な感覚。きっと皆さんも体験したことあると思うんです。

なぜコンサート後にそれが起こったか?

音楽のライブに行くという、普段の自分にはないインプットをしたことでインプット情報が変わったというのもあるでしょうが、私にとって音楽ライブが心躍るものだったということも大きいんじゃないかと思うんです。

インプット情報を変えるというのは、入れる情報を変えるだけじゃなくて、入れる情報が変わったことによって神経伝達物質や神経ネットワークが変わるということなんですね。

入れる情報が変われば何であれ神経系にも変化があるのですが、その中でも心が躍る状態になるっていうのは、結構大きめの変化があったと言えると思うんです。

それだけの大きな変化があった状態であれば、普段の状態では気づいていなかったことに気づけたりするのは不思議なことじゃありません。

そう考えた時、私はようやく納得がいったのです。心を動かす体験をすること、つまり遊ぶことは自己投資だと。

私たちって仕事と遊びをどこかで分ける癖があるけど、生命のシステムにとっては両者の違いはないんですよね。

インプットを豊かにして大きく揺らぐほど成長するという一つの仕組みがあるというだけで、このインプットは仕事に対して良い、とか、このインプットは恋愛に良い、とか、そんなのないわけです。

だとしたら心躍ることを多く体験することはきっとすべてにとって良い。

とここまで書いて、私は「収入に見合った遊び方をしなくちゃ」と自分を制していたことにも気づきました。

でも、それも手放します。

心を踊らせる体験をもっとしよう。