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#7 チームの最小単位はヒトではなくコミュニケーション?

これまでのnoteで、自己進化型組織を創るために欠かせない ”個” が成長するためのマインドセット(Essencial Mindset:EM)について学んできました。

今回は、チームに属する人間として知っておきたい「チームとは何か?」について学んでいきます!

本題に入る前に、そもそもなぜ一人ではなくチームで何かをする必要があるのでしょうか?

この疑問に対して隆さんは、「一人よりもチームでやった方が遠くに行けるから」と答えてくれました。

実際、アフリカのことわざに
「早く行きたければ、一人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め」(if you want to go fast, go alone; if you want to go far, go together)
という言葉があるそうです。

すごく素敵な言葉だなと思いました。
一人では登れないような山でも、チームで助け合うことで登れたりします。同じスポーツ観戦でも、一人で見るよりもみんなで見た方が感動は何十倍、何百倍にも大きくなる気がします。

同じように、仕事でも、せっかくならチームで何かを成し遂げたい!

では、チームとはそもそも何なのでしょうか?
5人の人がいる状況を例に教えてもらいました。

ただの集団の場合、そこにいる人の力は、1+1+1+1+1で5になります。
しかし、良いチームというのは、同じ5人でもその力が6、7、8、、もっといえば100にも!なる可能性があるのだそうです。

なぜでしょうか?
それは、良いチームでは人と人との間に物事がどんどんと生まれるから。
下の図のようなイメージで説明してもらいました。


この、人と人との間に物事が生まれることを ”創発” と呼び、それは良いコミュニケーションから生まれます。

ただの集団というのは ”人(個体)の集まり” なのに対し、
チームというのは ”コミュニケーション(相互作用)の集まり” なのだと隆さんは言っていました。

これは、生命の仕組みからも説得力のある話だそうで、、、

最近の研究で、生命の進化にまず最初にあったのは ”代謝” という化学反応(相互作用)で、それを効率よく行うために細胞が集まって胃や腸などといった構造物(個体)が生まれた、ということが分かってきたそうです。

生命もチームも、細胞や人などの ”モノ” ではなく、代謝やコミュニケーションといった ”コト” からはじまるんですね!
なんだか、色んなことに当てはまるメッセージをいただいた気がします。

良いチームを作るためには、ただ人を集めるのではなく、コミュニケーションを良くしていくことが重要だということが分かりました!

次回、良いコミュニケーションを生むためには何が必要なのか?について学んでいきます!