見出し画像

なんとなく調子が良いから移住してみたら。

4月に上川町に移住してきて、早いものでもう年末!
ものすごいスピードで過ぎ去った気がするけど、いろんなことが起こりすぎて移住してきた日が遠い昔のように感じます。
ずっとずっと日々の気持ちを記録に残そうと思っていたのだけど、新しい仕事や暮らしで精一杯でなかなかできずいました。というのは言い訳で、素敵な文章を書く人たちが周りにたくさん現れて、自分の日記レベルの文章を書くことの勝手にハードルをあげていたのかも。

毎日見る景色。空が広い。山もきれい。

上川町にやってきた。


改めて今の状況を説明すると、札幌に住んで看護師をしていた生活から、ひょいっと上川町に移住してきてEarth Friends Campという会社で交流スペースの運営などをする生活に変わりました。
詳しいことはこちらの記事を読んでほしい!


移住してからできたこと。

仕事編

上川町交流&コワーキングスペースPORTO 

上川町交流&コワーキングスペースPORTOを運営しています。町内外の人たちの「やりたい」を一緒に形にしてイベントをしたり、観光のご案内をしたり、子どもたちと遊んだりしています。
マルシェやフリマも開催しました。
そもそも名刺交換ができなくて、ビジネスメールもよくわからなかった4月を考えるといろんなことができるようになったはず。
SNSで情報発信することも、会社以外の人たちのコンタクトをとって打ち合わせをしたり、商品を仕入れさせてもらうこともなんとかやっている!

マルシェをしてみたり
フェスにも出店!キャンプも楽しかった!

暮らし編

・子供から大人、町内から道外の人まで友達、知り合いがめちゃくちゃ増えた!
・友達でも家族でもない人たちと毎日挨拶したり、お話ししたり、助けてもらったり田舎ならではの暮らしを満喫できている。
・田植えをした!森に行った!解体作業をした!とにかくいろんなことをやってみる機会に恵まれた。
・登山とか沼巡りとかに行けた!雨女だと思っていたけど、行ける確率が上がれば天気の良い日を選べるから自然を満喫できる!
・上川町の周辺にはじまり道東、十勝など今までちょこっとしか知らなかった場所に行けた!

人生初山の上で1泊して見れた朝日。
みんなでBBQ


1番遠くはきっと知床。途中の美幌峠の迫力が1番圧倒されかかも。


あんなことやこんなこと「新しく経験した」という意味ではかなり詰め込まれていたはず。
田植えのお手伝いもマルシェを開催することも、あれもこれも人生の中で「いつかやってみたいな」とふわりと思っていたことをかなり経験してみることができました。

上川町に来る前、「自分はかなり限られた狭い世界のなかで生きているのだろう」と分かってはいたけれど、一歩外に出ると今まで知らなかった仕事や働き方、暮らし、考えが本当にたくさんありました。
本当にびっくりするぐらいいろんなことを知らなかったんだということに気づけて本当によかった。
もっと若い時に色々経験しておけばよかったと後悔はあるものの、きっとその時その時で一生懸命生きてきたはず。この年になってからでも生活を変えてみてよかったなと今は思っています。


生きる上でだいじそうな発見。

暮らしをガラッと変えてみたことで人生のなかでも自分にとって大事なことだなと思う発見がたくさんありました。

生きる環境は大事。

いつだかの夕日。ビルがないと空も広い。

周りにビルはなくて、あっちをみてもこっちをみても山。
車の音や騒音もなくて静か。
お店が少ないから、選択肢が少なくて必要以上に悩まないのも楽ちん。
田舎暮らしは私にはかなり合ってそうです。
たまに都会にでてみたり、旅行にいったりして気分転換をするのもやっぱり大切。
「ここで暮らさなきゃいけない!」なんてことは案外少なくて、いろんなバランスをとりながら仕事や暮らしを調整できる幅を持てる環境も感謝だなと思っています。

そして、自分が大切だと思うことを同じように大切だと思うひとたちと過ごすことは心地が良い。
あたらしい世界に飛び込んでみると、わからないから怖いなと思うことばかりだけど、なんやかんや楽しくてワクワクする。
仕事と暮らしをぐるんと180度変えたことで、そんな当たり前のことを再発見できました。

「違う」は難しいけどおもしろい。

ちびっこが作ってくれたお魚とダイアモンド。謎な組み合わせだけど配色がどタイプ。
自分と違う考えの人がたくさんいるのは面白い。

看護師という女社会。先輩が気持ちよく働けるように気を使い、戦いが怒らないようにぐちを聞き、後輩のアシストをして、みんながスムーズに働けるように頑張ってました。
「当たらず触らず」が社会で生きるすべだと思っていたから、分かり合える人とばかり仲良くしていました。

でも、今は全然違うバックグラウンドを持っている人たちが本音をぶつけてきます。直接対決の経験値が少なすぎてどう対処したら良いのか、自分は何を伝えたいのか全然わからなくて最初はとってももどかしかった…
でも違う意見を言い合うことで、お互いに発見があるし、協力することで進化できる。
これは本当に大きい発見。
喧嘩するぐらい向き合って、「違う」を楽しんでみるということは継続したい!

お金をかけたいものが厳選された。

上川町にはドラックストアがありません。無印良品もカルディも映画館もありません。
なんでもはすぐに手に入らないけど、全然困らない。
ついでに給料も減ったことで自由にあれもこれもは買えない。
だからこそ「ここにはお金をかけたい!」がめちゃくちゃ明確になりました。

好きかもって思ってたものたちはやっぱり好きでした。
3年前に書いてたnoteは今見ても納得。


いろんな自分がいる。

楽しい自分も、慎重な自分も、すぐに落ち込む自分も、全部私。
そんな自分をうまく受け止められない時期も実は結構ありました。
今は、周りにいる人たちもいろんな側面があってとても人間らしい。そんな人間らしさを受け止めてくれる環境って当たり前にありそうで、きっと当たり前じゃない。
このnoteも「自分嫌いだな」と思って生きるをやめたくて、細々書いてきたもの。その時に比べたら、ずいぶん楽しく生きているし、うまくできないことも「そりゃそうだ!」って面白く受け止められるようになったなと思っている!

やっぱり誰かをサポートする仕事が好き。

仕事が変わってもやっぱり嬉しいのはお手伝いしたことで誰かが喜んでいたり、しんどさが軽くなったりしていた時でした。そこから、暮らしを楽しむ余裕ができたり、一歩前に踏み出せるお手伝いができていると最高。

こんな田舎にきて、全然ちがう仕事をしてみて「大失敗だったーーー」ってなる未来も考えていたけど、そうはなっていない。なんだか調子が良いから移住しようと思った自分は間違っていなかったと思ってます。

全体としてはなんだか調子がいいぞと思えている一方で、やっぱり仕事はまだまだ助けてもらってばかり。
お金のこと、マネジメント、物理的なPCスキル、デザインのこと、社会や組織のこと、文章力、プロジェクトを進める力。
あったら良いなはたくさんあります。
看護師をしていて、こんな力があったらいいのにと思っていたことはやっぱり必要でした。

まずは自分にできること、必要だと思ったことコツコツやっていきたい。
こうやって言葉にすることも大切にしたい!

びっくりするぐらいかっこいい大雪山。こればっかりは住んでる人の特権!


暮らしと仕事をぐるっと180度変えてみたら発見がたくさんありました!

この記事が参加している募集

熟成下書き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?