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架空書籍紹介(8冊目~14冊目)

8冊目「ダンゴムシ平和論」

子どもたちがダンゴムシ一匹で仲良くわいわいするのを見た著者が、様々なぎすぎすした場所にダンゴムシを放り込んだ実験記録。ダンゴムシのおかげでパワハラのなくなったブラック企業、荒れた高校がダンゴムシのおかげで県下有数の進学校に変わった話などを収録。

9冊目「癒しメタル最前線」

メタルメンタルクリニック先進国の北欧の現場レポートから始まり、アメリカで行われているメタルにより服役囚の鎮静化、かつての日本で行われていた、メタルによる誤った熱中症対策を教訓とした取り組みなど。巻末にはメタル治療を受けられる施設紹介の付録つき。

10冊目「図書室軽音部」

学校の事情と陰謀とにより、軽音部の部室が図書室に変更された。静かに読書を楽しみたい図書室利用者と、練習を続けたい軽音部との戦いの日々。柔道場を追い出された柔道部も加わり、三つ巴の戦いが始まる。図書係の「この難問の答えはこの本にあるわ」で大体解決。

11冊目「靴になった骨」

よく歩き、歩き続けて亡くなった方の骨は靴の形となって残る。焼かれてもなお歩き出す、靴になった骨たちの話。妻の後を追いかけるもの、自分は殺されたと思って犯人を追い詰めるもの、他の骨と合体して生き返ろうと試みるもの、などの話を集めた短編集。

※シロクマ文芸部参加柵「靴になった骨」の完成後に書いたもの。


12冊目「銃骨・骨銃」

自身の骨の一部を弾丸として発射することのできる銃骨使いと、銃で撃ち殺された人の骨で作った銃で、殺人者への復讐をしている二人の話。出会い、対立、和解、愛憎、最後に放たれた銃弾は誰の胸に刺さるのか。骨身に響く、骨太なハードボイルドガンアクションストーリー。


13冊目「共有猫」

押し入れが隣の部屋と繋がっていて、共有になっているアパートに住む住人たちの話第一弾。押し入れを通って各部屋を行き来する飼い猫が住人の共有ペットのようになっていたが、次第に見知らぬ猫や似た子猫が増えていく。子どもたちも猫を追って移動する。猫に似た子もいる。

14冊目「ぐるりの子」

ドーナツ状に連なるアパートは、隣の部屋と押し入れが繋がっている。そこの住人の子どもたちは各部屋を行き来して遊びまわる。外からの子も紛れているが気付かれていない。元の部屋に戻ると両親の片方が違う人になっていることもよくある。そんな建物の千年史。

※13、14冊目は具合悪い時に見た夢の中に出てきた「隣室と押し入れを共有しているアパート」が原型。


入院費用にあてさせていただきます。