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1月、カイロ、人々の何かすごいパワー

この旅も終盤となった1月。
友人念願の地、エジプトへ。エジプトといえば、学生時代だと思うが袴と丁髷姿の侍達がスフィンクスと映る写真を見た。
すごい、、この時代に海を渡って行っている人がいるんだ。。
この時代の人がこんなところまで旅しているんだ。私も世界の色々なところに行ける、行くぞ。と思い、この頃からいつか私も同じようにエジプトに行って見たいと思っていた。航空券買った時いつかが来たな〜と思った。

エジプトは客びきがすごいらしく、
空港ではタクシーの客引きに注意。と色々な人のブログで読んだ。
そしてとりあえずの目標として、Uberのタクシーに無事に乗ってホテルまで着くこと。
聞いていた通り到着出口付近ですぐに「タクシー!?」と声がかかる。
自分の中で客びき耐性レベルを上げていたせいか、面くらう事はなかった。断るのを続けていたが、だんだん必死で客をひくおじさん達の生活の背景を思い浮かべてしまい気が引けてきた。

「ナンバーがアラビア数字で書かれており、Uberがどれか分からなかった」など経験談があったので、アドバイスを参考にして、アラビア数字を覚えて挑んだ。ここではUberを探している人だと見ると、俺だよ〜みたいな感じで寄ってくる輩がいたりするのでちゃんと数字見て、名前もなんだって聞いた方がいい。何とか無事Uberの停留先を見つけ出し、数字も判断しミッションはクリア。
エジプト到着時の私たち、友人が来る前にBooking.com関連の詐欺に遭っていたため、猜疑心強め状態。笑 あらゆることに対して騙されてなるものかと、警戒しまくっていた。

ピラミッドツアーはお土産ツアーでもあった。

翌日は宿泊先のホステルのツアーが予算内だったので、探すのも面倒でそのツアーを頼むことにした。
ツアーは私達二人と、運転手、案内人の4人で車1台で回った。
ピラミッド建設初期の遺跡「赤いピラミッド」「屈折ピラミッド」から順番に「サッカラ遺跡」最後に「ギザのピラミッド」「スフィンクス」といった具合。

しかしこのツアー、ただ遺跡を回るのではなく、香水屋、カーペット屋、パピルス屋、とにかく観光客が求めるであろうお土産屋さんを巡るのです。
お金を落とす場がしっかり設けてある。。しかも日本語話せるエジプト人が高確率でいる。日本人ならここって決まっているのかも。用意周到。笑
でも買う買わないは自分次第なので、綺麗な絨毯やら手の込んだ香水瓶をみれたので、個人的には車でドライブしながらつれてってもらえてよかった。

豪華な絨毯。カーペットの学校がいくつもある。
販売所でもあるみたいで直売だから多少安くなる。

とにかく色々すごい。

カイロは人がいっぱいいるなと思った。犬も猫もいる。
あと排気ガスと土埃。半日で髪がギシギシになる。
道路を横断したいなら、車を止めてかき分けて渡るものらしい。婆さんも爺さんも、え、この中を?みたいな道路に平然と行く。
はじめはいつまでも車を見送ってたけど、そうすると今度は俺について来い、日本人の知り合いがいるだの、自分のギャラリーに連れて行こうとするおじさんに捕まる。笑
だから困ってるそぶりは見せずに、道路渡りの術もだんだん身につけた。
バイクはノーヘル。車はマリオカートみたいで車線なく追い抜き追い越し、クラクションは鳴りっぱなし。みんな運転上手いなと思ってみていた。
警察はあちらこちらにいるけれど、この状態が合法なら、何したら逆に捕まるんだろうかと思っていた。

翌日は有名なハンハリーリ市場。歩いて30分くらいだったので、街を見ながら、歩いて向かった。途中にびっしり雑貨、野菜、日用品などの出店が並ぶ大きな通りにぶつかった。
とにかく人が多い。アジア人も見かけず、観光客があまりいない場所なのか、自意識過剰ではなく、かなり視線を感じつつ歩いた。
お決まりのニーハオ!チャイナ!の声もたくさん聞いた。ニーハオの場合は「こんにちは」と返事していた。こういう声をかけてくるのは基本的に男性だけ。いったいどう言う心持ちで声をかけるのか、聞いてみたかった、、

カイロの人達は、なんと言うかパワーがすごい。活気があるというか、なんかお金を稼ぐことを前向きに捉えて稼ぐぞって感じ、子供も大人も働いてる。生きる事に懸命な感じ。日本の戦後もこんなんだったのかなーと思いながら。
エジプトは三大ウザい国の一つとも言われてたからどんなもんなのかと思ってたけど、確かにそう思われても仕方ないなとも思う。けれど、案外値段交渉も面白いし、話せば気のいい人が多かったイメージもある。

大きな露店街

ヨーロッパや北欧、日本といった今までの場所とは全く違う世界に来たなと改めて感じた。面白く、こんな世界もあるのかーと、人の生き方のふり幅を見れた気がする。

お祈りの時間にみんなが絨毯に集まり祈る姿に感動し、ムスクから流れるアラビア語の説法なのかでかい音も、夜もいつまでも明るくて、窓を開けると排気ガスの香り、クラクションも鳴り続ける。
そんな眠らない街カイロは、滞在1週間くらいだったけれど、耳にも目にも鼻にも残る、五感で感じた旅。かなり印象深い場所になりました。




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