見出し画像

あれっ?と思った時には

認知症を患った母の介護をしていると
後悔することが1つだけあります。


もっと早く気づいてあげたかった

もし願いが叶うなら
母の小さな違和感を感じた
2年前に戻りたい。

いつもではないけれど
約束の日を間違えたり
携帯の使い方を
頻繁に質問されたり。

その小さな違和感に
目をそむけて
放っておいてしまった。
ただただ母に
「しっかりして!」
なんて言うだけで
何も対策を考えてあげなかった。

仕事や子育てが忙しくて
母のことまで
手が回らなかったのは
本当だけれど、
母の変化に対して
もっと真摯に受け止めて
相談にのってあげればよかった。

なかなか現状は分からない

母は社交的で外面がいい。
沢山の友達がいる母であっても
自分の弱い部分を見せられる友達は
いなかった様子。

2か月に1回ほどの頻度で
私や娘が遊びにいっていたけれど
リビングや私たちが泊まる和室は
いつもきれいに掃除されていました。

今は施設に入った母の家を
片づける段になって初めて
母がそうとう前から
苦しんでいた様子がうかがえた。

母の寝室やクローゼットは
探しものでかグチャグチャ。
書類なども泥棒が入った後のように
荒れ果てていました。

もっと早く気づいてあげればよかった

その散乱した部屋を前にして
私はしばらく立ち尽くしてしまいました。

あれっ?と思った時には、かなり進んでいる

親とは別居してるのに
ちょっと違和感を感じた場合、
認知症の可能性は
かなり高いと思った方がいい。

少しの時間であれば
いくらでも繕えるんです。
だって当人が一番、
認知症の症状を気にして
おびえているはずだから。
子どもや孫の前では、
しっかりしようと
気構えているから。

だから、もし「あれっ」って思ったら
すぐに様子を見に行ったほうがいい。
できたら病院に一緒に行って
早めの対応をした方がいい。

まだ軽いうちに気づけば
認知症の薬での治療や
デイサービスなどのケア
進行を遅らせる可能性が
ぐっと広がります。

小さな異変に気づくために


1人暮らしの親の
小さな異変に気付くために
5分でできる小さなお手伝いを
おすすめします。

忙しくて時間のないママパパでも
5分だったら出来ることって
ありますよね。

リアルに会いに行けるのであれば
玄関の片づけ
トイレや洗面所のそうじ
古新聞を束ねる

リアルが難しかったら
1日5分でいいから電話する
グループLINEを設定して
家族とメールや写真を送り合う

なんでもいいので
毎日5分つながる時間があれば
小さな変化に気付きやすいし
困ったことや悩みを
話しやすい土台ができる

そのベースができていれば
認知症でも他の病気でも
変に恐れる必要はなくなります。
ぜひ、そんな親子の5分を
作ってみてください。

5分のお手伝いについては
こちらの記事もどうぞ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?