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母の認知症に思うこと

母の物忘れが、最近ひどくなってきた。
これは軽度の認知症???と疑いたくなるほど
特に出来なくなったことの1つが「待ち合わせ」
約束をすると1週間前から毎日のように日に何度も電話がかかってきて
日時の確認やら場所の確認をする。
どうやら待ち合わせで失敗したことが何度かあるのか、とてもナーバスになってしまうよう。

先日も実家に娘を連れて遊びに行ったのだが、その予定の日を少なくとも30回は電話で確認したのに、当日になって友達と出かける約束をしてしまい、偶然にも最寄り駅で友達といる母に会えたので良かったのだが。。。

毎日何度も電話がかかってくると、どんなに仕方がないと分かっていても
こちらの状況によっては声を荒げてしまうことも度々。
血が繋がっているだけにイライラしてしまう。

でも最近、ふと、母といっても他人なのだから、彼女を変えることは出来ないんだと気づいた。
良かれと思って提案しても、彼女のやる気がなければ仕方のないこと。
それで認知症が悪化してしまったとしても、それは彼女の人生なのだから、そのままを受け入れよう。
アドラー心理学でいうところの「他者の課題」なのだと割り切ったら、とても気持ちが楽になった。

母と過ごせるのも、きっとあと数年。
その時間を穏やかに愛溢れるものにするためにも、母の課題に土足で踏み入ることはしないように心がけよう。

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