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映画レビュー『恐竜が教えてくれたこと』

子育てや家族のことで日々の大半を過ごしているからか、早くひとり、きままに暮らしたいと願っている私とは真逆の男の子が主人公。
夏休みにふと、最後の1匹になった恐竜のことを考える。
末っ子であるその男の子は、パパやママ、お兄ちゃんたち家族がみんな死んで、いずれ自分も恐竜と同じように一人残されるのではないかと心配して、ひとりになっても平気なようにと訓練を始める。
その訓練中に出会った老人に「やがて一人になるのだからこそ、思い出をたくさん集めろ」と教えられる。頭の中の思い出で、ひとりになっても心豊かに過ごせるのだと。

この物語は、現実にはありえそうもない話ではあるけれど、どんなことも楽しんでしまう雰囲気、常識に縛られることなく人との自由な繋がりを謳歌している人たちの輝きに胸が高まった。                 主役の男の子の瞳も綺麗。ほっこり暖かい気持ちになりたいときにオススメの1本。

恐竜


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