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2023年モバイルの旅

まえがき

雑記です。
去年めちゃくちゃいっぱいガジェットを買った末にとある境地に「至って」しまったので、その経緯と備忘録です。

①Lenovo 10e Chromebook Tablet

キーボードカバー付き。背面カメラの赤い縁取りがThinkPad 8っぽくて格好良かった

2022年末、ついうっかりChromebookに手を出したんですね。
ちょっと試すくらいの軽い気持ちで、Lenovoの10e Chromebook Tabletを手に入れました。
それが長い旅…「モバイル端末の最適解を探す旅」の始まりとなることを知らずに…。

爆発的に売れた無印Duetの兄弟モデルで、教育市場向けのマイナーな機種でした。
新品アウトレットで1.3万円という激安価格で入手。
Chromebookってこれが初めてだったんですが、初めて触るOSって、まあー新鮮で楽しいんですよね。
環境構築で試行錯誤する過程が本当に久々に凄く楽しくて、スイッチが入っちゃった。

②Lenovo IdeaPad Duet 370

これもキーボードカバー付き。背面はファブリック素材

で、Chromebookの可能性を探るうちに本気でメインのサブモバイル機(妙な表現ですが、メイン機はあくまでデスクトップPCなので)として運用してみたくなり、新年早々にLenovoのIdeaPad Duet 370を新品購入しました。ヨドバシで5.7万円。
落ち着いたアイスブルーとグレーのツートーンが綺麗で、ファブリック素材のキーボードカバーと合わせても薄くてスタイリッシュ。約11.0インチというサイズ感も絶妙で、これはサブモバイル機としてはベストな画面サイズだといまでも感じます。所有欲が満たされるいい端末でした。
しかし本気で使おうと思うと、自分の場合DAWを動かす必要があるんですね。打ち込みバンドやってるから…。
いろいろ試みたんですが結論、現状のChromebookでは自分の求める水準でDAWが使えないことがわかりました。
DAWアプリも動くしオーディオインターフェースも認識はしてくれるんですが、Androidでは当たり前にできていたマルチアウトがどうしてもできなかった。泥で行けるんだから大丈夫だろ、と甘く見ていました。

③Lenovo XiaxinPad 2022(グローバル版)

BlackviewのBluetoothキーボードと組み合わせて

もうこの時点で止めておけばよかったんですが、それならとAndroidタブレットにターゲットを移します。
目的を見失い始めているな…というのはわかってはいたんですが、なんせ楽しいので、俺はそのまま走った。

この2~3年で泥タブ市場ってすっかり元気を取り戻して、中華製品を中心にかなり面白いことになっているんですね。
熟考した末、堅実さとコスパを兼ね備えたモデルを、ということでLenovoのXiaxinPad 2022を購入しました。
国内では「Lenovo Tab M10 Gen3」として発売されていたモデルです。
国内版はメモリ4GBですが、グローバル版と中国版はメモリ6GB版が存在することもあってこちらを選択。

④Lenovo XiaxinPad 2023(中国版)

この頃はタブレットで資格の勉強をしていた

しかし前段としてChromebookを使っていた弊害で、この時の自分はタブレットに「PCっぽい操作感」を求めていたんですね。
そうなるとUIが気になる。デスクトップっぽいUIでAndroidが使いたい(間違っている)。

調べるうちに、XiaxinPadの中国版ストックROMに搭載されているZUIにはいわゆる「PCモード」があることに気づきます。
気づいた瞬間、速攻中国版に俺は買い替えていた。PCモードが使えれば実質Chromebookじゃんという思い(実際にはアプリ間でシームレスにファイルのやり取りができないなど、完全なChromebook代替にはならなかったんですが)。

Googleレンズ片手に初めて京東で買物しまして、それだけでもいい経験だったなと思います。関税込みで1.3万円。安すぎる。
「グローバル版に中国版ROMを焼く」という選択肢もあるにはあったんですが、軽く下調べしてちょっと時間がかかりそうだったので断念。それでもめちゃくちゃ久しぶりにADBから日本語ロケールを設定したりして、ガジェット弄りの楽しさを思い出させてもらいました。

⑤Lenovo Legion Y700(中国版)

3EのPlierというBluetoothキーボードと。このキーボードはいまも愛用中

中国版XiaoxinPadはめちゃくちゃ良かったんですが、PCモードも含めてメインのサブモバイル機()として使い倒すとなると、どうしてもパワー不足が否めないんですね。実際3月のライブはXiaoxinPadとAudio Evolutionでオケ出ししたんですが、やはり少し荷が重かった。
そうして遂にハイエンド機が視野に入ってきます。視野に入ってきた瞬間、俺は買い替えていた。

Legion Y700はいわゆるゲーミングタブレットで、アリエクで関税込み5.0万円くらいで購入しました。いまは後継機種(Y700 2023)が出ていますね。
Xiaoxinでの知見を活かして、最初からオリジナルの中国版を選択。
グローバル版はOTAもないし得体が知れないので、Lenovoの海外モデルは今後も中国版ストックROMのものがいいと思います。普通にGoogle Play Store入るし…。

これは凄かった。できないことがない。これまでコスパ重視でローエンド~ミッドレンジのモデルを買う人生だったんですが、初めてまともなハイエンド機を買って「ハイエンド機はQOLの向上に直結する」ことを実感させられました。

PCモードもあるし最高だったんですが、Y700って8.8インチなんですよね。

ここまで10.5インチで来ていたので、8.8インチは小さいかなと懸念していたんですが、使いだしたらまあやっぱり小さかった。
なんでもできるんですけど、ちょっと小さいんですよね。確実に小さい。

本当に小さい…。
なんなら、スマホとそんなに変わらない…。
そう気づいた瞬間、視座が転換し、ここで遂に「至って」しまいます。

⑥Samsung Galaxy Z Fold5(SCG22)

開くとミニタブレット
普段はスマホ(やや細長い)

Y700以上のスペック。普段はスマホ。開くと7.6インチ。

小さくてもいいならこれに買い替えれば、実質、ミニタブレットを常時携行していることになるんじゃ?
そう気づいた瞬間、俺は予約していた。

auで機種のみ購入。24.2万円。2年間で返却すると実質14.7万円。
買ってからたびたび言ってるんですが、これ本当に魔法なんですよね。
スマホしか持ち歩いていないのに、必要な時だけタブレットが「現れる」。本当に新しい体験で、日々感動があります。
いろいろな人がいろいろな思惑でフォルダブルを使っていると思うのだけど、これまで書いてきたような経緯でここに「至った」自分としては、本当に魔法のような端末に感じる。
いまはこれとモバイルキーボードを組み合わせて、いつでも作業できる最小構成の環境を持ち歩いています。

おわりに

「メインのサブモバイル機」という当初の目的は昇華されて、フォルダブルに着地することで「2023年モバイルの旅」は終焉を迎えました。
概念的な話だけではなくて、2023年は本当にいろいろあって、物理的にあちこち旅行したんですよね。福岡とか熊本とか東京とか。
Z Fold5以外の端末は禊としてすべて売却してしまったんですが、それぞれに旅を共にしたり、出先で作業したり、ライブでいっしょにステージに上がったりした思い出があったりします。

そういう思い出も含めて、全部Z Fold5が背負ってる。

Legion Y700とXiaoxinPad 2023

そういう面では楽しい一年だったなー。
他人から見たら本当にどうでもいい話だと思うんですが、「なんとなく」ではなくて試行錯誤を経て至った末の、これが自分の「選択」なんだと誇らしく思えたので、書き残しておきたいと思った次第です。

そうしてその後、当たり前のように、
本当に何食わぬ顔で、

俺はWindowsのノートPCも買った

おわり

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