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屋外作品、デマリアの黒い玉、地中美術館、安藤建築、リーウーファン、フランス料理、ポーラス会議、息子の帰宅

2024年5月1日(水曜日)雨
【晩春・穀雨の末侯】第十八候・牡丹華・二日目

朝。パークで朝食をとる。朝はそんなに食べない方なのだが、ビュッフェでおいしそうなのでお皿に山盛りふた皿食べてしまう。

午前中。父は屋外作品の間を散策する。僕はでたとこに戻って諸々片付ける。連休明けに馬の本を30冊刷らなければいけないのに、紙もないしプリンタのトナーもあと10枚しか刷れない表示が出ている。慌てて買う。

昼ごろ、父を迎えに行く。屋外作品をしっかり見ており、デマリアの二つの玉や海岸沿いの大竹伸朗作品まで見ていた。結構の雨だったのだが。

デマリアの玉を印象深く見たとのことなので、地中美術館を案内する。モネやタレルは後にして、最初に最心部のデマリア室まで降りる。干渉する。目を見開いて作品を見ていた父が、この玉は入り口だ。という。ここから入って、どこかに出るのだと。僕はそのように見たことがなかったので、とても興味深くその話を聞く。父は鑑賞が楽しいようだ。去来する様々な感情や感想を伝えてくれる。オープンスカイを出口だと感じたようだ。

地中美術館は訪れた施設の中で一番強い印象を持った場所だと教えてくれた。ちょっと面白いのは、安藤忠雄の壁がわかるようになり、竹竿でコンクリートを突く安藤さんが見えるようだ、という。

地中を出て、蔡國強のジャグジーからまた歩く。海岸沿いを歩き、無限門からリーウーファンに向かう。父はさまざまな解釈を聞かせてくれる。ヴァレーへ行こうと思ったら、16時を過ぎていて入れなかった。谷の奥にきらめく草間彌生とスラグブッダについて少し話をする。蔡國強に降りる道のところに自動販売機が二つ建っていた。アートサイト内でこれがありになったのかと少し驚く。

夕方、Nさん宅でわらびとわかめ、メバルをいただく。家で冷蔵庫に入れ、ホテルに戻る。コーヒーを入れ、今日の美術館の感想を述べ合う。

ディナー。今日はパークのフランス料理。散財だろうというので、父親にお金を使うのは無駄かなあ、と、ちょっと意地の悪い言い方をしてしまう。

20時にまた一旦別れて、でたとこでO氏と夜のポーラス会議をする。少しづつ、現実的な計画が進みつつあり、やる気が出てくる。

23じ。解散。0時から1時になろうとする頃、息子が帰宅する。
僕はもうすこし書き物。
明日は豊島。

囁きの森には亡き母のベルを数年前に奥さんが立ててくれている。
どこにあるかわからないと伝えてあるのだが、父は探すつもりのようだ。


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