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水路確認、溜池満水、水玉、雁皮、ベニシジミ、玄関のガラス、老姉妹、キャリブレーション、炭水化物で睡眠導入

2024年4月26日(金曜日)晴
【晩春・穀雨の次侯】第十七候・霜止出苗・二日目

朝から田んぼに行き、水路補修工事の仕上がりを見せていただく。
マサ土で補修されていた。

試しに水を用水路に通した。水路掃除は必要だが、どの田んぼにも水が入っている。溜池の水はほぼ満水。ありがたい。

左側の浅い段がオーバーフロー
ほぼ満水なのが確認できる
ちなみにこれが水門のハンドル
4回転半で水が送られる
昔は潜って開けていたらしい

補修した部分は盤石のように見えるが、目地のセメントが抜けている部分は詰めた方がいいようにも思う。これは自分でやるかなー。

目地から水が逃げているようにも見えた

朝の田んぼの周りには、朝露を受けて白く光るものが点々とある。草の間に張られた蜘蛛の網。

ちかくで見るとびっしり水滴がついている

ベニシジミをみつけた。
夏に向けて徐々に色が変わっていくという

農機小屋のそばでは島の植物が育てられている。
ガンピの芽が美しい。ガンピは雁皮紙(がんぴし)の材料になる。美術の島で見ると印象深い。

帰り道にふと、自分の器用さのようなものは、自分に対しては使うことができなくて、誰かを助けることにだけ使えるようになっているのかもな、などと思った。歩きながら大きな声で話した後は、不思議とご機嫌になる。話し相手がいない時に大きな声が出したくなったら、歌でも歌うといいのだろうか。

数日前に信頼している友人に「直島ってそんなにいい島?」と問われた。言わんとしていることはよくわかる。でも今日は、天皇さんから見えた積の港街はキラキラして見えた。どんな場所もどんな風にも見える。とりわけ自分の機嫌次第でどうにでも見える。

家の近くでキツツキの音がした。
大きな枯れ木の中程で木をつつく鳥が見えた。

この木の・・
ここ!

近所の猫が玄関に停めてあった自転車のカゴに入り、暴れたらしい。倒れて、ハンドルが玄関のガラスを突いて、割っていた。山の下の建築屋さんに補修をお願いする。

夕方になると、家の前のバス停で楽しそうに長話をする年配の女性が二人いる。姉妹だという。今日は少し話した。「私あなたのこと随分前から知ってるよ」とおっしゃる。聞くと、去年と一昨年、何度もお世話になった民宿、海っ子の大将が弟だという。「岩手から来てるって聞いてたよ。畑でも見てたよ」と。

夜はズームでHさんとキャリブレーション。
明日は熊本のポーラスメンバーが来る。久しぶり。

昨晩聞いた、夜中に目が覚めて眠れない時に、温かい素麺を睡眠導入に使うと爆睡できるという話を思い出して一人で微笑んでしまう。炭水化物最強説。そりゃ昼に食べたら眠気に耐えられないわけだ。

ではまた明日。

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