B'zの35周年を見送って


 歳を取れば時間の流れが早くなると言われることが多いですがそれでも5年という月日は振り返れば長く感じるものと思います。2018年に最下位だった阪神タイガースも2023年にはアレを成し遂げました。2018年に30周年だったB'zは2023年に30周年を迎え、当然ながら私も5歳老け込み、大学3回生から社会人4年目に成り果てたのです。怖いですね。
 私が最初にB'zのライブに参加したのは2013年で、B'zが25周年のときにあたります。10年経ってるのはちょっとやばいですね。この時は高校1年生でして、体力的にはもう見る影もないですが、精神的なところでは数々の痛々しい記憶が鮮明に残っています。何も成長していません。辛いですね。
 振り返ると、B'zの25周年から30周年までの間は大学受験、25周年から30周年までの間は就職と、それぞれ5年の間にやべえ人生のステップを踏んでいます。私にとって、B'zの周年ライブに参加することは推しのアニバーサリーの祝福であるとともに自分の人生の区切りでもあるようです。要するに「5年間生きてて良かった」ということです。お互いに元気じゃないといけないですからね、彼らも私も。くそ重いですね。
 しかも2018年→2023年は「就職」という人生終了イベントが発生し、しかもそのタイミングで「コロナ禍」という追い打ちに襲われました。それはもう恐ろしい勢いで闇に飲まれていきましてB'zのライブがあれどもチケットを申し込むことすらしないという体たらくな時期もありました。そんなこんなを乗り越えて(?)なんやかんやで元気にツアーに参加できたことはこの上なく素晴らしいことです。しかも、今回参加したのは広島、愛媛、横浜、静岡、福岡、大阪、大阪、大阪と8公演で、これは2018年の30周年ツアーの参加数に並びます。社会人になったにもかかわらず大学生時代と同レベル列島大移動をすることができたことになります。今のところは生きてくる方向を間違えてはいないということでいいでしょう。
 もうすぐWOWOW配信も終わりです。どうせBlu-rayが出るんでしょうがそっちはスマホでは見れないので、どこでもB'zを見る機会を与えてもらったのには感謝しかありません。
 一方でこんな恥ずかしい文章を書く羽目になったのはWOWOWのせいです。責任を取ってもらう必要があるので、ひとまずは来年のソロツアーも配信するということでいかがでしょうか。