【小説】いつもおつかれ会
「ブーっ!」
俺のスマホが鳴った。
「はると、今度の水曜日空いてる?」
バイト先の先輩の、りかさんからだ。
「空いてますよ」
「良かった。わたし、めちゃくちゃバイト頑張ったから、回転寿司奢るよ。何でも好きなもの食べていいよ」
「良いんですか? 俺も出しますよ」
「大丈夫。たまには先輩らしいことさせてよ」
「はぁ……」
「そうそう、りゅうとか、あかねとかも誘っていいよ。みんなで、食べに行こう」
「了解です。なんか、打ち上げみたいですね(笑)」
「そうだね。じゃあ、いつもおつ