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ゴジラ -1.0 感想 (ネタバレあり)

ゴジラ好きな人は絶対に映画館に行ったほうがいい!
期待してましたが、それ以上にむちゃくちゃ良かった。
もともとゴジラは好きで、平成ゴジラを小学生の時は食い入るように見ていた。もちろん昭和ゴジラも好きだった。ミレニアムは見てませんが、シン・ゴジラも良かった。

さて、今回の感想。
大人が見るゴジラです。1954、1984、シン・ゴジラの系譜です。
シン・ゴジラが政治的に寄ってるのに対し、今回はヒューマンドラマの中でのゴジラでした。よく考えたら今まで、ここまでヒューマンドラマに寄ったゴジラはなかったですね。俳優陣もみんな演技うまかった。

良かった点
・シンプルなストーリー
起承転結がしっかりしているというか、導入→東京襲撃→作戦立案→作戦決行という分かりやすく王道のストーリーはやはりいい。
最後のシーンも、ハッピーエンドでいいと思う。
・カタルシス
東京襲撃の時は、今まで復興に苦労してんだからそこまでしなくてもいいじゃん…といった気持ちと、放射熱線での爆発、荒れ地のカタルシスはすごかった。その一方、ゴジラが暴れてる時のワクワク感もあって不思議な気持ちだった。
あと、今までのゴジラの中でダントツで一番怖かった。
・人間ドラマ
主人公の「今は本当は夢なのではないか」という気持ちや、「貧乏くじは誰かがひかなきゃいけねえだろ」という気持ちは自分に刺さった。自分はこの立場になった時どう思うだろうかと考えた。きっと明らかに間違った作戦や方法だったら文句を言いながら参加しなかっただろうが、もうそれしかなかったら、誰かがやるしかなかったら貧乏くじを引くかもしれない。それだけに、最後戦闘機で立ち向かうシーンはとても良かった。思い出しただけでうるうる。
主人公の戦争は終わっておらず、ゴジラでしっかりと終わらせるという話の進め方も良かった。最近の世界情勢もあり、戦争について考えることが多いのでそれも含めて色々考えさせられる内容になった人も多いのではないかと思う。
・映像
迫力がすごかった。ハリウッドと比べても全然遜色なく、海外でもウケる出来になったと思う。衣擦れや銃の音など、映画っぽくてやはり良かった。
・ゴジラについて
人間ドラマに寄ってる分、人間側を応援したいが自分はゴジラも好きなので好きなキャラがやられるのを見るのは辛いという気持ちのジレンマがあった。まぁこれは仕方ない。それでも、最後に敬礼をしたのはその気持ちを汲み取ってもらってる気がして良かった。

大人になると、昔とは違った目線で物事を考えるようになるから面白い。
昔見た映画もまた見てみようと思う。
ちなみに初めての映画館で見たのはゴジラvsビオランテだった。ストーリーが難しかったのと、父親が色々感想を言ってるのを覚えている。

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