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vol.187/ 春の土用

胃…胃が尋常じゃなく痛い。


まだ桜の花がギリギリ見られた珍しい春、今月中旬の夜だった。
早朝からハードな仕事が続いて体力的にヘットヘトだったここ2日間。日々体力作りを心がけてはいるものの、体力勝負な日が続くと気持ちはまだまだ!とは思いつつ、フィジカル的に相当しんどかった。

だがしかし、
こんな日の白ワインは相当に美味しい!

よく働いた!
外のお仕事、暑かった!
キンキンに冷えた白ワインを飲もう!
ここまでが春から初夏のセット、となると、どうもこれが祟ったらしい。



初めて胃があまりにも痛くて夜中に目覚めた。胃も背中も痛む。ここから数日胃が重たく食べたら胃が痛むし、夜中身体があちこち痛んで起きる様になってしまった。はてさてどうしたものか。ます最近の自分を振り返ることに。

早朝からハードな仕事
変則的な食事時間
暑い(暑くなってきた)外で体力勝負
普段より冷えた食べ物と飲み物
(をカブカブと)



そりゃ胃も痛むだろうよ、結果は明らかだった。
そしてふと気がつく。春の土用に突入しているではないか。



土用ってなに?

土用とは、雑節(ざっせつ)のひとつで二十四節気だけでは十分に季節の変化を読み取れないために補助的に日本で考えられた暦です。
土用は夏だけと思われている人が多いと思います。が、土用は年に4回四季毎にあるのです。そして、その季節毎に気をつけることが変ってきます。

注意して!土用の体調と過ごし方 より



始めたことは、自分の“最近の振り返り”から“土用”を割り当て、“春の土用期間にとにかく体調を整える!”というメインテーマを掲げること。体力作り!と題して日々運動やトレーニングを続けていたけれど、ストレッチや巡りという概念が恐ろしくも欠けていた。そこで(クローゼットの肥やしと化していた)ストレッチポールを引っ張り出し“リリース”に意識を向けることに。そうしたら間もなくどんどん身体が変化していった。
また“土用期間は断酒!”ということも掲げ今10日くらいが過ぎた。お酒以外にも食事面では刺激物を取らず和食中心の内容にしたり、小さくとも自ら行動できることをバシバシやってみる。そしたらどうだろう、味覚が研ぎ澄まされた!というと大袈裟かもしれないが明らかに違っている。こんなにお米って甘かったっけ?とかもっと薄味でも良いなとか。フィジカル面でもリリースを心がけたら胃が痛むことは無くなり、背中の強張りや足のむくみ、重だるさも無くなって眠れるようになったし、排出が上手くできているとも感じ、まさにリリース!と叫びたくなるほど。だが私は医者でもないし、身体のことも専門家ではないから詳しくはわからない。けれども自分の身体のことにはいつ何時も敏感でありたいと思うし、わかってあげたい。痛むならマッサージをしてあげれば良いし、手を当てるだけでもいい。もちろん人を頼ったりお薬や鍼、病院、医師に助けられてもいい。ここには一切西洋のものが良い/悪い、東洋のものが良い/悪い その他諸々このような偏った(ように見える)考えは一切無く、それよりも自分にとってどの選択がベストなのかであったり、頑なにならない柔軟性を持って対処していくことの方が断然最優先だ。
そして何よりその為の手段である西洋的なものの考えであったりこと・もの、東洋的なものの考えであったりこと・もの その他諸々を取捨選択するための審美眼が自分に宿っていることが何よりも何よりも大切でベストだ。これは複雑そうな考えに見えてとってもシンプルな考えの一つであるから私は気に入っているし、大事なマインドとしてこれからも育んでいくつもり。


今の時代、【胃が痛い 病気】なんて検索にかけたらどどどどーーーん!とありとあらゆる胃の病気に関する情報や付近の病院が出てくる。もはやその文字の羅列を目で追うだけで胃が痛むし重くなる。(のは私だけ?)そして本当に身体がやばいと思う時、人は自主的にしっかりと行動をとれるものであると思っている。それを蔑ろにしてまでお酒を飲んだりしないし、さっさと病院で診てもらうし、薬や漢方をもらうし、無理しないし大人しくしている。(そこまでに身体をさせないことが大切なのだが、何よりも未病のうちに防ぐことが)先ほど挙げたマインドセットを端的に言ったら意識すること、意図することだから、何も考え無しに【胃が痛い 病気】と検索をかける行為が外側に矢印が向いている意識だとしたら、自分の【最近の振り返り】を試みる行為は内側に矢印を向けた意識。その後者の行為を経てから矢印を外側へ向けてみるのはどうだろうか?もちろん危険な自己判断は良くないし絶対に進めない。でもこの後者の行為を試みることだけでも身体が喜ぶような気がして、私はこの段階を踏んで今日も身体と向き合ってみる。


#いま始めたいこと

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