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vol.178/ Short trip → Fukuoka 03

昨日のもつ鍋とお酒で顔も身体もパンパンむくむく。なんならこの旅、ずっとパンパンむくむくだった。それもどれも美味しいご飯とお酒のせい。



今日は福岡2日目。(3泊4日の旅の2日目って1番何も考えず楽しめるから好き。)朝をとっくに過ぎた時間からゆるりゆるり行動するこの感じも最高。ホテルを11時に出て朝昼兼用ご飯へとキャナルシティー方面へ向かう。私がどうしても美味しいコーヒーが飲みたい!と騒いで探したが中々出会えず、気がつけば晴れ間が差しながら粉雪も降ってきた。予報では今日明日の福岡は大荒れ、雪予報。関東に住んでいると雪をそんなに経験しないという話を昨日タクシーでしたら、運転手さんも福岡だってそんなに雪は降らないよ!と言っていた。そんなレアな日に私たちは旅に来てしまったのか。そんなわけで強風とハラハラと舞う粉雪を掻き分けてキャナルシティー到着。美味しいコーヒーにはありつけなかったけど牛タンにはありつけた。


ああ、牛タンうれしい。しかも1000円くらいだったような気がする、最高!


キャナルシティーを出て街ぶらスタート。それにしても今日は一段と寒いぞ、粉雪が強まりアスファルトを舞う勢いも増す。とんでもない日に街ぶらしてる気がしてきた。そして今日は(も)旅のプランは無いのでとりあえず歩く歩く。今日はGore-Texのスニーカーにしておいて良かった。昨日はDr.Martinで歩き回っていたからな。足取り軽く粉雪にキャッキャしながら歩いていると櫛田神社が見えてきた。とりあえずお参りしておこうと向かう。


すごいビジュアルにビビっていたら、
優しいおじさんに声をかけてもらい記念写真を撮ってもらうことに。
見上げたら干支恵方盤!ワオ!


とりあえずお参りどころではないくらい立派な神社。博多の総氏神様として最古の歴史がある神社だそうで、博多祇園山笠という大きなお祭りが有名。この日も観光客だけでなく、地元の方も多く参拝に来ていた。そして1月末の旅だったので2月3日の節分大祭に向けて大きなおたふく面が設置されていたようで、この門をくぐると縁起が良いということを知った。おお、なんというタイミング!最初ビビったけどくぐれて良かった。


これでも真剣に何かを読んだり見つめたりしているのだ。
それにしても粉雪が止まらない。



こうして知らない土地を旅しているとつくづく思う、本当にまだまだ知らないことが多すぎる…!!!ということ。海外の友人と話をしていても同様に感じることで、無知が甚だ恥ずかしくなるのと同時に、(特に自国のことに関して上手く伝えられなかったりそれらが知らないことだった時にあーもう!となる)もっと広い世界を知りたい、見たい感じたい!と高揚するのだ。何でも知っている気でいられた20代前半の私よ、それはそれで無敵で、若気の至りといえばギラギラも肯定的に聞こえるかもしれないけれど、どう考えても知らないことだらけで、なんなら知らないことだらけのままこの世を去ることになるのがきっと私たち人間なんだろう。であればだ、知らないなりにやっぱり知りたい見たい感じたい!は一生大切にしたいことの一つに君臨させておくべきだと私は思う。こうして旅すれば旅するほどに。



それにしても寒い寒い寒い。
博多駅周辺は都会特有のビル風がとんでもなく吹き抜ける。しかも今日は粉雪も一緒に吹き抜けてくる訳で顔が痛いくらい。櫛田神社を後にし駅ビルへ向かう。お目当ては夫のマフラーと(あれだけマフラーは必需品だと言ったのに置いてきた夫)2人分の手袋。(手袋はノーマークだった)無事マフラーと手袋をゲットできた私たちは福岡でもUNIQLOに心底助けられた。ありがとうUNIQLO。実は今日は夕方から屋台巡りをする予定もありこの必需品たちを手に入れたのだが、ずっと心に引っかかるものが2人にはある。



こんな悪天候で屋台、やってる?



明日は今日より悪天候だとテレビのお姉さんは言うし、Siriに聞いても雪の一点張り。おお何と言うことか、福岡で屋台を満喫できないなんて…。こんなに屋台へ向かう準備は整っているのに…。少しの光を信じて夕方完全武装で天神周辺へ向かう。


公園のおじさんと、防寒バッチリ手袋最高!



実は駅ビルでワインを引っ掛けていた私たちはテンションだけは高く、屋台がやっていなかったとしても笑って流せる準備はできていた。
が、なんと…!!!!!!!!!!


こんな悪天候の中オープンしてくれていたお店、ありがとう!本当にありがとう!
このイカが夫はこの旅で1番美味しかったと絶賛。私もお気に入り!
柚子胡椒が想像×100の威力。


ダメ元でも来てよかった。本当だったら多くの屋台がズラーっと並び活気で溢れる通りで僅か2軒だけお店を出してくれていた。でも私たちのように屋台を求めるお客様の数は半端じゃない。並ばずススっと席につけた私たちはラッキーだった。ビールとおでん、焼き鳥、明太子が入った卵焼き、イカをどんどん注文しどんどん食べていく。途中隣の席になった夫婦と会話も楽しむ。沖縄から初めて福岡に来たという2人はあまりの寒さにビビっているという。関東に住む私たちもビビるし私は人生で1番寒い日だったと伝え笑った。しょうもない会話でも屋台で美味しいビールとご飯を食べていたら全部面白いし幸せ、良い思い出。(私は)2人の旅も最高のものとなりますように。ついでに私たちの旅も。



この後もう一軒屋台に寄り、飲み足りなくてワインを飲みに行き、カラオケで〆ると言う最高のプランニング。人生で1番寒い日をこれでもか!と言うくらいに謳歌した。夫も相当楽しそうでなにより。今年も夫と美味しいご飯とお酒を堪能しよう、そしてまだまだ知らない場所へ一緒に旅に出かけよう。そんなことを願いながら眠りにつく。深夜番組が面白くってもう26時をまわっていた。



To be continued!

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