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社会の中でリサーチを必要としている方へ価値提供したい。| 協賛企業-HMM社代表取締役にお話を聞きました。

私たち一般社団法人e-donutsは、「10代の『やってみたい』を育てる、叶える。」をミッションに掲げ、公教育の探究学習(*1)を支援しています。

今回は、スポンサーであるH.M.マーケティングリサーチ社(*2)の代表取締役社長 恒藤優様にお話を伺いました。

*1)探究学習とは、生徒自らがテーマを決め、設定した課題の解決に向けて調査・議論をしながら進めるプロジェクト型の学びです。
*2)マクロミル・博報堂グループのHMMは、マーケティング活動に必要なデータアセットとリサーチノウハウを持ち合わせ、生活者発想を起点として、顧客企業のマーケティングを支援しています。

※インタビュアー:e-donuts 代表理事 藤原彪人(以下、藤原)
※インタビュイー:HMM 代表取締役社長 恒藤優(以下、恒藤社長)


Q1. なぜ協賛してくださったのか?

藤原:そもそもなぜ中高生の探究学習を支援するという当団体の活動に協賛するという意思決定をしてくださったのでしょうか。

恒藤社長: 元々、「ビジネスシーンから裾野を広げ、社会の中でリサーチやデータを必要としている方へ価値提供をしていきたい」と考えていた中で、藤原さんから探究学習のお話を受けたことがきっかけです。
次世代を担う若い世代が、新しい形の学びに向き合っていることを知り関心を抱いたことと、探究学習と我々の持つアセットとの親和性が高いと感じたことから、参画を決めました。
また、データを扱うリテラシーやノウハウを身に着けることの必要性を日々感じており、若者に対してマーケティングリサーチの普及・啓蒙する使命を果たす一歩になればと考えています。

Q2. 社内の反応は?

藤原:ありがとうございます。探究において仮説検証やデータ分析というプロセスは大変重要です。そうした意味で、リサーチ・データ分析のプロ集団である皆さんに参画いただけたことは大変有意義だと考えています。
ーちなみに、今回の取り組みに対して社内ではどのような反応があったのでしょうか。

恒藤社長:参画を決めた当初は、「どこまで社内の賛同が得られるか」・「有志の協力者が集まるか」については不安な部分もありました。
しかし蓋を開けてみると、社内から予想以上の有志メンバーが集まりました
社内で「社会に向けた価値提供」に対する思いを持ち、そうした機会を求めている人が多いことを知る良い機会となりました。
また、当社内だけでなく、グループ会社全体の中でも大変好意的な反応でした。

Q3. 実際に学校で探究を見た所感は?

藤原:そのように言っていただき、大変光栄です。
先日、実際に高校現場にてリサーチ講義の実施と、その後実際に生徒たちの探究活動に伴走いただきましたが、どういった所感を抱かれましたでしょうか。

恒藤社長:実際に高校生の探究活動に触れることで、探究学習という形態自体のクオリティの高さや、子どもたちの自由な発想力・純粋な行動力を強く感じました。
他方で、学校さんが色々なアセット不足に苦心していることも伝わってきたため、今後はより私たちのアセットを活用しながら、学校現場のサポートが出来ればと思っています。

Q4. 今後の展望について

藤原:まさに今触れていただきましたが、これからどういった関わり方をしたいかについて、展望をご教示いただけますか。

恒藤社長:まずは引き続き、私たちの保有するナレッジを基に、リサーチやデータの取り扱いを生徒にレクチャーするパッケージのアップデートをしたいと考えています。
加えて、各生徒が探究を進める中で、実行パートに対する伴走サポートも進めていければと思います。


以上がインタビューの概要です。
私たちe-donutsとしても、中高生の調査・分析に対するリテラシー向上により、子どもたちが本質的な活動に目を向け一層楽しめるよう、HMM社との協働を続けていきます。


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