ミルクコーヒー

アメリカ駐在帯同生活の忘備録 海外営業@東京→アメリカ転勤に帯同(現在) '…

ミルクコーヒー

アメリカ駐在帯同生活の忘備録 海外営業@東京→アメリカ転勤に帯同(現在) '23年5月から飲食店で働きつつ短大の授業をとっている 家が鳥グッズであふれている

最近の記事

アメリカで打撲した皆さんへ

 日曜日の夜、石張りのバスルームでダイブ型の転倒をして以降ほぼ寝たきりで生きている。それを可能にしてくれる夫さまに感謝。同時に「せっかくアルバイトに行かないのだから時間を有効活用しよう!」という意気込みが4日連続で折れかけている自分の意志の弱さにがっくりだ。  東南アジアに住んだときも今回のアパートも、家のほとんどが石張りで転倒したり物を落とした時のダメージが板張りに比べると大きい。バスタブから出る時にバランスを崩して石張りの床にダイブした際、バスタブの縁に左足首を強打し内出

    • またロバ

       4月は復活祭の祝日を中心に学校が1週間ほど休みになり、それにつられて世間でもお休みをとる人が多かったようにみえる。日本食レストランも混雑し、一日3時間勤務で驚く額のチップを受け取る日もあった。その代わりあまりに忙しいとミスをする恐怖から手がぶるぶる震えることがあった。お店の売り上げやお客さんに対して迷惑をかけないミスであっても、規定通りにこなせないとミスとみなされ、けっこうしっかり怒られる。まだ私が一番歴が浅いので多くの眼が私に注がれている。ひ~。私はプライドのせいで怒られ

      • ロバに囲まれて昼下がり

         学生の頃同学年の強めのギャル集団に取り囲まれて不愉快な思いをしたことがあるが、今日はロバに取り囲まれてたじろいだ。  私の幼稚園児時代の将来の夢は”馬になる”だったが、それは叶わず馬を飼うこともこれまでのところなかった。そんな馬への思いが高じて馬牧場ボランティアをして早2年が経った。大学の講義:育種論で学んだが馬の種類は豊富だ。牧場にはサラブレットよりはるかに大きく、クライスデールよりは小さいという見上げるほど大きな馬もいる。基本的にシェルターの役割を担う牧場なので虐待やネ

        • ハチドリで満席

           ハチドリがまぁよく来てくれる。このアパートコンプレックスのなかでTOP3に入る人気だと思いたい。夫に昨日撮影した写真を見せると「来すぎ」というコメントがあった。彼らの生活を支えることができていると思うとなんだか少し誇らしい。  トップの写真ではハチドリがしまい忘れた細長い舌の先がみえる。白っぽい色をしている。風が強かったり、物音に驚いたりしてとまって飲んでいたハチドリが羽ばたきながらバランスをとっている瞬間だ。彼らの食事はYouTubeやGoogle、ご近所の知り合いに聞い

        アメリカで打撲した皆さんへ

          身の危険が近すぎるよアメリカ

           2週間ほど前に銃大好きマンの主張Tシャツに、週2回行く護身術クラスで遭遇したことを記事として残した。その後、さらに事態がネガティブ方面に盛り上がりをみせたのでいよいよ思い詰め、思い切って知人に相談した。端的に著すとこうなる。銃大好きマンがTシャツでその思いを主張した翌週の護身術クラスで、銃大好きマンの友達が今度は”MAGA2024”と書かれた真っ赤なTシャツを着てきた。ちなみに同日、銃大好きマンは”Blood Sweat & Tears Boot Camp"というTシャツを

          身の危険が近すぎるよアメリカ

          相談しずらいアメリカならではの悩み

           このところハチドリ観察で癒しを得ていたが、アルバイトが週3から週4になりnoteに書きとめる気力が低下していた。写真は撮りためているので近々また記録を残したい・・・  アルバイトでも一人前に仕事が回せるようになり、ミスもほぼ無くなった。1か月ほど前にアルバイト先のレストランの床で滑って転び膝を痛めていたがそれも治った。ということで実に3か月ぶりに護身術クラスに参加した。先生たちが地元の公民館から20km離れた町のジムに教室を移したので少し通うのがおっくうにもなっていた。これ

          相談しずらいアメリカならではの悩み

          もっとハチドリのこと

           新しい職場(レストラン)の繁盛ぶりで疲れ、帰宅すると椅子に接着された状態になるが、最近お客さんが増えたバードフィーダーを観察するのが楽しい。写真ばかりでは自身の観察の記録として足りないので、彼らを観察して気付いたことも書き残しておく。 ・バードフィーダーを設置してからハチドリが気付いて常連になってくれるまで約1週間とどこかで読んだがわが家には1日で固定客がついた ・ただし一度中身を切らせるとすぐに固定客の大半を失い、取り戻すのに1週間かかることもある  鳥は不断給餌なので常

          もっとハチドリのこと

          わが家の(フィーダーにくる)ハチドリたち

           先週は私が車のカギを無くし、1週間の出張明けの夫に豪雨の夜4時間も雨ざらしで鍵開け屋さんに対応してもらうという苦行を強いてしまった(夫が率先して対応してくれたので)。それからはなにかしでかさないように大人しくしているが、良くも悪くも私の”大変な事態”への耐性が鍛えられすぎて高いため、頭が切り替わってしまっている。そこで一時帰国から戻ったらやりたかったハチドリ撮影会を決行した。といってもこのところ天気が思わしくなく、ハチドリもしょっちゅう来てくれる日が毎日ではないため狙って撮

          わが家の(フィーダーにくる)ハチドリたち

          アメリカのヘビーなまかない

           一時帰国の日本から帰ってきて3日目、あたらしい職場で働き始めた。前の職場から100mも離れておらず通勤時間がむしろ短くなった。そもそも車で3分の場所なので何も変わらない。ただ忙しさが圧倒的に違う。体感的には11倍くらいだ。13あるテーブル(13x 4席)と10あるカウンター席は今日のランチタイム中入れ替わり立ち代わりでもほぼ一杯だった。今は見習いで入っているのでチップももらえないが注文をとる以外のことを仕事にしている。そのうちサーバーに昇格したいが、今日の忙しさをみるに自分

          アメリカのヘビーなまかない

          一時帰国という謎の行事

           一時帰国は義務でもなく、さらに旅行でもないと私は感じる。移動時間と距離の果てしなく長い里帰りだろう。一昨日の夜、3週間ぶりにアメリカのわが家に帰宅した。大晦日にフライトして3週間を夫の実家、私の実家(の周辺)で過ごした。出身地の東京では1週間みっちり昼食は誰々、夕食は誰々、と知り合いに会って皆さんの近況を伺った。待っていてくれる人がいることのありがたみが沁みた。後半は祖母の家に泊って祖母と同じ部屋で寝た。「次にいつ会えるか」と別れるときに玄関でいつも抱き合って涙を流す祖母に

          一時帰国という謎の行事

          短大の一学期を終えて~98%って点数?

           近所の短大(コミュニティカレッジ)の秋期学期で一講座を受けてきて、昨日が最後の課題提出日だった。そして今日からは冬休みだ。たった一講座しか受けていないが、家事とアルバイトの合間に様々な時間を削って励んだ成果としてこの講座のスコアが98%(Aスコア)と表示されていた。日本の学校とは異なる表示方法に「へぇ~」と思わず口をついて出た。講座はすべてオンラインで先生(プロフェッサー)の作成したパワポを読み、先生が吹き込んだ解説動画をみながら課題に取り組む。毎チャプターに提出期限があり

          短大の一学期を終えて~98%って点数?

          お客さんにネックレスをもらう

           給料のアップとレベルの高い人材のいる職場で働きたくて転職した。同じ町にある非常に珍しい日本人経営のリッチな人達に大人気の日本食レストランだ。日本人がいる場所だとネガティブな意味での特別扱いが発生するかもしれない、と応募を避けてきた。しかし共通の知り合いができたのでそのレストランについてさまざまに話を聞いて心理的なハードルが下がり、紹介していただく形で応募した。すぐに働くことが決まり、今まで存在を知らなかったアメリカのレストランで働くのに必要な資格(Food Handlerと

          お客さんにネックレスをもらう

          チップ収入で家を建てる人もいるらしい

           このところアルバイトがストレスに感じてならない。理由は明白。サーバーがどんなに働かなくてもチップの大半を得られるシステムに辟易しているからだ。アメリカのレストラン、小売店(スーパー以外)、カフェなどで要求されるチップはサービスに対する対価であって購入品そのものとは関係がない。法律で従業員を最低賃金で雇うことが認めらているので、チップは従業員が生活の糧を得るためのやる気を引き出す。つまり給料を多く得たい→良いサービスを提供してお客さんにチップをはずんでもらいたい→お客さんと満

          チップ収入で家を建てる人もいるらしい

          アメリカの流行らないレストランの悲哀

           現在の日本食レストランで働き始めて早半年。実際には2か月近く休んでいたので実質4か月強働いている。小さな街だが小金持ちが多い街であることに加え、観光客も訪れる街なのでレストランの客層も悪くはない。少なくとも態度は。しかしこの度他のレストランで今度はサーバーとして働くことを決めた。実際に理想的な就業先が見つかるかは不明。半年前は外にでて働けるとは思っていなかった状況からの転換なので、信じられない進歩だが今では当然に思える。ここで現状を整理して記録しておく。といっても半分は愚痴

          アメリカの流行らないレストランの悲哀

          養子に出した子供がご近所さんに引き取られた(ような心持ち)

           子猫を手放してからの私の落ち込みが夫婦仲にまで影響を及ぼし、夫との何時間もの話し合いを重ねてたどり着いたのが「今更だけれどアレルギーテストを受けよう」だった。結果をみれば本当に子猫を引き取ることができないのかどうかがはっきりする。それからはもうローラーコースターに乗っているとしか形容のできない心理状態で、夫婦ともに疲弊した。夫も初めての動物の飼育だが夫なりに子猫に愛着をもって手放すことがーしかも自身の体調が理由でーつらかったそうだ。子猫を手放してからはよく眠れず朝から絶えず

          養子に出した子供がご近所さんに引き取られた(ような心持ち)

          子猫との6日間

           ここ1年ほど夫に「猫を飼いたい」とさまざまな方法でアピールし、訴え、猫の良さを語り、猫動画をみせ、猫を飼っている知り合いの家に一緒にいき、「猫がいればあなたの奥さんはさらに幸せになれます」というフレーズを念仏のように唱え続けた。夫は一度も生き物を飼育した経験がないため、私の動物好きに理解は示せど気持ちとしては実感ができないというスタンスだ。しかしついに私がボランティアをする猫シェルターなどに連れて行ったことを皮切りに、このところは毎週末シェルターに一緒に通っていた。夫の気持

          子猫との6日間