私とハロプロの話 9 環境と心境の変化

毎日ハロプロのあらゆるコンテンツと愚痴垢を見るようになり、気が付けば盲目的にみんなが大好き!という気持ちが無くなっていた。

愚痴垢で毎日更新されるのは当然ハロプロメンバーの愚痴。

あのメンバーのここが嫌だとかメイクやスタイルがどうとか、更新の勢いは凄まじかった。もはや好きなのかなと思った。
イキイキしながら若い女の子の劣っているところを見つけてツイートする人々。たまに画像なんかも載せて。

暇なのかな、そんなに嫌なら見なければいいのにな、という気持ちがある一方で、たまにちょっとわかるなあ…という気持ちもありしんどかった。そんな自分に嫌気がさした。

気が付けばハロプロを好きになって3年が経過していた。

時が経つに連れて、初めこそ全員が全員かっこよくてかわいくて大好き!という気持ちだったが、このグループのこのメンバーが好き、このメンバーはあんまり…という明確な差が出てくるようになった。

好きになってしばらく経って冷静になってきたのか、愚痴垢のせいなのか。
はたまたどちらもか。

新しい彼氏(今の夫)と付き合い遠距離恋愛が始まったことにより、金銭的に余裕もなくなってきた私はライブやイベントに行くことも少なくなっていった。

それでもコンテンツの更新は楽しみだったし、新曲が出るたびに嬉しくて何回もPVを見返した。

結婚してからは他県に引っ越し、家事に加えて夫との生活もあるため更新されるコンテンツすら追えなくなっていった。

なんとか時間を作ってチェックしてはいたが、新しい環境で生活を始めたばかりの私はひどく疲れていた。

年に一度のファンクラブの更新も忘れ、いつの間にかファンクラブ会員でなくなっていた。

地元にいた頃は日頃のストレスや寂しさをハロプロが癒してくれていたはずなのに、新生活を始めたことによるストレスや寂しさはハロプロで癒すことはできなかった。

むしろ更新されたコンテンツをチェックしなければ、という焦りはストレスとなり、コンテンツをチェックしない自分を責めては無理やりチェックして、モヤモヤした気持ちを抱えながら見るハロプロはあまりよく見えなくて、心から楽しめなくなっていった。

完全に悪循環に陥っていた。

このままではハロプロを嫌いになってしまいそうで怖かったので、一旦チェックしない自分を責めることをやめ、見られる精神状態の時に見ようと決めた。

すると思っていた以上に日常が忙しく、時間と気持ちに余裕が持てることがほぼなくコンテンツを見る余裕がほとんどないことに気がついた。
むしろよくこの生活の中でハロプロを見る時間を作っていたなと思った。

地元にいた頃の自分って、時間と気持ちに余裕があったのだなと感じた。

こうして私は、段々とハロプロに疎くなっていった。

続く

関係ないけど今日は家に猛獣が入ってきて殺虫剤で殺す夢を見た。そのためか部署の長に猛獣のごとく責められ大変だった。今日は穏やかに眠りたい。

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