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『Ryuichi Sakamomo: CODA』を観て〜 被災したピアノに共振する魂の記録
教授追悼の思いを込め、2017年12月にAmebaブログに書き綴った『Ryuichi Sakamomo: CODA』映画評を、こちらにも再掲しておきます。
あらためて、教授の「音楽と思索の旅」は、《自然》の声を忘れ去ってしまった現代人への重要な警告と示唆に満ちていると感じます。
以下、2017/12/19 アメブロより
「角川シネマ有楽町」にて、映画『Ryuichi Sakamomo: CO
殺し合いのルーレット
いつの間にかルーレットが回りだす、
悪どい嘘と欲を動力として。
がらがら物凄い音を立てて
恐ろしいルーレットが回りだす。
*
豊かで肥沃な穀倉地帯に
不釣り合いに汚れた重装備が
進んで行く道のりは
絶望的に暗くて長く汚い。
もうどこへも進めない、
放った砲弾のせいで
きれいな帰り道などもう無くしてしまった!
殺し合いのルーレットが回りだす、
恐ろしい兵器と正気と核を乗せて
われらの時代 (プーチン政権によるウクライナ侵攻弾劾篇)
僕には《時代》なんて要らない、
人間の死によって区切られた《時代》は。
僕には大ロシア主義など要らない、
汚いプーチンに従うくらいなら
僕は撃たれ倒れてゆく人間を愛したい、
銃口の向こうにいる兄弟を愛したい。
そして何より僕らの時代には
国境なんて要らないだろ?
もう僕らの時代には
殺しあったりしなくてもかまわないだろ?
*
僕たちは長い鎖に繋がれ
重たい荷物をたくさん担