誰にでも好かれる商品を作ってはいけません!

こんばんは!
売れるも作るハンドメイド作家のハナです!

インスタのストーリーで相談会をすると必ずご相談が来るのが
「コンセプト設計・ターゲット層設定」です。

私もコンセプトを確定するのに何日もかけていたのでお気持ちはよ~くわかります!

コンセプトを決めることでどうなるのでしょうか?
コンセプトを決めると世界観が定まり、ターゲットに届きやすくなる!

ではターゲットは誰ですか?
と聞くと、多くの作家さんが
「この商品をつけたいと思う女性」
「幅広く誰でもつけれるアイテムです!」
と言ってくださるのですが、
それではファンになってもらうのは難しいんです!

本日は、
どうして誰にでも好かれる商品を作ってはいけないのか
というテーマでお話していきます!

コンセプトって何?

「あなたのお店のコンセプトは何ですか?」
と聞かれてはっきりと答えられる作家さんは少多くはありません。

まずコンセプトってどういうものなの?
という作家さんもいるはずです!

では、例に大きな企業のコンセプトを上げてみましょう!

スタバのコンセプト

スターバックスは
「自宅と職場の間でゆっくりくつろげるシアトルコーヒー」
がコンセプトの様です。

このコンセプトは、

  • シアトルコーヒー

  • ゆっくりくつろげる

  • 自宅と職場の間

という項目に分かれていますね。

では、このコンセプトから何が分かるのか
もっとわかりやすくしていきましょう!

・シアトルコーヒー
私はコーヒーについて詳しくありませんが、
シアトルコーヒーとは
「アメリカ西海岸発祥のスペシャリテイコーヒー」の様です。
いわば「どのような商品を提供しているのか」が分かる部分ですね。
この部分があることで、シアトルコーヒー以外のコーヒーを出しづらくなり
シアトルコーヒーが苦手な人からは敬遠されてしまいます。
しかし、シアトルコーヒー好きは絶対に入ります。
これが差別化でありターゲット選定です。

・ゆっくりくつろげる
これはどんな時に利用する場所かというシチュエーションを明確にしていますね。
スターバックスには遅刻しそうな学生や、とってもおなかがすいていて今すぐ何かを食べたい人は来ません。
ゆっくりくつろぎたい人が来るのです。

・自宅と職場の間
これは誰が利用するのか、を絞っていますね。
「職場」ということは、会社員の人をターゲットにしているようです。
これに関しては他の人も結構行っているなという印象ですが、
コンセプトとしては会社員に来てほしいようですね。

この三点を踏まえると、
スターバックスはシアトルコーヒー好きの会社員がゆっくりくつろぎたいときにくる場所ということになります!

ちょっと絞り過ぎじゃありませんか?
と思うかもしれませんが、
このくらいターゲット層シチュエーションを絞ることで
あのおしゃれな空間が出来上がっています!

さらには「ゆっくりくつろぎたい人」「会社員」「シアトルコーヒー好き」にとってぶっ刺さるにもなっているんです!

このようにコンセプトは

  • 同ジャンルの強豪との差別化

  • ターゲット選定

  • シチュエーション設定

などをゴリゴリ絞っていくことで、
まずはゆっくりくつろぎたいシアトルコーヒー好きの会社員が行き、
口コミを広げて、他の人も行く、さらに広がる、
人気店になる!
という構図ができあがるわけですね!

無名の段階では、
誰かに痛烈に刺さらない作品は誰にも見てもらえないんです!
残酷な真実を知ったところで、
じゃあどうやってコンセプトを決めたらいいんだよ
って思っているはずです。

コンセプトを決めよう

コンセプトの必要性を理解したところでいよいよハンドメイドショップのコンセプトの作り方をお話していきます。

なにを売っている店なのか

何屋さんかというのはしっかりと固めていきましょう。
先ほども言ったようになんでも屋さんで人気になるのは難しいです。

なんでも食べれる居酒屋よりも和食やフレンチなどのレストランな方がおいしそうに感じますよね。

何屋さんなのかというのは
「カバン屋さん」「アクセサリー屋さん」というカテゴリーでも
「マクラメ屋さん」「編み物屋さん」「レジン屋さん」などの材料でも
構いません。

一言で言い表せるようにしておきましょう!

ターゲットを決めよう

まずはターゲットを絞ってください。
性別、年齢、職業、家族構成、趣味、好みなどです。

より具体的にどんなインテリアの家に住んでいる
ひとりの時の趣味など上げていけるといいですね!

ターゲットを絞ると
買ってくれるお客様が減る…
なんて思わないでくださいね!

ひとりに突き刺さる内容でなければ
誰にも見つけてもらうことはできません!

ターゲットを絞ることで消費ンのアイデアも出やすくなります。
ターゲットが幼稚園に通うお子様がいる30代のお母さんなら流行のデザインの動きやすさも考慮したバッグやアクセサリー、
20代のOLなら会社にもつけていける個性的すぎないアクセサリーやネイルチップなど

ターゲットの生活を想像して、
何に困っているのか、何があれば生活が豊かになるのか、何があると助かるのか、ということを考えてから商品を作っていきましょう!

差別化を考えよう

まずは同ジャンルの強豪アカウントを5個以上探してみましょう!
そして、そのアカウントがどんな人をターゲットにして
どんな特徴があるの書き出してみましょう!

私は普段マクラメ編みという手法で商品を作っているので
マクラメ編み雑貨で調べると
マクラメ×貝殻などの
海を意識した商品が多く意識的に貝殻はあまり使わないようにしていましたし、写真の色味なども他の作家さんと差別化できるようにしていました!

パッと見で差別化や独自の特徴を出せるようになると
アカウント名を見ずに写真だけであなたの作品だと気づけてもらえるので有利です!
さらにはターゲット層でも差別化しておくと、強豪と争う必要がなくなります!

皆さんに今すぐしてほしいこと

長々と書いてしまいましたので、結局何からすればいいの?
ってなってしまっているかと思うので、
今すぐできるコンセプト作りの手順をご用意しました!

  1. 何屋さんなのか明確に一言で表してみる

  2. ターゲットは誰?(年齢/家族構成/職業/悩み/趣味/こだわりetc)

  3. 同ジャンルの強豪を5アカウント書き出す

  4. そのアカウントたちの強みや特徴、ターゲット層などを書き出す

  5. 差別化するポイントを書き出す

  6. 自分のお店のターゲット層、特徴、強みなどを書き出す

  7. あなたの世界観が伝わるキャッチコピーを考えてみる

是非やってみてくださいね!

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次回の配信をお楽しみに!

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