🎻楽器持ち、満員電車でも　できること

No.7 女史の言葉に　ひと筋の光を感じた・・　から　続き

長距離通学、満員電車、🎻楽器持ちでも^^

♪　前の記事に書いたように、私　どらみは　高校生になってから
片道2時間弱、それも都内でも一番混雑する時間に
電車3本乗り継いで　通学するようになった。

♪　高１で音大女史の🎻レッスン＋　もうひと駅先まで歩き、再開した🎹レッスン＋音楽理論、ソルフェージュ（音楽読み書き）のレッスンを　別の女性先生に受けて　自宅の夕食時間にギリギリ間に合うか・・の日曜日。

♪　ゆとり世代でもなく、土曜日午前中も　高校の授業は　ふつーに4時間目まであったから、ほぼ休みなしの毎日。

自分の時間を　考えて使わないと　自宅で音楽練習ムリ^^;

♪　学校の音楽の授業（芸術選択・・器楽合奏）の時も、高校に入ってから
　声をかけてもらった、1年上の先輩たちと　文化祭では初めての「音楽喫茶」で短時間演奏、年明け3月の音楽会のみ本番の室内楽「アルルの女　第１，2集から抜粋」の　合わせ練習等で　🎻楽器ケースを持参して通学することも多かった。

♪　楽器ケースは　いわゆる「ひょうたん型→今のようにカラフル、お洒落なものではなかった^^;」　背負うのは　満員電車でご迷惑になるので、ケースを縦に持ち、乗降する時、左手（私は元来左利きである）で上部をすっと挟んで持ち、電車外では身体に沿わせるように縦に抱えて歩くことが多かった。

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ジニア（ヒャクニチソウ）　音楽かんけーない^^;

♪　満員で、座席にすわれない時でも、学校の勉強（複雑な計算式など扱う数学等は無理でも）、月曜夕刻から夜の　英語私塾の宿題を何とかしようと考えた。

♪　今のように　スマホ、それどころか　電子辞書なるものもなかった。
　自宅なら　英和、和英辞典（研究社　中辞典）を使えるが、通学には　分厚く重たすぎてムリ。　で、当時　新書版くらいの大きさ、厚みは新書2冊分くらいの　ハンディな　英和・和英辞典（研究社・一応　革表紙）を
持ち歩き、すわれない時は、ドアの傍らに楽器を立てて身体で押さえ、
片手で　こまかーーーーーーい文字の　英和、和英辞書を　素早く引けるワザを習得した（笑）

♪　高校時代、楽器が倒れないようにするため（網棚には絶対載せなかった）、何かを「片手」でできると、効率が上がると知り、
私は左手一本で辞書をひき、忘れないうちに右手で小さなノートに調べたことを書くようになった。

♪　長距離通学で　真剣に宿題や勉強したい時は、あえて「友達と同じ車両に乗らない」。

仲良しの友人と一緒だと、ついつい　ほかの楽しい話題にのっかりたくなる。

だから　ひとり時間を作るために、ちょっと寂しい時もあったけれど、
友達と同席しない・・それも　時間のない私には　必要なことだった。

♪　英語の私塾では　高２になると、通称「でる単」（試験に出る単語）を
　一巡目は　１レッスンに20個（derivative ：派生語　動詞、名詞、形容詞、副詞、など　あればそれらも全て）覚えて、先生が発音するものを聞き取り、紙に書いて提出。　＋　文法用テキストの中、　文章１０くらいを「暗唱」する時間がレッスン開始時に　必ずあった。（💦）

香りのよい　虫よけ効果もある　ゼラニウム（音楽　かんけーない^^;)

♪　高校の帰り、私の通っていた高校は、スカートの色、形など　基準があるだけで、私服に近かったため、英語私塾のある日は、夕食はファーストフード（🍔など）で　てきとーに済ませてから先生宅へ。

♪　この私塾は　グループ授業だったが、津田塾大卒の年配女史（優しくて厳しい）のもと、私が配属されたグループは、5人全員、それぞれ違う学校。志望校も　目指していることも　英文学、医学、生物学、音楽（どらみ）、理系（ひとりだけの男子→後から聞いたのは２浪して医学部、眼科医になった由）と　バラバラ。

♪　国立理系と私立最難関に近い医学部志望、付属校とはいえ、英文科志望の女友達・・・英会話はほぼ皆無だけれど、古今東西の英文読解も難しく、私は　英文法のテキストモンダイが難しすぎて　好きにはなれなかった^^;

♪　が・・当時の（今もあまり変わらないか？）大学受験英語対策に、
F女史の　濃ーーーーーーーーーーーい授業は　非常に役立った。


♪　1人だけ私立の男子校で🏉ラグビー部終えてから、遅刻して出没（暗唱、書き取り小テストが終わる時間に　笑）・・・A君は　女4人に囲まれ　こわかったのか？　口数少なく・・・でも、とても仲のよいグループだった。

♪　学校も違い、めざしているものも違い、利害関係一切ない。
先生宅で　20時に授業が終わっても、医学、生物学をめざす女友達とは
たわいのない話で笑いあい、うん十年を経た今も　仲良く家族ぐるみで付き合っている。

リナリア、背後にプリムラマラコイデス（音楽かんけーない^^;)

レッスン前のバスの中でも・・🎶

♪　毎週日曜、父が駅まで🚙で送ってくれることも多く　助かったけれど

　9時半には家を出て、今は地下鉄等、とても便利だが、当時は　渋谷から

　バスに乗って　音大女史のお宅まで通っていた。

♪　日曜の午前中なので、バスは　ほぼ100％座れる。

　20分～25分ほどの乗車時間、　私は　いつものように　楽器ケースを倒さないように気をつけながら、楽譜を広げていた。

♪　Scales(音階）や、アルペジオ（分散和音　broken chords 英）の「小野アンナ」教本でもなく、

　メインの曲でもなく・・・広げるのは　たいてい　エチュード（Etude 練習曲）　高校時代は　「クロイツェル４２の練習曲」だった。

🎻violinのレッスンを続けていると、おそらく殆どの人が一度は使うんじゃないか？
Kreutezer  42 Etuden 　クロイツェル42の練習曲。後半になると、重音だらけで　楽譜が真っ黒（笑）弦楽器の重音は　🎹と比較にならない難しさ^^;

ニホンゴ版　クロイツェル教本の中身。これは　🎻オクターブの練習

♪　単純な音の並びなら・・・・

私が往きのバス中で広げていたのは、↑のような　比較的　単純な
音が　規則正しく並んでいる練習曲の楽譜。

土曜日も昼まで授業があると　帰宅は午後。

♪　疲れた身体で　音階、分散和音、メインの曲に加え、エチュード（練習曲）も・・となると、数時間練習は　かなりきつい。

が、やらないわけにはいかないので、優先順位をつけ・・・

エチュード（音並びが比較的単純な場合のみ）は　優先順の最後。

♪　間に合わない時、バスの中で　楽譜を広げ、もちろん音は出せないから、アヤシク左指を動かし、「エア・ヴァイオリン🎻」のようなことをしていた。乗客が少ない　日曜午前だったから　あまり周囲の目を気にせず　こんなことをしていた^^;

ピアノでいえば「ハノン教本」のように、学生になっても　プロでも使う　🎻「小野アンナ音階教本」音階だけでなく、分散和音、重音など　基本から徹底的に鍛えられるバイブルのような本。

RODE　24のカプリース　これも練習曲。もう少し難度の高いものもある。
ローデはviolin concert など技術鍛錬しながら・・の曲も多く書いている作曲家。

（もっと　早くから始めている生徒さんは、私が学生になってから　使った
　フィオリロ、ローデ（Rode),　パガニーニ24の練習曲　など　弾いている方もいたことでしょう）


♪　長距離通学、通勤でも、振動の少ないバスや、少し長時間乗る　🚊内は、工夫と気持ち次第で　勉強時間に使える。

♪　私は大学に入った後も、友達とめちゃめちゃ楽しく　おしゃべりして笑ったり、一緒に何か食べたりする時間と、
あえて　一人だけの時間、空間を作って　使い分けていた。
移動時間も　使える時は
読書、学びのために使えるとわかったから。

ミニシクラメン（音楽かんけーない^^;)

　♪　インプットとアウトプット。

　どちらも大切。　質のよいアウトプットのためには、質のよいインプット（読書や学び、練習・・）が欠かせないのは　若い時も　今も同じ。

　体力、気力を考慮しつつ、無理な時は　しっかり心身も休めて

　効率よく　学び、練習し（ミニマムをめざす）、結果は　マックスをめざす・・・　私の　学び方。

　参考になるかどうかは　ひとによって　違うので　自分に最適・・と思われる　勉強、練習法、いろいろ探して試してみてね！　See You !   （続く）