女の読書クラブ

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読書好きな20代アラサーと30代アラフォーが、お互いの好きな本をあーでもない、こーでもない言うブログ。 本から得た学びを皆さんとシェアしたいです🙆‍♀️インスタ更新中👇 https://www.instagram.com/onna_dokusho_club/

最近の記事

分かった気でいる動詞NO.1 「愛する」

現代社会においてもっとも大きな影響力を持っているのは、ロマンティック・ラブと呼ばれる考え方だ。 ロマンティック・ラブ、これは恋愛を結婚へ至る過程として理解する恋愛観らしい。 そして私たちが今当たり前としているこの愛、ロマンティック・ラブは人類の歴史を振り返ってみるとめちゃくちゃ新しい考え方だという。 日本では高度成長期に浸透したものだから、日本史の中でもめちゃくちゃ最近ということである。 なるほど、私たちが愛や恋、そして結婚についてパニックを起こしているのも、長い歴史

    • 恋愛救済の1冊かもしれない

      恋愛を客観的に見るなんて視点、 今まで人生で持ったことはあっただろうか。 人の恋愛はさして興味はない。 ドラマは好きだけど、 こんな恋愛自分ができたらいいなぁと 思ってみている。(私は笑) 恋愛が始まると、とたんに周りの世界が変化する。 眠ってるとき以外は、その人が頭にいるし、 なにもかも放り出してまで、 なにもかもを注ぐ。 そんな恋愛を今までしてきて、 それが恋愛だと思ってきた私。 最近そんな捨て身なことできない自分が、 もう恋愛できないんじゃないかって思ってるとき、

      • 「生きる気力」を削ぐ言葉が溢れた社会で

        なんでだろう。 この詩の一節が、もう何年も私の胸に刺さっている。 あなたは言葉を信じていますか 私は言葉を信じているのだろうか。 未だに答えが見つからない強烈な問いだ。 本書は一貫して言葉について思考する。 著者は言う、言葉が壊されつつあると。 そして本書ではせめて言葉が壊されることを悔しがりたい、と。 確かにツイッターをひらけば驚くほど「生きる」意欲を削ぐような言葉に出会う。 最近だと、私は親ガチャと言う言葉がほんとうに嫌いだ。 ゆるく、柔く、「生きようとする意

        • 誰もが言葉に囲まれて生きているとしたら、どんな言葉に囲まれていきたいか。

          言葉について考えたことはあるだろうか。 普段何気なく使っている言葉。 その言葉について、改めて考えることが今必要なのか。 日々人間は、習慣の生き物だとか思い込みの生き物だと 信じて生きている私は、言葉にも割と気を遣う。 頭のなかでの言葉、自分が使う言葉はいい言葉を使うようにしている。 プラス、ポジティブなもの。 あとは、自分が使っていて嫌にならない言葉。 もし、聞いたとしても自分の中でプラスなものに変化するようにしている。 自分に跳ね返ってくるような気がするから。 みんな

        分かった気でいる動詞NO.1 「愛する」

          自分に起こる出来事は必然?偶然?

          人生に流れとか引き寄せとかあると思いますか? 起こる出来事は必然?それとも偶然? いいことを考えてればいいことが起こって、 悪いことを考えてると悪いことが起こる。 そんなことってないでしょって私も思ってました。 斎藤一人さんの本、私は定期的に読むことにしてるんです。 なんでかって、いい流れやいいことを考えられるようになるから。 少しスピリチュアル的な要素も含まれていますが、 私個人はそこも含めて合う本なんです。 なんかいい人生になるって思える本なんです。 まだ自分の人生を人

          自分に起こる出来事は必然?偶然?

          痛みの中に、価値を見出せるのなら

          私の"人生を変えた本"の一冊に、ヴィクトール・フランクル著の「夜と霧」がある。 第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に入れられた精神科医の話だ。 この本で強烈だったのは、フランクルが語ったある一人の仲間の話だ。 彼は大切な家族を奪われ、収容所で自分も死に直面してなお生きる意味を見出していた。 人間は、動物とは違う。 物事に対して、リアクションする前に、理性をはさむことができる。 例えばどんなに激しく鞭で打たれても、痛い!とそのまま反応する前に理性がある。 どう反応

          痛みの中に、価値を見出せるのなら

          「緊急度は低いけど、重要なこと」に向き合ってますか?

          20代の初めから、自分の人生やキャリアについて真剣に考えるようになった。 できれば、自分の長所や得意なことと、自分がやりたいことの重なる部分で社会や周りに貢献していきたいというのが、最近の思いだ。 でも明確な答えがいまだに出ない。 そんな時、ライフコーチというものに出会った。 ライフコーチとは、 らしい。 さらに簡単にいうと、 だと著者はいう。 私が現在アメリカにいて、こういうコーチングやセラピーなど、“専門家のサポートを受ける”ことが一つの選択肢として持ってい

          「緊急度は低いけど、重要なこと」に向き合ってますか?

          幸せとは他者を一切介在させないこと

          本書では、私たちが平等に与えられている、誰にも脅かされない唯一無二の財産、時間、そしてその使い方について様々なアドバイスをくれる。 私たちは、自分の幸福とか人生が与えてくれるもの、これから獲得していきたいもの、そしてそれをいかに理性的に決断して行動しているかについて考えていないという。 幸せとは何だろう、という問いはここ10年くらい私がずっと持っているものだ。 答えは出ないものなのかもしれないなと思っていたけれど、この前芸能人のマツコさんがこんなことを言っていたのを見た

          幸せとは他者を一切介在させないこと

          誰にでも平等に与えられる財産

          どんな人にも平等に存在する1日24時間という財産。 前借りも後払いもできない時間をどう活用するか。 いや、時間を使って、自分の人生をどう充実させていくのか。 毎日当たり前に来ると思っている24時間。 でも、それが当たり前に来ない日が来るかもしれない。 人間慣れ、習慣の生き物なので、当たり前に来ることを信じて疑わない。 生きていれば24時間はくる。 でも、24時間を元気に過ごせる日はいつまでなのだろう。 これを私が感じたのは最近である。 毎年の健康診断で、再検査通告を受けたの

          誰にでも平等に与えられる財産

          お金ってなんだろう

          きみのお金は誰のため  著 田内学 お金は大切だ。 お金がなければ、生活ができない。 これは、お金がない人からしたら切実な問題だ。 でも、お金が問題を解決してくれるわけではないとこの本では 説明されている。 いやいやいや、お金があればだいたいは解決されるし、 今よりも私は幸せになれる。 そう思っていた。 いや、今でも若干は思っている(笑) でも、お金という概念をこの本は取り払ってくれている。 お金の稼ぎ方とか増やし方とか、そういう本をたくさん見てきた。 もちろんその本もと

          お金ってなんだろう

          あなたはお金のために働くの?

          この本でお金について教えてくれるある人は、お金についてこう言う。 働く=お金を稼ぐこと という考えを大人が言っているのを聞いて育った。 働かなきゃ生きていけないよ、生きていくにはお金が必要なんだから。 正論だと思う。 ただ働くというのは、お金を稼ぐことだけに価値があるわけじゃない。 この本はちゃんとそこを教えてくれる。 社会について誰かがこんなことを言っていた。 社会は自分が生まれるずっと前からあったものだ。だから、今の社会がクソだったとしても、それはあなたのせ

          あなたはお金のために働くの?

          誰にも届かない声をあなたは聞けますか?

          今回はあかりさんセレクト 52ヘルツのクジラ 著 町田そのこ 映画化もされた話題作です。 自分の人生を家族に搾取されて生きた女性、貴瑚と、 母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。 孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、物語が始まる。(裏表紙、あらすじ) 通常のくじらは10から39ヘルツという高さで仲間に歌う。 そのため52ヘルツで歌うクジラの声はどの種類のくじらにも届かない。 家庭環境に恵まれず、誰にも声を聴いてもらえなかった二人が出会い、 人生に運命に向き合う作

          誰にも届かない声をあなたは聞けますか?

          たったひとりの魂の番

          大丈夫だよ。 蟻地獄に落ちるということわざを知ったとき、これはまさしく今の私にぴったりの表現だと思った時がある。 気がついたらポッカリ空いた落とし穴の中にいた。 抜け出したくて、一歩上に登ろうとする度に、砂漠みたいにサラサラした砂の中に足元が沈んでいく。 頑張ろう、前を向こうと気持ちを奮い立たせても、身体が思うようにいかない。食欲はないし、夜眠れない。 心と身体が火を追うごとにバラバラになっていく感覚。 そんな時、ある人の言葉をお守りにしていた。 大丈夫だよ。

          たったひとりの魂の番

          理解されない幸せを握りしめて

          凪良ゆうさんが描く人たちは、いつも常に狭間にいる気がする。 この社会に生きている“私”と、ひとりの人生を生きる“私”。 幸せの形がいつも微妙に世間や大衆、マジョリティから外れてしまうが故に、苦しんだり悩んだりする登場人物に感情移入してしまうのは何でだろう。 うる波ちゃんは大好きな鹿野さんが死んだあとどう生きるのが正解だったんだろう? きっと多くの人は言うと思う。 「悲しんだり、寂しくなって当たり前だと思う。だけどゆっくり彼の死を受け入れて、前を向いて残りの人生を生き

          理解されない幸せを握りしめて

          どんな形でもいい。ただあなたと幸せになりたい物語

          今回は私のおすすめする本 「神さまのビオトープ」 著 凪良ゆう この物語は主人公うる波の旦那さん、鹿野くんが死んでしまうところから 物語が始まる。 しかし、うる波の元に幽霊として鹿野君が戻ってくる。 そして、物語が展開していくのだ。 大好きな凪良ゆうさんの本から出会った素敵な言葉を紹介 うる波は幽霊の鹿野君と生きることを選択するのだが、 世間の普通や共感を求めてくる。 欲しい言葉や自分が間違っていないという証明を欲しがる。 でも、ずれたら違うと批判するのもちがう。 夢が共

          どんな形でもいい。ただあなたと幸せになりたい物語

          悦るってなんだかわかりますか?

          今回はあかりセレクトの 自分をよろこばせる習慣  著 田中克成 この本は、幸せを手に入れるシンプルで 究極の習慣「悦び」を得るための 77個の習慣を紹介している。 ここで出会った素敵な言葉を紹介 自分を自分で悦ばせる。 自分の内面的な要因で自分を悦ばせ、 嫌いな自分でいる時間を減らし、 好きな自分でいられる時間を増やす。 これは私がやった中でも、もっとも効果があると実感しています。 もともと自分のことが大嫌いな私が、 まずは自分を認めるところから始めて、 今では大好きに

          悦るってなんだかわかりますか?