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【髑髏黒板学校】黒板の書き方講座その3【最大圧力と最小圧力でメリハリを】

何度でも書きますが黒板には「メリハリ」が大切です。
メリハリがないと、お客さまは黒板の前を素通りしてしまいます。
前回の講座では、黒板の余白をしっかり使って書きましょう、と伝えました。

余白部分を周囲との「結界」と意識して、黒板の余白、つまりは黒い部分を十分に残して仕上げる。
そうすると、ぎゅっと締まった黒板ができあがります。

今回は、そこにさらにメリハリをつけるために、チョークの「強弱」をつける方法を書いてみますね。

それは、ずばり「筆圧」です。

筆圧の大小で文字や絵の奥行きを出して、立体的な黒板を目指すのです。

太い線で書きたい(もしくは一番に伝えたい)ところを最大筆圧で、
細い線で書きたいところを最小筆圧で書くのです。
お店の黒板だったら、商品名と価格を太い線で最大圧力で書いて、
商品の説明などを細い線で最小圧力で書く感じでしょうか。

新聞の紙面レイアウトと同じように「見出し」と「記事」で字の大きさを変えるようなイメージですね。

最大圧力で書くところは、それはもうチョークが砕けるくらいの圧力で黒板に書きます。
ここで圧をかけた分だけ黒板の表現の幅が広がります。冗談ではなくチョークを砕きながら書きますよ。
私は筆圧を三段階くらいに分けて書くことが多いのですが、まずは最大圧力と最小圧力の二種類で。

最小圧力、もしくは細い線や文字を書くときに一つコツがいるのですが、それはまた後日に。

【黒板に日付を入れると意外と効果ありますよ!】
居酒屋さんなどに入ると、たまに手書きの日付入りのメニュー表を出されたりすることがありますね。「4/4(木)のおすすめ!」とか。
私はこういったメニューが出されると、必ずそこからいくつか注文をしてしまいます。
定番でいつもある決まったメニューではなく、今日この日しか出せない食材の鮮度を感じますし、お店側としても客に損をさせるようなメニューは出さないでしょうし。
ささっと黒板を書く技術があれば、日付入りの黒板がおすすめ。
最新の情報を発信して、店頭商品の鮮度を演出しましょう。
もう一歩突っ込むと、時間も書くと面白いかもしれません。
「4/4(木)17時からのおすすめ!」とか書いてあれば、帰宅時間のお客さまを捕まえることができるかもしれません(スーパーのお惣菜でも「お昼に作りました」とかシールが貼ってあったりしますね)。

これくらいの密度の黒板なら、書く作業は2分以内に収めたいところ(構想などの時間は除く)です。
感謝の「謝」の字が間違っていますね。

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