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腐女子の除霊師がオタクの怨霊と本気でぶつかるマンガ「限界煩悩活劇オサム」

どーも。どこまでもです。

本日はこちら、

あの読み切りが連載してました(完結済)

ゲタバ子「限界煩悩活劇オサム」を紹介します。

元は「腐女子除霊師オサム」というタイトルでジャンププラスにて読み切りで掲載された作品で、掲載当時は作品名はおろか、マンガ内に登場するマンガ「撃叩メンカーバン(撃メン)」のカップリング名までもがTwitterのトレンド入りを果たし、さらにはその撃メンのWebオンリーイベントも開催されるなど、読み切り作品ながらかなりの盛り上がりを見せた本作品の連載版をご紹介します。

作品概要

女子高生、春山カイカ(はるやまかいか)の住む家賃3万のアパートに怨霊が現れた。
カイカは早速除霊師に除霊の依頼を出したが、除霊の為に必要な怨霊の怒っている理由(怨霊が言っていること)が理解できないため除霊ができないと言われてしまう。

その後、カイカは同じ高校に通う除霊師、乾オサム(いぬいおさむ)に怨霊の話していた内容を伝えたところ、除霊を引き受けてもらえることに。

そしてオサムが対峙した怨霊は、相当に癖の強いオタクの怨霊なのであった……

オタクのクソデカ感情がオサムを襲う!

本作では、逆カプ者、ソシャゲのガチャで推しが引けない者、などなど、BL界隈に精通していたり、二次元系のオタク趣味を持っている人なら理解できる感情が溢れ出した者が怨霊となり、オサムに襲い掛かります。

相手が満足するまで語り合ったり、時にはカイカなどの周りの力も借りながら、笑いと友情パワーでテンポ良く進行する除霊パートがおすすめポイントです。

劇中作品、マジでありそうという作り込み

読み切り時にも登場した、男の子2人がメインキャラの少年マンガ「撃叩メンカーバン」に加え、おでん擬人化(男体化)リズムゲーム「あじしみショータイム」といった作品が登場しますが、絶妙にありそうで、BL語りをするには丁度いい仕上がりになっています。

「男が2人そろえばBL」「関係性から連想するBL」という、BL界隈でよく見かける楽しみ方のできる劇中作品も、本作を盛り上げる要素のひとつ。
この作品名でツイッターで検索かけると、その話題だけのツイートとか出てくるあたり、ばっちり刺さってますね。

さいごに

残念ながら、こちらの作品は4巻で完結となりましたが、オタク語り系の作品の中ではめちゃくちゃ限界オタクの解像度が高く、ここまで完成度の高い作品に出会ったことは無かったので、出来ればもっと読みたかった作品です。

ただ、3〜5巻くらいの長さがちょうどまとめ買いして読みやすいとも思っていますので、作品の布教はしやすいかと思います。

おもしれー限界オタクを見て笑えるマンガですので、気になる方は是非。

連載版の試し読みはこちらからどうぞ(3話まで無料)


おすすめ漫画10本ノック、3本目の投稿です。

下書き放置しているうちに完結してしまった作品です。放置しすぎ。実際問題、自分がもっと売れてほしい、あわよくばそれで少しでも作品が延命できればと思ってやっている記事シリーズなので、これは反省。

おすすめ漫画10本ノックをやろうと思った経緯についてはこちらの記事をご覧ください。


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