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異世界RTAマンガ!?最速クリアでも世界は救われない……?『RTA走者はゲーム世界から帰れない』

どーも、どこまでもです。

今回は、異色の新作異世界マンガをご紹介します。

それがこちら。

2023/7/22発売、小出よしと「RTA走者はゲーム世界から帰れない」1巻です。


作品概要

主人公・社畜大帝(HN・以下シャチク)は、大人気RPGゲーム「アナザーバース」のクリア時間を競うリアルタイムアタック(RTA)において世界1位の記録を持つRTA走者

ある日、眠気と戦いながらRTAの特訓をしていたところ、突如アナザーバースの世界に勇者として召喚されるシャチク。
やけにリアルな夢と勘違いしたシャチクは、いつものようにAny%ルート(ラスボスの最短撃破を目指すルート)でラスボス・魔王アポカリプスの元へ向かい、30分もかからずして魔王を討伐。

こうして世界は救われた……と思いきや、シャチクが使用したバグ技の影響で本来起こるはずのエンディングイベントが不発に終わり……?

最速クリアのその後の世界を描く、異世界RTAマンガ。

RTAテクニックが面白く見える。

ゲーム内のキャラが意志を持って生活しているという状態において、イベント(会話)スキップは時短ではなくただの無視であり、体力調整は自殺行為にしか見えませんし、連続操作(カクカクムーブ)や壁抜けなどのバグ使用はもはや何をやっているか分かりません。

こういったRTAでは常識となり、成功すると拍手が起こるような挙動も、異世界の住人視点で見ると異質ということを見せる構成が面白さに繋がっています。

考えてみれば、ドアがあるのに壁から入ってくる人間とか恐怖でしかないですよね……

終わりが始まりとかいう未知の体験、これはワクワクが止まらない。

ラスボスを倒してからが本番、というまずゲームではありえない展開なので、ここから何が起こるかというのが全く読めない、といった点が続きを読みたくなる要素として機能しており、これは発想の勝利ですね。

実際に魔王抜き四天王残しとか、平和とは程遠いですからね……これは荒れそうな予感。

まとめ

私自身もRTA動画見るのは好きなので、この題材はすっと入ってきましたし、RTAあるあるネタが描き方ひとつでここまで面白く出来るのかと、とても驚かされた作品です。目指せ完走(トゥルーエンド)。

私も微弱ながら紙と電子のダブル購入で応援しております。

試し読みはこちらからどうぞ。

ちなみに私が今まで見た中で一番面白かったRTA動画は、ナイスセーヌですね。

暇な時にでもご覧ください。

では。

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