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学校のコンピューターについて

ICT、GIGAスクール構想…と、最近は学校にコンピューターを導入する動きが多いですが、その現状についてお伝えします。

使用用途

まず、早速ですが、僕の学校でのコンピューターの使用用途は、次のような感じです

  • 教師

    • デジタル教科書の表示

    • NHK for Schoolの表示

    • 学級通信の作成

    • 授業中の課題の配信

    • リモート通話

  • 生徒

    • 文章・表作成

    • プログラミング

    • タイピング練習

    • 写真撮影(カメラ付きタブレットPCのため)

    • リモート通話

などと、なっています。
基本的には、教師より生徒の方が使用しているような気がします。少し問題点だなと思ったのは、簡単なプログラミングの中でも最も有名かもしれないScratchです。サイトを見てもらえば分かりますが、Scratchには「作る」機能だけではなく、「見る」(遊ぶ機能)もあります。

そのため、作る分には良いのですが、見る機能で超上級者が作った有名ゲームに極めて似たものや遊びの要素の方が多いものを遊ぶ人がいます。ここは何かしらの対策(フィルタリング等)を行った方がいいと思います。

何のコンピューターを使っているのか

結論から言うと、台湾製の安物です。
具体的には、Acer社のタブレットで、OSはChromeBookです。
プロセッサ(いわゆる脳みそ)はCeleronのN(結構悪い)ですが、そんなにもっさり感は感じません。問題は教師の方の旧PC(これに関しては後ほど)で、IntelのCore i5 8世代で、とにかく重いです。ログインするにも、デジタル教科書のソフトを開くにも、とにかく重い。ハードウェア(物理的なもの)の面では、真っ先に改善するべきだと思います。

「一人一台」の副産物

言っていませんでしたが、一人一台(教師を含む)タブレット型PCが割り当てられました。この、「一人一台」が、原因となります。それが、「パソコン二種類問題」です。先ほどにも書いた通り、ChromeBookが割り当てられたわけですが、学校にあった既存のPC(以下、「旧PC」)が使われなくなるということが発生しました。その旧PCは富士通製WindowsPCで、これまた性能が悪く、ブラウザを起動するのに30秒ほどかかる古いデスクトップパソコンでした。
では、「なぜこんなにも古くて貧弱なパソコンを処理しないのか」と思うかも知れません。生徒側から見る限りは、次の理由があると思います。

1.処理費用がかかる

まずは、金銭問題です。ただえさえ、電子機械にお金を使う余裕がないのだから、なおさらパソコン、キーボード、マウス、スピーカー、配線…と、全てを処理するぐらいなら、置いておく方がいいと考えたのかも知れません。

2.「一応必要」だから

これが1番の理由だと考えます。
ChromebookにはMicrosoft Officeは入っていません(それに似たGoogle社製の物はある)。
それに、Windowsでしか出来ないことも一応あります。
そういった観点から、「一応必要だから取っておこう」となったのかもしれません。

このような考えから、いまだに処理に踏み切れていないのかもしれません。
(ちなみに、昔のWindows2000のPCが、パソコン室の棚に置いてありました。どうなってるんだろう…)

小学生とパソコン

これは、僕自身が見る限りですが、最近の小学生はパソコンが使えなくなりつつあるように感じます。
これはどういうことか、と言うと、
普通のノートパソコンをタッチで操作しようとしたり、Windowsのシャットダウン方法がわからなかったりする同級生を何人か見かけました。
その裏には、こんな事があったのではと推測します。

  1. まず、今の小学生は基本的にスマホを使っている。

  2. そこに、Chromebookが導入された。

  3. Chromebookは、Android(スマホ)にキーボードをつけた様な操作感となっている。

  4. さらに、そのChromebookはタッチパネルが搭載されていた

  5. 結局、タッチパネルでの操作が多くなる

  6. これによって、「画面はタッチできるもの」と覚える

  7. 普通のPCまでタッチで操作しようとする

別に、Chromebookを悪く思っている訳ではありません。
事実、この文章も、半分ぐらいはiPadのタッチパネルで執筆しています。
ですが、もう少しキーボードとマウスで操作するPCの授業をした方がいいと思います。また、Office等の仕事でのコンピューター実習を増やした方がいいと感じました。

先生とパソコン

先生もよくパソコンを使う訳ですが、今度は逆にChromebook等の新しい物に詳しくないと言う事があります。さらにはWordまで、色々な観点から仕方がない事なのかも知れませんが、もう少し勉強してほしいと思います。
先生は労働時間が長く、「過労死ライン」などとよく報道されていますが、ICTを活用すれば、少しでも楽に出来るのでは?と考えます。

最後に

この文章を通して感じたことは、「学校はICTに対してお金を使おう。そして教師も生徒も、学び続けよう。」ということです。お金に関しては無理な所もあるかも知れませんが、学ぶことの大切さは1番学校が知っていると思うので、さらなる発展があればな。と思います。

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