見出し画像

学校掃除、その真相に

学校掃除。僕の通う学校でも、毎日のように行われています。最近は雑巾掛けまで批判する時代にもなりましたが、その実態をお伝えします。

1.縦割り班清掃

僕の学校では、少し特殊な掃除方法を行なっています。
それが「縦割り班清掃」で、クラスごとではなく、全校生徒を学校の掃除区域に同じ数ずつ分け、それぞれに班を割り当てて毎回ローテーションしていく、というものです。
班の中では高学年がリーダーになります。基本教師は掃除の手伝いのみで、直接指示はあまり出さない。このような掃除方法を1年生から行っていました。
他の学校の掃除方法がどうかは知りませんが、この方法はよいと思います。教室から理科室まで自分たちで指示をして掃除するのは自主的でリーダーシップが養われると考えたからです。
これは、他の学校も実践していいと思います。

2.雑巾掛けの現実

前に、ニュースで雑巾掛けに関する記事がありましたが、実際どうなのかについてお伝えします。
結論から言うと、

雑巾掛けはフロアーである床の大体に行っている
膝をつけば小さな汚れが付く。
そもそもこっちからするとなぜ全面モップでしないのか分からない
本当はやりたくない(個人の感想です)

というのが、正直な感想です。
雑巾掛けは、階段や廊下などの場所でも行なっています(さすがにトイレはしない)。
体を鍛える、メンタルをつける等の意味合いもあるかもしれませんが、ただの水でただの布を使ってトイレに行った人の足についた菌つきの床を拭くのは正直いやです。
そんなことをするぐらいならクイックルなどのモップで掃除した方が効率的なのではないでしょうか。
同じことは掃き掃除にも言えます。
ホウキで掃くぐらいならモップや業務用ドライモップで掃除した方が早い気がします。事実、体育館や大きい廊下などでは業務用ドライモップで掃除をしています。

3.なぜ学校掃除は非効率的なのか

このように、今の学校掃除は最適化されていないです。こんなにも、なぜ非効率的なのか。その理由は、次の様なものだと考えます。

A.金銭的問題

学校のコンピューターについて(以下リンク)でも述べましたが、第一に金銭問題です。

モップ、ふきん、洗剤、消毒…といったように、掃除にはお金がかかります。
特に、取り替え式のクイックルなどの掃除器具は初期費用だけではなく、毎回消耗品代がかかります。なので、なかなかほうきと雑巾の状態から脱することができないのではないでしょうか。
(紙を節約してデジタルに切り替えればもう少し余裕ができると思うのですが…)

B.「一生懸命働く」勉強だから

掃除について、文部科学省学習指導要領解説特別活動編(長い!)を確認しました。その文章には、清掃活動について、次の様にありました。

イ 社会参画意識の醸成や働くことの意義の理解
 清掃などの当番活動や係活動等の自己の役割を自覚して協働する
 ことの意義を理解し,社会の一員として役割を果たすために必要と
 なることについて主体的に考えて行動すること。

文部科学省 学習指導要領解説 特別活動編 47ページより一部抜粋

この記述から、「働く意識を持つ」という意味も垣間見えます。そのため、「簡単に終われば勉強にならない」として、未だにほうきと雑巾で掃除を行なっているのではないでしょうか。これが1番の理由だと考えます。

最後に

最後に、掃除は合理的に行なった方がよいと考えます。そのため、縦割り班清掃は推奨し、雑巾掛けには反対します。もっと効率化できる作業を最適化しないのは1番もったいない行為だと思うので、少しずつでも良くなっていけばなと思いました。


熱を出したため、投稿が遅れました。ごめんなさい。これからは、より投稿ペースも上げていきたいと考えています。年末…といえば、大掃除ですね(笑)。家でも学校でも、掃除を頑張りましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?