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浮気から本気へ

いつも私の心を不安にさせる。
もててるアピールと家に女を連れ込んだ形跡。
大抵、彼は連れ込んだ形跡を跡形もなく頑張っているようだが、女の勘は鋭いものだ。
また、転がり込んだ女も、私がいることを察してか、足跡を残していく。

宣戦布告と言うやつか。

私は彼に、チクリと形跡のことを伝えると、しどろもどろになりながら、その場を誤魔化そうとしている。

嘘をつくと見えるんだ。
彼はオーラが一気に真っ黒になる。

わかりやすい。

私はそんなに日々に少し疲れを感じていて悩んでいた。
別れ話を切り出しては、いつも引き止められる。
決心が鈍る。

浮気さえしなければ、あとは、特に悪く思うところはそんなになく。
いや、あるけど、浮気されることが一番引っかかっているから、他のことは目をつぶれるのかもしれない。

だとしたら、とんでもない男と付き合っているのだろう。

そんな日々の中、以前から知り合いだったケントと、たまたま、2人きりになるタイミングがあった。
その彼は私より一回り以上も歳が離れていた。
普段はあまり、プライベートな話をしないが、その日は
何となく、日々の出来事から、恋愛のもどかしさ等、愚痴をこぼしてしまった。

普段誰にも自分の胸の内を話すことがない自問自答の私には、もう、限界が来ていたのかもしれない。

嫌な顔せず、私の胸の内を聞いてくれた。
「僕ならそんなに悲しい思いも寂しい思いもさせない。僕と付き合えば良いのに。冗談じゃなくて。」

普段から彼は、優しかったし、何しろ笑顔にも癒される面はあったけど、歳が離れすぎている。
まさか、私が彼の恋愛対象に入っているなんて思ってもいなかった。

彼の家で軽く飲みながら、愚痴を聞いてもらうことにした。

心の隙間に入り込むっていうのは、こういうことなんだろう。

浮気されてばかりの自分が、恋人よりもさらに年下の男性に好意を抱かれていたなんて。
優越感だった。
少し自分に自信が持てた。

お酒が軽く入っていたせいか、もう、なる様になればいい。そんな勢いもあったと思う。
私はケントに抱かれた。


翌日は、彼と会う約束をしていた。


ケントが仕事関係の大先輩に私との関係を打ち明けたらしく、その人から私は忠告された。

「お前、まだ彼氏と別れてないんだろ。曖昧なことはするな。ケントは俺の大事な仲間だ。お前の彼氏もじゃ。誰もいい思いはしないだろ。」

私は言われずとも分かっていたが、黙って先輩の言葉を聴いていた。

迷え気持ちのまま、彼と会った。
会うとやっぱり別れたくないような気もする。
長年の付き合いからの情だろうか。

「あのさ、ケントっているじゃない。
付き合わないかって言われててさ。」

「俺じゃなくてケントと付き合うの?ケントにもしかして抱かれたりした?
歳がそれに離れすぎじゃないの?」

「まぁ、そうなんだけど。」

「なんでケントと付き合いたいの?俺は?嫌いなの?」

「嫌いとかそういうのじゃなくて。すぐ女連れ込むし、それで揉めるのも疲れたし」


そんなやり取りをどのくらいしたんだろう。

彼は別れる気はないといい、私を激しく求めてきた。

私の心は、ケントと彼の間で揺れ動いている。



と言う夢をみた。

賀来賢人さまに抱かれました。夢ですけど。
私に忠告してきた先輩は笑福亭鶴瓶さんでした。

この夢の意味って、なんだろう。笑
まぁ、現実世界でそんなことはありえないんですけどね。

夢は不安とか欲求の表れだったりしますもんね。

欲求不満なんだろうな。2回も抱いてもらってるし。笑


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