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USCPAならTOEIC950点で米国企業で働ける?

そろそろバンコクか沖縄に戻って働こうかなと思って、実際にバンコクと沖縄に行って様子見をしてきた。

なので、最近はUSCPAについてではなく、バンコク・沖縄、そして転職の話をすることが多くなっているわけだが。


X(旧Twitter)でも、こんなポストをした。


私のキャリアのスタートが米国企業の英文経理で、そのあとも国内・海外を含め、米国企業・BIG4・グローバル企業で会計の仕事をしてきた。

英語で会計の仕事をしてきて、こんな感じの経験を積み上げてきた、そこそこUSCPAという資格にプラスアルファできて評価されているというポスト。


そんな中「TOEIC950点で米国企業で働けるの?大丈夫なの?」という問い合わせがあった。

「大丈夫なの?」と言われると大丈夫な気もするし、大丈夫ではない気もした。。



そもそも、米国企業に転職する際、英会話などほぼできなかった(完全なる純ジャパだったから)。

なので、セブ島で英会話を習いに行った。

正確に言うと、当時、姉がセブ島在住だったので(現在はバンコク在住)、姉の家に居候しながらセブ島のマンツーマン英会話学校に通った(居候先から歩いてすぐだった)。


フィリピン人の先生に、米国企業への転職面接で聞かれると思う質問リストを作ってもらい、想定問答集を用意することにした(たしか100問くらいあった)。

近くのクリスピー・クリーム・ドーナツでドーナツを食べながら、回答をノートに英作文。

学校に行ったら、フィリピン人の先生に添削してもらう。

そして、添削済みの回答を覚え、実際に質問されたと想定して回答する練習をするというもの。

はっきりいって、かなり大変だった。。

日本語でも大変なのに、英語で考えるのだから。


実際に米国企業の転職面接で、想定問答集と同じ質問がされたかというと、まったくされなかった!

会社特有の質問が多く、一般的な質問がほぼなかったから。

ただ、英作文をして回答するという一連の用意自体が効果的だったようで、転職面接では、どの質問にもビジネス英語の色々な言い回しを駆使して回答できた。

ラクラクとは言わないけれど事前準備が功を奏し、無事に面接はパス。

多くの候補者の中から採用された(そもそもUSCPAという資格が強すぎた感じがするけど)。


ちなみに、面接担当者はアメリカ人で、TOEICなどというテストは知らなかった(TOEICは日本・韓国・中国くらいでしか有名ではないから)。

なので、スコアに言及されることは全くなかった。

TOEIC950点なんて、高いのか低いのかすらわかっていない。

英語で書いたレジュメ(履歴書)と英語でやりとりする面接で英語力が判断されただけ(当たり前だけど)。


米国企業に入社後は、英語のライティングや文法などは他の社員よりできたが、英会話は下手だった。

日本人は一人しかいなかったので「日本人は英会話が下手と聞くけど、本当に下手だね。でも、今まで会った日本人の中では一番上手だよ」と、褒められているのか、貶されているのかわからないことを言われていた。


ただ、どんなに英会話が下手だとしても、アメリカ人のCPAの上司には「日本人なのに英語でCPA試験をパスしてすごい!」と尊敬してもらえていた。

一応、会計の仕事自体はできたので、少しくらい(かなり?)英会話が下手だとしても、3か月間の試用期間も問題なくパスした。


今でも英会話が得意かというとそんなことはなく。

最近はそこまではやっていないけど、毎日すごいコマ数ネイティブキャンプで英会話の練習をしていたし。


NCC綜合英語学院にも通っていたし。

この学校に通うと、USCPA受験生時代よりハードな生活になるけど、英語力はものすごく上がる!

USCPA合格者もこの記事を読んで実際に通ったりしてくれている(問い合わせをいただくと、本当に本当につらいけど大丈夫なのか心配にはなる)。


トライズもやっていたし。

NCC総合英語学院のようにつらくないし、オンラインなので負荷は少なかった(その分、英語力の上がり方は小さい)。


話がずいぶんそれたけど、TOEIC950点だとしても(実際は950点を取ってからNCC総合英語学院に通ったりして、どう考えても満点は取れるレベルになっている)、米国企業で働けるが、大丈夫とは自信をもって言えない。

とはいえ、英語で転職面接が突破できるかというと、しっかり準備しておけばTOEIC950点でも大丈夫という結論。


米国企業で働き始めてからは、マヤさんの本にはずいぶん助けてもらった。

X(旧Twitter)でもマヤさんの本はおすすめしている。


どの本もいいけど、やはりこのあたりがおすすめ。


米国企業だとTOEIC10,000点くらいのレベルの人ばかりで(大げさではなく)、TOEIC950点では太刀打ちできない。

だけどその分会計の経験はしっかりと積んでいるので、補足できていると思っている。

英語だけで勝負しなくてもよくて。

資格・経験・知識の3つをしっかり積み上げていくのが大事でしょうね。


米国企業で働くなら、やはりUSCPA資格は最強だと思う。

USCPAに興味をもった場合、「USCPAの始めかた」を参考にしてください。


どこの著書『USCPAになりたいと思ったら読む本』もよろしくお願いします(最後に宣伝)。


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