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【#読書】三流シェフ 三國清三

【感想】
全てを吸収して自分の理想に向かって邁進するようなジャンプ黄金期の主人公感と勢いとスピード感のある物語

ぜひお読みいただきたい。
どれだけ僕がぬるく生きているか反省しちゃう。

三國さんがシェフになって、あの「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉じると決意するまでの物語。
走馬灯屋のように三國少年から青年、中年へと駆け抜けていくようなストーリーで、
こんな後輩いたら嫌だなーと思わざるを得ない嫉妬感と、こんな師匠がいたら師事してみたいと感じるお師匠感もありました。

序盤エピソードでは、総料理長に懇意にしてもらうために、一計案じるところがあって、

たくさんのお弟子さんやスタッフがいる中で、
三國さんが恐れていたのは『総料理長に忘れられること』。
どうにかコミュニケーションを取ろうとされていた。
総料理長があるタイミングで必ずトイレに立ち寄ることに気づいて、そのタイミングで『挨拶をする』ことで『忘れさせない』という一計を案じている。

なんてしたたかなんだろう。

夢を夢のままにしておかないというか、
『こうする』『こうなる』
と腹括って、戦略立てて実行していく
それの繰り返しのような感じでした。

そして、『夢』が完成したと実感されたから、
『次へ行く』と言われている。

『完成したものは壊さなければ次の展開は無い』
とも。

実際は次のお店を開かれて次のステージへ行かれているそうです。


(爆速で読んだから)走馬灯のような書籍でした。


ぜひ皆さんもお読みください。

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