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BWC全戦予選落ちからのBJC3位

こんにちは どひけーです。

僕の過去というかリザルトをなんとなく知ってくれている人からしたら1番謎なのがこの期間なのではないでしょうか。
今回は色んな意味で僕に大きな影響を与えてくれた2人の先輩、高田くんと緒方くんについてのお話です。


2018年シーズン

まずこの話を始めるのに欠かせないのは2018年シーズン。LJCで謎の3位になったことで、BJCは予選落ちだったにも関わらずオリンピック強化選手というものに選出して頂いて、そのおかけでボルダーリード共にワールドカップ全戦参加できる権利を頂きました(とんでもない時代ですね)

そしてボルダー全戦出場した結果、すべて予選落ち。
おそらく日本人初?なのではと思われるひどい成績。
その後リードWCで予選通過したときに、みんなが見てる前で号泣するくらいにはメンタルきてました 笑

ヨーロッパツアー

そんなこんなで悲惨なワールドカップデビューを果たした当時高校3年生の土肥くんですが、クリスマスから年始にかけて人生の転機とも言えるツアーに出かけます。

記憶が曖昧なのでたしかこうだったなーって感じの話になるのですが、高田くん緒方くんの2人がヨーロッパに行こう という計画を立てていて、その話を聞いていた僕が親に確認もせず「一緒に行かせてもらいたいです!」とお願いをしたのがキッカケです。

こんな言い方をしたら怒られるかもしれませんが、1年間一緒にワールドカップをまわったのにめっちゃ仲良くなったとは言えないくらいの関係だったので、今思えば2人とも断りはしないけど絶妙に気まずい…みたいな感じだったのではないかなと。
ミュンヘン空港に着いて入国審査の列に並んでいる時間に何を話したらいいかわからなかったので2人を待たず先に並んで通過した記憶があります 笑

今と髪型違いすぎ


そんなこんなで旅は始まり、レンタカーを借りた(借りてもらった)のですが、当時僕も緒方くんも免許を持っていなかったので1番先輩の高田くんに運転を全任せするという最低なプランでした。

そこから2週間ほど ドイツ→イタリア→クロアチア→オーストリア と旅をしていったのですが、英語力・クライミング能力・対応力 すべてが2人の先輩に劣っていたので(今でもですけど)どこで何をしていてもついて行くのに必死だし、1人だけその場を楽しみきれないときなんかもありました。

以前行ったことあるジムに電車で行く時は最寄り駅に着いた瞬間「あとは案内してー」と先頭を歩かされ、僕が間違った道を選ぶと何も言わず先輩たちだけ正しい道に進んでいったり、駐車スペースがわからなかったときには「ちょっとその辺の人に聞いてきて!」と1人で放り出されたり、当時の自分からしたら凄くスパルタだったんですけどおかげさまで大抵のトラブルには焦らず対応できるようになってしまい、そろそろ1人で旅してみたいなと考えているくらいです。

ただでさえ強すぎる2人と行動を共にしているのに、現地で仲良い選手と合流して登ろう!みたいになって
ヤコブ、ヤン、クルーダーとかと一緒に登らせてもらうと、そりゃあ学ぶことがたくさんあるわけですよ。
登り方、トライ中試していること、考えていること、普段の練習スタイルなどたくさんのことに衝撃を受けて、クライミングスキルも海外生活に関してもレベルアップして日本に帰ってくることができました。

 
2019年のBJC

さすがに2週間普段と違う練習をしただけで劇的に強くなることは無いのでヨーロッパツアーは1つのきっかけに過ぎないと思いますが、あのツアーがなかったら確実に今の自分はいなかったと自信を持って言えるほど、自分のクライミング人生に大きな影響を与えてくれました。

2018年のワールドカップとツアーで感じたことを踏まえ、BJC前の1ヶ月は今までと全然違う練習をしていました。具体的には 色んな1級を安定して少ないトライで登る練習 → 二段、三段を1日かけてトライするような練習 に変えてみたり、課題の強度を上げた分クライミング日数を減らして身体のダメージを調節したりといった感じです。
それが良かったのかたまたま課題がハマったのかはわかりませんが、奇跡的に2019年のBJCで表彰台に乗ることができて初めてボルダーの日本代表に自力で選ばれた といった流れでした。

まとめ

例のごとく話が脱線しまくりで結局何が言いたかったのかわからない感じになってしまいましたが、短い期間だとしても人生のターニングポイントになるような経験は存在するんだよっていうことと、色んな先輩にたくさんお世話になっていますがその中でも高田くん緒方くんには一生頭が上がりませんというお話でした。

強い人に話しかけたり経験したことないことに挑戦したりするのって勇気がいりますが、とんでもないリターンがある可能性を秘めているので、チャレンジ精神を大切にこれからも頑張っていきたいですね!


ここまで読んで頂いてありがとうございました!
また次回🙏🏻


土肥圭太


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