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地震などの災害は起こってみないと自分ごとにならないけれど避難想定はしておこう

2023年5月5日、けたたましい音を立てながら災害通知が鳴った直後に地震の揺れを体感することになりました。石川県能登地方を中心とした地震だったことは開いていたパソコンのブラウザ上で確認し、まずは家族の安否を確認した次第。

地震などの災害って、起こってみないと自分がどんなに準備をしているのか、逆にできていないのかを実感することがありませんが、自然災害はいつ、誰に対しても平等に、時間を無視して襲いかかってきます。

以下は、2019年6月に山形県沖を震源とする地震が発生した際、家族総出で避難をした際の差し迫った状況を受け取りながら避難をしたことを書いたnoteですが、避難をするにしてもどこへ逃げたらいいのかを把握しているといないとでは大きな違いをあることを実感したのを思い出します。

地震などの災害時には何よりも自らの、家族の安全を確保することを優先してもらいたいと思いますが、そのためには準備として何が必要だってことを考えてみます。

どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。

災害が発生した際に何をしたらいいか

地震が発生し、行政等から避難指示等が出ているのかどうかを確認することすらできない場合、何をすべきでしょうか。

状況の把握

もし、仮に行政等からの指示を確認できないのだとしたら、周りに情報を確認する手段が確保できていない可能性がありますので、まずはそれらを確保し状況を把握しましょう。

大抵の場合、通信環境が整っている場所であればスマートフォン等のブラウザを開き、検索をすることぐらいはできるはずでしょうから、それを駆使し、自分が住む、もしくは現在いる地点で何が起こっているのかを把握しましょう。

安全の確保

行政等から避難指示等の確認ができなかった場合、避難をすべきか否かを判断することが難しいかも知れませんが、少なくとも自分や家族、周囲の人たちの安全を確保することを行います。

発生時に怪我をしているのであれば怪我の状況を確認する必要があるでしょうし、建物の中にいたのであればドアや窓などが避難の際に邪魔にならないよう経路を確保することも必要です。

コミュニケーション手段の確立

家族や友人などと連絡を取る手段を確保すること。通信ができるからOKなのではなく、具体的に連絡を取って相手が受信し確認することができるところまでやってこそ、コミュニケーション手段を確立したと言えます。

避難準備と実行

避難の必要があると判断した場合、ガスや電気、水道といったインフラを止め、二次被害を防ぎつつ、可能な限り物資を集めます。食料品や懐中電灯や電池式のラジオに予備電池など、情報を入手できる手段と生存の可能性を高めるための食品などを少しでも多く確保しておきます。

一定の準備ができたら安全に避難します。事前に計画をしていないのだとしたら、一生懸命にブラウザ上で検索し、どこに避難したらいいのか。移動手段はどうしたらいいのかを調べましょう。

避難指示の段階

地震などの災害が発生した際には、行政から避難指示が出されますので、必ずこれを確認しましょう。

避難指示にも緊急度に応じたレベルが分けられており、警戒レベル4までには避難しておく必要があります。

【内閣府】避難情報に関するガイドラインの改定(令和3年5月)

※2019年に避難をした際には「避難指示」の下に「避難勧告」がありましたが、現在では「避難勧告」は廃止されました。

まったく調べてもいない立場からすると、避難勧告と避難指示ではどちらが緊急度が高いのかを理解できないため、避難勧告を廃止したことは評価すべき部分でしょう。

レベル3「高齢者等避難」まで健常な成人たちが安全だってわけではないことには注意が必要です。

レベル4「避難指示」までには避難を完遂させておく必要があるため、優先的に高齢者や子どもたちは避難をしておくことを知らせるものが「高齢者等避難」ですが、自らも避難対象であることを忘れてはいけません。

避難する場所

災害が日常的になることはありませんが、日常の中で起こるのが災害です。

我々は他人から受ける暴力には大きな危機感を覚えるでしょうし、あらゆるコンテンツでも暴力的な描写を見ることが可能で、そこに嫌悪感や忌避感を体感的に覚えることが可能です。

しかし、地震などの自然災害は自然から受ける暴力であるにもかかわらず、実際に被災した経験がない人間は防災の観点がスッポリと抜け落ちた生活を送っており、どれだけのリスクがあるのか全く把握できていません。

ぼくがそうで、基本的に災害等が起こった場合の準備など全くしていませんし、避難する場所すらも把握していなかったのですが、ぼくと同じように何の準備もしていない人は、せめて避難する場所ぐらい覚えておきましょう。

耐震性能の高い建物にいるのであればいいかも知れませんが、築40年以上のマンションやアパートなどにいる場合には避難をした方が安全かも知れません。

自分が住んでいる場所なのか、それとも日常的に通っている職場なのか、はたまた、たまたま行くことになった場所なのかは分かりませんが、即座に自分がどこに逃げたらいいのかを把握することが大事。

それをするからこそ、二次被害を避けることができるため、情報を取得できる状況を常に確保しておくことを意識しましょう。

おわりに

偉そうに書いてきましたが、2011年に起こった東日本大震災では友人や知人が被災し、困っていたことを知っています。

自然災害は無情なほどに圧倒的な暴力によって我々の生命を脅かしてきますから、そこに備えておくことは何もおかしいことではありません。反面、未然に防ぐことができないからこそ、発生した際の準備ぐらいしかできないのです。

せっかく生きているんですから、言われのない自然からの脅威に立ち向かうのではなく、生き延びるための準備ぐらいはしておきましょう。

ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)


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