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ロボットの動かし方(超初級):IMUセンサー編

ロボットに対する感覚は,日本人と欧米人では全く異なるとよく言われますよね.欧米人にとって,非常に賢いロボットの行き着く先はターミネーターに代表されるような人類にとって脅威となるもの.それに対して,日本人にとってのロボットは,鉄人28号やドラえもんといった味方・仲間のような存在.SONYのaiboは,高額にもかかわらずいまだに根強い人気を誇っている.

ロボットプログラミング学習

何かを始める時に,挫折しないコツは,『最初のハードルはできるだけ下げる』です!

ロボット開発の3要素は,
①認知:センサーなどで状況を把握する
②判断:情報をもとに,何をどう動かすのかを決定する
③行動:指令値に基づいてアクチュエータを駆動させる

いきなり大掛かりな駆動ロボットや複雑なシステムを作り始めないで下さい.

M5Stack(小型で簡単マイコン)

私からの推奨は,非常にシンプルなマイコンM5Stackを使って遊んでみることです.

PCとの接続ポートをはじめ,SDカードや液晶画面,内蔵バッテリと至れり尽くせりです.もし,Arduinoだったら,小型液晶を別途購入して,それをArduinoに接続して,何らかを表示させるところまでで,初心者は力尽きてしまいます.

M5Stack

M5Stack用のライブラリもWebにたくさんあるので,PCに接続して,サンプルプログラミングを容易に実行できます.

試してみる(手を動かす)

人の筋トレを見ていても筋肉は付きません.少しでもプログラミングに興味があるなら,必ず自分の手を動かしてみてください.
M5Stackには,IMUセンサーが内蔵されてますので,回転加速度が取得できます.その値を用いて,パソコン画面に表示された物体を動かしてみました.

IMU値で動く

近い将来,コーディングスキルの価値は劇的に下がるでしょう.

では,プログラム開発学習は無駄なのか?
そうではなくて,このようなことができると分かった上で,実際にはどういったシステムを構築し,ある社会課題に対して,どのように改良・適用していけばいいのかを考える力が重要なのだと思います.

まずは,このようなシンプルな動作から,コツコツと楽しんで,これからも週末電子工作を楽しんでいきましょう.


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