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【波上宮】海に浮かぶ竜宮城みたいな神社

季節は冬に入り、いよいよ沖縄も寒くなってきました。
先月まで半袖だったのが信じられないくらいに寒い毎日。
(といっても、最低気温は16度〜20度くらい。)

夏のように海で泳いだり、なんてことはさすがに難しい。

だけど、冬の沖縄も見どころがたくさんです。

人の出入りが少ない美しい海を眺めたり、オフシーズンのビーチをのんびり散歩するのもよし。

夏だと日差しが強く、虫が多いため、観光がしづらい自然豊かな場所へ行ってみるのもよし。

もし興味があるならば、歴史的な建造物や遺構を巡ってみるような渋い観光もおすすめです。

ちなみに、今回は、那覇市にある「波上宮」へ行ってきました。

波上宮は、赤瓦屋根に朱色の柱、色鮮やかな龍の装飾に、シーサーと、沖縄カラー全開の神社です。

また、海を目の前にした高台の上にあり、外観はまるで「竜宮城」。

今回の記事では、波上宮での参拝の様子を紹介しています。

・ちょっと渋めの沖縄観光を楽しみたい
・沖縄の歴史的な建造物を見てみたい
・沖縄のパワースポットに興味がある

という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

\ 動画はこちら /


まるで竜宮城のような波上宮

沖縄県には神社があまりありません。
日本本土とは文化が異なることや、もともと根付いていた信仰の違いがあるためかもしれません。

沖縄県の数少ない神社の一つ「波上宮」。
海の目の前、高台の上に立つ様は、まるで竜宮城のよう。

そんな見た目から観光地としても人気のスポットです。
また、初詣には多くの参拝客が押し寄せます。

◾️波上宮
海が見える高台にある神社。パワースポットとしても有名。
住所:沖縄県那覇市若狭1-25-11
※近隣に有料駐車場多数あり

長年沖縄県に住んでいながら、波上宮へ行くのは今回が初めて。

なぜなら、「波上宮」といえば、
正月休みに、テレビのニュース映像で流れる、ものすごい数の参拝客。
そして、近くを車で通った際に見かける初詣の渋滞。

このイメージが強すぎて、「人混みコワイ」が先に来る。

そんな、波上宮へ行こうと思ったきっかけは、台湾人のYouTuberが紹介していた波上宮の映像を見たことからでした。

確かに、参拝客でごった返しているけれど、そんなことも気にならないくらい雅で美しい空間でした。

YouTube動画の中で、参拝客たちは、みんなで記念写真を撮ったり、美しい装飾を珍しがったり、とにかく楽しそう。

「神社」という神聖な空間ではあるけれど、観光地の一つとして、たくさんの人たちが良い思い出を残しているのかもしれません。

波上宮の駐車場

波上宮の周辺には、有料駐車場がいくつかあります。

波上宮の敷地内に駐車場がありますが、波上宮の参拝客のみ使用ができ、駐車時間も30分以内と決まっています。

もし、波上宮周辺の飲食店や波の上ビーチなどにも足を運ぶ予定がある場合は、周辺の有料駐車場に停めておきましょう。

大きな鳥居

波上宮は大きな鳥居が目印。
時刻は朝の10時くらいでしたが、すでに多くの参拝客たちがいました。

七五三ムードの波上宮

階段には「七五三おめでとう」ののぼりが立っていました。
どうやら、七五三詣の時期のようです。

波上宮の敷地内にある駐車場へ登っていく車の後部座席には、晴れ着姿の子供が乗っていました。

晴れ着姿の子供が通るたびに、参拝客たちの顔がほころぶ。
みんなで子供の成長を祝う習慣ってなんだかいい。

灯籠やしめ縄が日本的な雰囲気

階段脇にいくつも立っている灯籠が、日本的な雰囲気があります。
思わず「日本の神社っぽい」という感想が漏れます。

階段を登った先にある石の大きな鳥居がありました。
この鳥居の横には、お手洗いと喫煙所。
設備が充実しています。

手水舎で身を清める

石の鳥居を抜けて左側には「手水舎」。
参拝の前に、まずは身を清めます。

◼️手水舎
神聖な場に入る前に手を清めるための場所。

海外の方でもわかるように多言語対応の「取水の作法」の看板が置かれていました。

ちなみに日本人である私も、「取水の作法」を食い入るようにみながら身を清めます。

「手水舎」の雰囲気っていいですよね。
ずっと水が流れている様とか。

波上宮の「手水舎」は、龍が口から水を出してくれます。

沖縄的な外観の本殿

「手水舎」で身を清めた後は、いよいよ本殿へ。

本殿は朱色の柱に赤瓦。
豪華な龍の装飾。

本殿を守るのは、狛犬ではなくシーサー。
なんとも、沖縄的な雰囲気です。

ちなみに、屋根の上にもシーサーがいます。
隠れシーサーを見つけた感じがして、少し嬉しい。

参拝の様子

美しい本殿を前にすると、不思議と明るい気持ちで参拝ができました。
午前10時を過ぎると、団体の観光客もたくさん訪れ始め、結構混んでいました。

ゆっくり参拝したい方は、朝早めに訪れるのがおすすめです。

本殿近くの小さな祠

本殿の左脇に、小さな祠が2つ並んでいました。
綺麗な祠に真新しいしめ縄。

大切にされていることが伺えます。

◼️世持神社(左・よもちじんじゃ)と浮島神社(右・うきしまじんじゃ)
2社とも戦争時に破壊されてしまった神社。
現在は「仮宮」という形で波上宮の敷地内で祀られている。

守札・神符 授与所

お昼になるにつれ、参拝客が増えてきました。

私たちが訪れたのは、朝の10時頃。
平日の午前中だったため、人もまばらかと思いきや、そんなことはありません。

思ってたより参拝客が多い!
波上宮、甘くみてました。

そんな中、より多くの人だかりができている場所がありました。
授与所に人が殺到しています。

巫女さんたちによる鬼のオペレーションが見ものです。

お守りって、ちょっとしたお土産にも良いですよね。
日本的なデザインだから、海外の方にも人気のよう。

おみくじをひく

授与所の両端には、おみくじボックスが置かれていました。

1回100円。

今年はもう終わるけど、引いてみることに。

なんと大吉。
だけど、書かれている内容があんまり良くないような・・・。

神社のおみくじって不思議。
「え?どゆこと?」と、首を傾げながらも、ちゃんと読む。
そして、その年に良いこと・悪いことがあったら、神社のおみくじに書かれていたことを思い出します。

「誰にでも当てはまるじゃん」と思いつつも、小心者の私は、病気の欄に「気をつけよ」なんて書かれていた日には、その一年をビクビクと過ごします。

引いたおみくじを「おみくじ掛け」に結びます。

大吉なのに、あんまり良いこと書かれてなかったけど・・・
これで大丈夫!

▼この日訪れた波上宮周辺散策の様子は別の記事で紹介しています。


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