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【にくや】読谷村の肉屋で食べた「クセになる牛汁」

読谷村の58号線を車で走っていると、気になるお店を見つけました。

建物の一階部分にピンク色の外装が目印の「にくや」の看板。
「精肉店なのかな」と思っていたら、なんと食事も提供している様子。

肉屋さんの食事メニュー。
これは期待ができます。

「にくや」は、牛肉や豚肉をはじめとした沖縄県産精肉を販売する他、黒毛和牛といった高級肉の販売をしているお店。

◼️にくや読谷店
住所:沖縄県中頭郡読谷村字伊良皆126
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/nikuyayomitan298/

那覇市でも「にくや」のお店を見かけたことがありますが、食事ができる読谷店に行くのは今回が初めて。

壁際の販売中の精肉が入った冷蔵庫
店内の様子

店内はこんな感じ。
食事スペースがあり、壁際には販売中の精肉がずらりと並びます。

食事メニュー

食事メニューはこんな感じ。
肉屋さんのカレー、トンカツ定食、焼肉定食・・・。
どれも美味しそう。

あれこれ悩んで「牛汁そば」を注文。
「にくや」で取り扱ってる良質な牛肉を使用した「牛汁」。

牛汁そば

サイコロより大きめサイズの牛肉と牛の中身(内臓)が入ったスープに、沖縄そばの麺が入っている。

鰹出汁のスープと牛肉の風味が混ざった良い香りが漂います。

おばぁの謎肉スープの思い出

牛汁を食べるのは、初めて、と思っていましたが、牛汁の香りを嗅いだ瞬間に思い出しました。
「おばぁの家で食べた謎肉スープだ!」と。

昔、おばぁの家に遊びに行った時のこと。
幼少の頃、貧弱でガリガリだった私に「あんたは体が細いから、いっぱい食べなさい」と、お椀にたっぷりよそってくれた「謎肉スープ」。

沖縄県外出身の私は、牛肉をカレーやシチュウ以外で汁物で食べる機会がほとんどなく、ましてや牛の中身をスープとしていただく機会もほとんどありません。

そのため、当時小学生だった私は、初めての謎肉スープこと牛汁の見た目と香りに驚いたことを覚えています。

牛汁そばのゴロゴロ肉

あとで調べてみて分かったのですが、牛汁は滋養食として昔から食べられてきた沖縄の伝統食の一つなのだそう。

おばぁの愛情・・・。

そんな、忘れかけていた幼い頃の記憶を鮮明に思い出させてくれた、牛汁の独特な香り。

にくやの牛汁も、最初は「牛のクセが強ぃぃ!」と絶句しますが、1口、2口と食べ進めると、だんだんクセになり、もっと食べたくなる。

しょうがをたっぷり入れる

味変用に各テーブルに置かれているしょうがをたっぷり入れて、にんにくも少し加えると、牛の臭みが抑えられて、より美味しくなります。
だけど、牛の臭みがないと物足りなさを感じる、それが牛汁。

牛の中身(内臓)

見た目はアレですが、味の要にもなる中身。
こいつが良い仕事をしています。

「見た目がアレ」って言ってごめん!
君がいなかったら牛汁は「ただの牛の汁」であって、私たちの「牛汁」ではなかったね!

牛汁定食

ちなみに牛汁定食はこんな感じ。
汁の上に浮いている牛肉と中身は氷山の一角で、実際は汁の中に具がぎっしり埋まっています。

コメダ珈琲に負けず劣らずの逆・写真詐欺!
メニュー表の写真より、肉ゴロッゴロ入ってますやん。
920円以上の食べ応え!

おそらく沖縄県外で出会う機会がほとんどない牛汁。
もしかすると、モツ料理などが苦手な人は、苦手かもしれません。
ですが好きな人は好きになる・・・というよるクセになる!そんな沖縄料理です。

観光で読谷村を通る際は58号線沿いにある「にくや」の肉料理を堪能してみてください。

\ 動画はこちら /

▼この日訪れた読谷村ドライブの様子は別の記事でも紹介しています。

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