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今の私がするべきこと〜起業への道のり〜

30歳になり、会社を辞め、いよいよ起業することにしました。

以前の会社はとても居心地もよく、新規開業にもなども携わることができ、いい経験もできていました。

ただ、何か物足りなかったのです。

やりたいこと=職場の仕事では満たされませんでした。
色々なセミナーやカンファレンスなどに参加し、多くの知見と経験、人とのつながりを作っていきたいと考えていた私は会社の中で決められた仕事を行うだけでは物足りなく思っていました。
仕事自体はやりたいことの一部であったのですが、そのぽっかり穴が空いた部分を埋めることはその仕事では難しかったです。

起業するにあたって、その仕事の延長線として、コンサルティング事業を開始しました。30歳でコンサルティング会社を起業する?無理だろという反応が多かったです。ただ、外資系大手コンサルティング、マッキンゼーは会計士だったジェームズ・O・マッキンゼーにより1926年(当時37歳)で創設されました。
ドイツを起源とするローランド・ベルガーはBCG(ボストンコンサルティング)の社員でありましたが、29歳の時に独立し、ローランド・ベルガーを創設しました。みな若くしてコンサルティング会社を創設しています。

そんなことが書かれている本を読んで、勇気づけられたのと自分の可能性とやりたいことを追求する勇気を得ました。
ただ、最初は資金面が本当に乏しかったです。

観光業界の給料は高くないため、貯金も少なく、駆け出しのためか私の力量不足のためかアポイントすらまともに取れませんでした。後ほど担当者から折り返します。と親切に対応してくれるのですが、連絡がないことなんてほとんどです。

メールで色々なところに連絡しますが一つも返ってきません。観光庁やコンベンションビューローからも連絡が返ってくることはありませんでした。HPは見てもらっているようなので、スパム扱いされているわけではないようです。

観光事業者向けにコンサルティングは需要がないのかとも思い始めました。
しかし、今後必要になってくると信じて根気強く一つ一つ探していき、クライアント様が見つかったら丁寧に感謝の意を込めて接していきたいと思います。

あとは突撃アポなし訪問が残っています。
正直アポなしで来られるのは対応が面倒でしたので嫌いでしたが、相手にされないのであれば仕方がありません。とりあえず知ってもらうために、近隣は突撃、遠方はSNSを使って発信していこうと思います。

この仕事を考えたとき、自分の中でできることと、世の中に価値を提供できることとしての閃きがありました。仕事をしている中で、社内の人間だと言いにくいこともいっぱいありました。ただ、仕事上、言わなければならない時も多くありました。コンサルティングではないのですが、課題発見、現状把握、解決策の提示、実行、確認、効果測定などをやってレポートして、再度アクションをとる。コンサルティング業務に近いものを行なっていたのです。しかも、会社の立場的に下である私が10歳、20歳の離れた人に仕事(業務ではなく考え方や進め方)を教えたりしていたんです。もちろん後輩の教育は徹底して行い、みな中核として成長してくれたので大変嬉しく思います。コンサルティングをやろうと思ったきっかけはこのあたりにもあります。

人に教えるのが好き、教えなくてはならない、成長を見届けたい、うまく事業が進み多くの人と喜びを分かち合いたい、なんて考えから生まれたアイデアです。

今の私に必要なことは好きなことを仕事として行い、それを形にして、認知度を上げて、楽しく観光事業者様と仕事をすることです。

観光は楽しいものなので、自分が楽しくないと人を楽しませることなんてできないですよね!
残業は極力なしの新しいコンサルティング会社の在り方を模索していきます。

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