おうちボルテの始め方2024(+sdvx_helper紹介)
こんにちは、かたさんです。
長年ビートマニアを頑張っていた僕ですが、去年の9月頃からコナステ版SOUND VOLTEX(以下おうちボルテ)を遊んでいます。
かなり快適に遊べるようになったので、環境構築方法などについてメモしておきます。
僕が開発したsdvx_helperというツールの紹介も含みます。
ここ2ヶ月ぐらいはIIDXよりも多めに遊んでいて、先日ようやくクリムゾンに上がることもできました。クリムゾン到達の記事は別途書く予定です。
環境構築
個人的に必須だと思うものは以下。
オーディオインターフェース(配信や録画もするならループバック対応のもの)
120fpsに対応したモニタ (できれば32インチ以上)
モニタアーム
ボルテ用コントローラ
コントローラを置くための台
そこそこスペックの高いPC
僕の環境は以下の通りです。
オーディオインターフェース: UA-55
モニタ: LG 32GN600-B (31.5インチ、WQHD、120Hz)
モニタアーム: HP BT861AA(エルゴトロンの有名なアレのOEM品)
ボルテ用コントローラ: FAUCETWO 2022
台: サンワサプライのデスク(160x60 ※座り環境)
PC: 自作PC(i7-12700F、DDR4-3200 16GB*2、RTX3050)
オーディオインターフェース
おうちボルテはASIOに対応しているため、オーディオインターフェースを使うのがおすすめです。音ズレが激減して鍵盤の精度が上がります。マジで。
(INFINITASも対応してくれよ…)
僕は元々DTMerだったので大昔のやつを持っていましたが、今買うならSteinberg IXO22あたりがコスパ高めでしょうかね。
OBSへの設定方法は製品による違いがありそうですが、僕が使っているやつではソース追加→音声入力キャプチャから選ぶことができました。(※音声出力キャプチャではない)
モニタ周り
モニタについては、32インチ以上あれば十分快適に遊べると思います。僕は奥行き60cmのデスクに置いていますが、ACでも違和感なく遊べています。ACはほとんどやっていませんが。
あとは、付属のスタンドがピボット対応であればモニタアームは不要です。
僕は机を広く使いたいのでアーム派です。
ボルテ用コントローラ
大正義FAUCETWOを使っています。
ツマミの質が非常に高くて良いですね。
FAUCETWOを買った時点ではACのValkyrie modelを触ったことがなかったのでどうすればいいのか分かりませんでしたが、以下の設定にしました。
ボタン: 三和ボタン
バネ: 60g
スイッチ: D2MV-01-1C3
IIDXのPHOENIXWANはそうでもなかったですが、FAUCETWOはDAOボタンだと結構違和感がありました。慣れかもしれないですが。
PC
コナミゲーはあまりAMD環境でデバッグされてなさそう(偏見)なので、IntelのCPUを選んでおくのが無難かと思います。
(ASIO対応なのでオーディオインターフェースがあればAMDでも快適かも?情報求む)
IntelCPUなら現行世代のi5以上で十分快適に遊べるはず。
グラボもRTX30xx台以上を選んでおけば十分かと思います。
配信するなら、RTX20xx以上でNVIDIAノイズ除去が、RTX40xx以上でAV1のハードウェアエンコーダがそれぞれ使えるのがメリットかと。
NVIDIAノイズ除去はOBSのオーディオフィルタで、打鍵音や環境音のようなノイズを自然にカットできるのでおすすめです。打鍵音がデカすぎる人は使ってみましょう。グラボ側で処理されるのでCPUへの負荷も少なめです。
AV1は比較的新しめの動画像圧縮用コーデックで、9Mbpsで4K配信ができたりします(ヤバい)。広く使われているH.264が古いこともあり、画質の差が相当出るはずです。僕はAV1を使ったことはないのでエアプですが…。
その他
あとは、立ち環境/座り環境に合わせたコントローラの台を用意しましょう。
僕はデスク(幅160cm、奥行60cm)をそのまま使っています。
ちなみに僕が使っている椅子はこれです。27万円の椅子で音ゲーをやる男。
sdvx_helperの導入
僕が開発したおうちボルテ用のツールですが、以下のようなことができます。
曲決定画面の情報を保存しておき、プレー中にジャケット画像や曲情報を大きく表示
その日のプレーログ画像を作成
選曲画面、プレー画面、リザルト画面でOBSのソースを自動制御(表示・非表示)
リザルト画像の自動保存
曲ごとのプレーログを表示
VF対象表の表示
ライバル関連機能(各曲のスコア表示、ライバル挑戦状)
同梱のスコアビューワで自己べ情報を表示
当初は上2つの機能だけのツールでした。
原理としては、プレー画面を定期的にキャプチャし、画像処理の力でシーンやスコア等を認識している感じです。
ジャケット画像や曲情報の表示
このゲームはプレー中の曲の情報が分かりづらいので、曲決定画面を流用して下図赤枠のように表示できるようにしました。
この機能を使えば、配信画面でゲーム画面の中央以外を削ってしまえるのが良いですね。
プレーログ画像の生成
以下のようなプレーログ画像を作成することができます。
配信中に直近の10曲を表示する、みたいなこともできます。
OBSソースの自動制御
選曲画面/プレー画面/リザルト画面でOBS上のソースの表示/非表示を自動で制御する機能を搭載しています。
例えば、
プレー画面でのみ手元カメラを表示
リザルト画面でのみ単曲のプレーログを表示
選曲画面でのみその日のプレーログとライバル欄を表示
みたいなことができます。
以下の動画ではプレー画面を検出して曲情報ビューを表示しています。
(実はFAUCETWO到着前にツールがほぼ完成していたりした)
リザルト画像の自動保存
これもおうちボルテだと結構役に立つ機能だと思っています。
フルスクリーンアプリはWin+Alt+PrtScrでキャプチャ画像を保存することができますが、(多くの人は)おうちボルテの仕様のため保存される画像が横向きになってしまいます。
本ツールでは、
リザルト画面を認識してリザルト画像を自動で保存する
縦向きに直して保存する
曲名認識をしているので、ファイル名に曲名を入れてくれる
といった特徴があります。
曲ごとのプレーログを表示
以下のようなビューを表示できます。
S難易度や単曲VF値なども出ます。最終プレー日が見れるのが地味に便利。
VF対象表の表示
VFや対象曲については恐らく全プレイヤーが気にしていると思いますが、おうちボルテの対象一覧を教えてくれる機能もあります。
VF対象50曲の詳細や各レベルのランプ・スコアに関する統計情報を一目で確認することができます。
見た目についてはHTML5とCSSの力で頑張っています。
CSS職人の朝は早い。
ライバル機能
ライバル機能が存在しないはずのおうちボルテになんと無理やりライバル機能を追加したりもしています。
以下のようなビューが選曲画面で更新されます。
自分でもよく思いついたなという感じですが、次のような仕組みで動いています。
ツール終了時に全曲の自己べ情報をGoogleドライブ上のフォルダにcsvとして自動保存する
ライバルの自己べcsvのURLを登録しておき、ツール起動時にライバルの自己ベストを取得
起動時にライバル挑戦状(お互いにプレー済みでかつライバルがスコアを伸ばした譜面)を表示
ライバル挑戦状まわりは以下のような感じです。
スコアビューワ機能
簡易的なものですが、本ツール内に記録されたスコアの一覧を確認できるスコアビューワも用意しています。
以下のような見た目となっており、楽曲Lvでのフィルタリングや、VF、S難易度、曲名をキーとしたソートなどができます。
ライバルのスコアも確認できるのが地味に気に入ってます。
おわりに
ということで、おうちボルテの環境構築方法及びsdvx_helperの紹介をしてみました。
おうちボルテは楽曲パック未購入でもかなりの曲数を遊ぶことができるのでおすすめです。個人的にはやはりASIOに対応しているのがデカすぎる…。
sdvx_helperはおうちボルテ配信勢にかなり使ってもらえていて、ここ半年ほどでボルテ勢の知り合いがめちゃくちゃ増えたりもしました。感謝。
本記事が何かの参考になりましたら幸いです。
では!
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