見出し画像

アラフィフの私の心身を整えていること

いま現在のわたしの、心身の調子はなかなかいい。
持病をひとつ抱えていて、薬は欠かせない身分だが、それでも。

このまま年をとることは、できないということは分かっている。
今現在でも、二十代の頃の自分とは身体の状態がちがうし、いずれ、さらに老化していき、できないことも増えていくだろう。

実際、急斜面の畑を歩くのも危うくなってきた。


だけど、心身の状態は、二十代の頃の自分よりよいことを考えれば、普段心がけていることや、日常で取り組んでいることを、このまま続けていくことはプラスにはたらく気がする。


私は忘れない。

数年にわたり患ったうつ病が、農作業で浴びる日光と、身体を動かすことによって、ほんの数日で回復の兆しをかんじたことを。


だから、日光を浴びることと、身体を動かすことの大切さを知っている。
雨の日で農作業が幾日もお休みだと、逆に身体が重だるい。


私は知っている。

ネガティブなことを思いながら仕事をしているうちは、いくら身体を動かしていても、ドロドロの血液が体内を駆け巡るのを。
身体もだるく、仕事もはかどらない。

ウソでも「これって、わたしの天職じゃない?これこそが、私の天職なのよ!」だなんて思ってみたり、急斜面の畑を移動するときに、「よっしゃ行ったるで!」と、気持ちを上々にチャレンジする気持ちで挑んで実行すると、サラサラの血液が全身を駆け巡り、活力が湧いてくるのを。


だから、仕事はイヤイヤしない。
(いや、たまにはイヤになることもあるけれど。倉庫内での仕事は特に。)


今となっては「天職」だと言い切れるが、あの時、試しに思ってみてよかった。

誰も笑わないし、思うのはタダ。

そう思って、だれもいない畑のど真ん中で「そう!この仕事は、私にとって、天職なのよ!」と、心の中で大声で叫びながら、作業に取り掛かると、活力が湧いてきた。

集落中に響き渡ることもあるから、さすがに声に出すことはできなかったけど、それでも違った。

それからは、疲れることはあっても、ネガティブな感情は仕事にもたないでいる。


私はおもう。

結局、面倒くさいくてやりたくないこと、必ずやるべきことを、先にやってしまうのは正解だと。

誰でも、面倒なことからは逃げたいけど、先にやってしまうと決めると、やり忘れがない。

先にやってしまうとスッキリするし、面倒な事に限って頭を動かすので、その機会を逃さずに済む。



私はなかなか忙しい。

日常の中に、いくつものルーティーンがあるから。

一説には、ルーティーン化された日常は単調で老化を招くというが、ルーティーンの中に変化を与えたり、過程を多くすると、結構忙しい。

朝、お風呂の水の入れ替えをしている間のチョコッと掃除は、その都度、場所を変えているし、筋トレやお風呂の中でのマッサージの工程は、時々間違える位いくつもあるし、モーニングルーティーンもいくつもあって、時々抜け落ちることもある。

今日も、頭皮マッサージの工程の順番をまちがえた。

20代、30代の頃は、身体が覚えていて、何も考えなくとも自然とできたけど、50代のいま、少し頭で確認しないと、抜け落ちることがある。
だから、それなりに、脳に刺激を与えるのかなと考える。

それに、ルーティーンを決めておくと、「やらない」という選択肢はない。

いま朝のルーティーンに取り入れている筋トレは、3年ほど続いていて、ほんのわずかな時間のものだが、取り掛かりに、一瞬躊躇するときがある。

わずかな時間といえども、面倒で同じ回数をこなすのに、少ししんどくなってきたのだ。

だけども、「やらない」という選択肢はない。

いざ取り掛かってしまうと、途中ノルマを達成するのに少しキツク感じることもあるが、その瞬間アドレナリンが分泌され、活力が湧いてくるのが分かる。

やり切った後は、爽快だ。


カロリー消費を目的にするのなら、夕方が適しているらしいが、朝、筋トレをしている女性は、幸せを感じている割合が多いと言う。

今のわたしは、断然、朝の方を選ぶかな。それは当たってる気がするから。



だけど、そんな私はやっぱし鈍らだから、決めていることがヒトツある。

仕事が休みの日、いつもは時間がなくてできないやるべきことを、最低ひとつ決めることにしている。

たとえば、普段はできないお風呂の掃除や、お部屋の掃除。どこかしらの断捨離作業や、庭掃除。

決して大掛かりなことはしないけど、短時間でできることであっても、それだけで、時間を無駄にしなかったという自己満足の思いに浸れることは、休日を充実したものにする。


私は実感している。

身体は、食べ物でできているということを。

40代の頃、今以上に更年期障害の症状を感じることがあって、身体によいと思ったものを、食事に取り入れることをルーティーンにしたら、年単位でよくなっていった。

自分がよいと思ったものは、長期にわたって食事に取り入れると、身体の調子も変わっていくのだと実感する。


花粉症の症状もやわらぎ、薬を飲んでいても、でていた持病の症状も随分と軽くなった。


腸を整えることは、身体全体の調子を整えることにつながるのを感じる。



一番大事なことは、身体を動かすこと。

身体を動かすと、全身の血液が駆け巡って活力を感じることができ、
身体を動かさないでいると、血液の循環が停滞して、どんよりしているのが分かる。


二番目に大事なことは、仕事を続けること。

畑を踏みしめ、歩くことによって、血流はよくなるし、仕事をしているあいだは、脳を絶えず使うことにつながる。

畑をどう歩いて移動するのか。それだけでも、考えることは必要。


私は運が良いとおもう。


うつ病にもなり、更年期障害にもなり、身体の調子が思わしくなくなったことで、健康に興味を持つことにつながったから。

農業ほど、身体によい仕事はないと気付けたのも、そのお陰。


その仕事を、定年を迎えることなく、一生の仕事にしていけるのは、ほんと、運がいい。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?